ZARD 30周年記念ライブ『ZARD 30th Anniversary LIVE“What a beautiful memory 〜軌跡〜“』10/5リリース記念music freak magazine ZARD特集_VOL.1 (川島だりあ)
10月5日にリリースとなるLIVE DVD『ZARD 30th Anniversary LIVE“What a beautiful memory 〜軌跡〜“』(https://wezard.net/news/news-1315/)のリリースを記念して、『music freak magazine ZARD特集』を2回にわたってお届けします。
第一回は、ZARD 30周年記念ライブにゲスト出演された、川島だりあさんのインタビューを公開。
初めて会った日のことや、提供楽曲について、30周年記念ライブのこと、ZARDの楽曲の中で特に好きな3曲についてなど、今だから話せるエピソードも満載の貴重なロングインタビューとなりました。
music freak magazine ZARD SPECIAL EDITION VOL.1_DARIA KAWASHIMA
''泉水ちゃん、摩季ちゃん、バンドメンバー、観客の皆さんと一体となれて最高のライブでした。''
●ZARD/坂井泉水さんと初めて会った日のことを覚えていますか?
川島だりあ(以下川島):鮮明に覚えています。というのも、その日は私がプロデューサーの長戸大幸さんに初めてお会いした日だったんです。
私は19歳の時にデビューしているんですけど、2〜3年経った頃から、「このままだと自分のやりたいことができない!」と悩むようになりました。そんな時、知人を通じて長戸さんを紹介していただきました。
●それはいつ頃ですか?
川島:確か1990年11月だったと思うんですけど、自分で作ったデモテープを持って、長戸さんの会社(ビーイング)がある六本木に行きました。デモを聴いていただき、お話をするうちに、「ウチでやろう!」と言っていただいて、「バンドやろうよ!」など色々な話で盛り上がりました。それがお昼頃だったのですが、「後でもう一度来れる? 今度ZARDっていうのをやるんだけど、コーラスをやって欲しいんだ」と言われまして。
●会ったその日に?
川島:そうです。もう一度夕方に出直して、今度はビーイングの自社スタジオ「スタジオバードマン」の2階に行きました。その時に長戸さんから泉水ちゃんを紹介されました。
●坂井さんと何かお話はされましたか?
川島:その時は簡単な挨拶程度でした。長戸さんから一言、「君たち同い年だよ」って言われたのを覚えています。
●坂井さんの第一印象はどんな感じでしたか?
川島:「派手〜!」と思いました(笑)。冬だったので、フリース素材みたいなモコモコした上着を泉水ちゃんが着ていたんですけど、それが赤、黄、緑みたいな物凄くカラフルだったんです。それに、ミニスカートで、ロングブーツを履いて、丸いフレームの黒いサングラスをかけていました。親交を深めるようになってから、「最初に会った時、何であんな格好してたんだろう?」って不思議に思ったんですけど、最近になって当時のスタッフさんから、「撮影用の衣裳だったんじゃない?」と聞いて腑に落ちました。まだデビュー前でコンセプトもしっかり定まっていない時に、「ロック」や「ブロンディーみたいな」といったキーワードを与えられた泉水ちゃんが、撮影用にすごく派手な衣裳を準備してきたことがあり、その時に撮った写真はZARDのイメージと違うからNGになったそうなんです。もしかしたらその時の衣裳だったのかもしれませんが、何の説明もなくいきなりド派手なジャケットが目に入ってきたので、「ミュージシャンというよりも、モデルさんがCDデビューするのかな〜」という印象を受けました。
実は、私も泉水ちゃん同様にモデルから音楽活動をするようになったので経歴は似てるんですけど、自分とはちょっと違う雰囲気を感じたし、ずっと大人っぽく見えました。
●その後、坂井さんのイメージは変わりましたか?
川島:長戸プロデューサーが何度か一緒に食事やカラオケに連れて行ってくれたことがあるのですが、とても気さくで、最初とは印象がガラリと変わりました。
●思い出深いエピソードはありますか?
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