OLDIES GOODIES #106_「ZARD6週連続SPECIAL (sixth week)
ミュージックフリークマガジンいち押しラジオ番組♪♪♪ フォークシンガー・ばんばひろふみ氏と、音楽プロデューサー・長戸大幸氏が圧倒的な音楽知識と豊富な経験で、1950~70年代の洋楽を中心に多くのアーティストがカバーする大ヒット曲や、ここでしか聴けない激レア音源等を紹介してくれる「OLDIES GOODIES」をご紹介!
★プレゼント情報
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ばんばん)今週も始まりました「OLDIES GOODIES」。ばんばひろふみです。
大幸)長戸大幸です。
ばんばん)ZARDのミュージアムが東京六本木ビーイング鳥居坂ビルで開催してましてね。
大幸)はい。もともと大阪でやったのが好評で、今回東京でもやってるんで、ラジオでも特集しようかなってことで。今日がそのZARD特集としては最後ですよね。最後のゲスト。
ばんばん)ZARDの関係者のゲスト、今日がトリ!
大幸)ZARDのディレクターの寺尾広(※注釈1)さん。
寺尾)寺尾広です。よろしくお願いいたします。トリなんですね。
ばんばん)寺尾さんはまだお若いですね?
寺尾)いや、でも〜まあ一回り違います、長戸さんとは。一回り下ですね。
ばんばん)寺尾さんはサウンドディレクター?
寺尾)そうです。ずっとやらせて頂いております。
ばんばん)どういう関係で知り合ったんですか?
寺尾)中途採用で面接行った時に拾って頂いたという感じですかね。
ばんばん)何をしようと思ったんですか?
寺尾)アシスタントディレクター、作曲、編曲って書いた履歴書を提出しまして。長戸さんの時は集合面接で、履歴書の話は出なかったんですね。で、最終面接で僕の上司になる人が、「君は合格だよ」って言った時に僕が履歴書を見たら、作曲、編曲のところにバツ(×)してあって、アシスタントディレクターに丸(○)してあったんで、「あっ、そういうことだな」と思って。そんなに甘いわけないよなと思って、ずっとそれから勤めております。36年ですね。
ばんばん)今はサウンドディレクターでしょ?
寺尾)はい。
ばんばん)サウンドディレクターってのは、レコーディングディレクターとまた違うんですか?
寺尾)いやレコーディングディレクターと同じですね、基本的には。まあ、音を完成させていく、ヘルメットを被ってない現場のおじさんみたいな感じですね。
ばんばん)(笑)
大幸)(笑)
寺尾)ヘルメットをかぶってない工事のおじさんみたいな感じです。
ばんばん)長戸さん、分からへんわ。
大幸)分かんないですね〜。まあレコードディレクターと一緒ですよ。
ばんばん)は〜は〜、なるほど。ということは当然ZARDにも関わってこられた?
寺尾)はい。デビューの時からです。まあ長戸さんに後から聞いたんですけれども、彼女が自由に肩の凝らない形でやらせてあげたいってことで、当時まだ若かった僕とエンジニアの島田さん、前にゲストで出られた、この二人を選んだんだよって言われました。
ばんばん)そういう風に、坂井さんに気を遣わさない、リラックスさせるっていうね。
寺尾)いや〜どうですかね、その時はもう初めての大舞台に近かった、それまでもB.B.クイーンズさんとかTUBEさんの現場に僕はいたんですけど、「お前だけだよ」っていうのは初めてだったと思うんです。
ばんばん)なるほど。抜擢されたという感じ。
寺尾)抜擢というよりは、走りながら考えてる感じでしたね。
大幸)彼だけはディレクターの中で相当絶対音感が強いんですよ。
ばんばん)へ〜。
寺尾)そうみたいですね。
大幸)だからぱっとコードを聴いたら何のコードかすぐ言える。特殊能力ですよ。僕なんかコードを考えるのだいぶ時間かかるんですけど、この人は即座。それがジャズだろうが、クラシックだろうが。
ばんばん)それはいいですね。
大幸)はい。便利ですよ。絶対音感3音だけじゃないんですよ。4音、5音も。
寺尾)で、まあ便利だというところで、多分重宝したと思うんですけど……長戸さんからもお聞きしておりましたが、便利だと音楽は詰まらんものになるだろうと。音楽というのはそういうものじゃないと。それをすごい学ばせて頂きましたね。自分は絶対音感があるってこともそんなに気付いてないというか、日常の暮らしの中で、みんなそういうものだと思っていたので。例えば、電車の動く音とか、「あ〜コレ、今F#からずっと上がってるな〜」とか。そんなの誰も考えないじゃないですか。
ばんばん)考えないですね。
寺尾)僕は子どもの頃はそういうものだと思ってたので。「じゃあ普段全ての音をそうやって聴いてるんですか?」って言われると、聴いてないんですよね。聴こうと思ったら聴けるけど、普段は全然考えてないです。
大幸)奇人変人ですよ。
ばんばん)(爆笑)
寺尾)多分そうだと思います(笑)
ばんばん)それ、ZARDに落とし込んだ時にどういう風にその能力を使うんですか?
寺尾)どちらかというと使ってないかもしれないですね。例えば譜面をとる時とかは誰よりも早く、楽器なしで書けるのはまあ便利かもしれないですけど、音楽ってじゃあ「歌の音程が悪い」って言っても、音程が合っていればいいってものでもないと思うんですよね。しかも彼女のデビューが「Good-bye My Loneliness」なんですが、あの歌は今聴いても、ちょっと怒られるかもしれないけど、音程があまり良くないんですよ。
ばんばん)ピッチがずれてると。
寺尾)まあそれがいいと思うんですけど。多分僕はそんなことあまり考えずにこの声がいいなと思って、それを選んでるんですよね。だから音程がいいかどうかっていうと実はそうでもなかったり。だからそういう意味で仕事に生かしてるかというと、それはまた別かもしれないですね。
ばんばん)ふ〜ん。
寺尾)今一番生かしてるのは、自分がコーラスをやるんですよ。歌で。SARD UNDERGROUNDってトリビュートバンドの時のコーラスは便利かもしれないです。1音だけ当てるとか、そういうの自分で瞬時に歌えるので。まずCを歌ってそれを聴きながら別トラックでDを歌って、「あ〜これ、Add9th(アドナインス)にちゃんとなったなとか自分ですぐ分かるので。
ばんばん)羨ましい!
大幸)羨ましいですよ。
寺尾)そこは便利だと思います。長戸さんから「まだコーラスやっていいよ」ということなんで、やらせて頂いてるんですけど。
ばんばん)そうなんですか。
寺尾)まあまあ、アラ還ですけど、年齢は(笑)
ばんばん)へ〜、すごい経歴ですね。
大幸)でも音楽に詳しいから音楽が出来るわけじゃないんで。
ばんばん)確かにね。
大幸)相当そういうことに関しては詳しいです。絶対音感あるから。
ばんばん)すごく便利ですね。
大幸)使える時は横にいたら便利ですよね。いつもコレでは大変だと思うけど(笑)
寺尾)いや、意外とそうでもないです。
大幸)いやいや(笑)
寺尾)まあ今日はZARDの曲を選ぶということで、長戸さんから絶対音感ではない音楽の機微みたいなものを、坂井さんと共に学ばせて頂いたものがあるので、その辺のお話も出来たらいいなと。
ばんばん)じゃあ、まず一曲選んでください。
寺尾)まずやっぱりですね、「Today is another day」(※注釈1)。
ばんばん)コレは、どういう思いがありますか?
寺尾)思いとしては……、2004年の坂井泉水さんがご存命の時にツアーがあったんですよ。で、全国回りまして。大阪の弊社のビルにリハーサルスタジオがありまして、バンドはもう1月からずっとやってたんですけど、坂井さんは2月下旬に来て1回だけ参加しただけで。最初の3、4曲ちょっと歌って、その後「愛が見えない」って曲のテンポを1か2落として欲しいって言って、その場でそれを確認した後はずっとただ見てるだけなんですよ。で、あとは東京に帰って、もう一度練習してくるからと。
その時に、長戸さんから、「坂井さんの練習用に歌なしでバンドだけで演奏したものを録音して」という指示があって、じゃあそれやろうってなって、やってたんですよ。その時にこの「Today is another day」の時だけ僕がエアドラムっていうんですか、叩いてたらしいんですよ。そしたら坂井さんが『寺尾さんって「Today is another day」が一番好きなんですか?』っていうから、『えっなんで?』って言ったら『いや、その曲の時だけエアドラムをやってました』って言うんで、僕は無意識だったんですよね。
ばんばん)あ〜。
寺尾)「と言うことは、ライブに向いてる曲なのかな?」と思ったら、やっぱり意外にライブで映える曲になりまして。
歌詞は長戸さんからの話で、「風と共に去りぬ」っていう映画がありまして。
ばんばん)名作ですね。
寺尾)スカーレット・オハラですか、ヴィヴィアン・リーさんが最後に話す、何でしたっけ?
大幸)「Tomorrow is another day」。
寺尾)「明日は明日の風が吹く」。「明日は今日以上に良い日にしてやろうぜ」って意味だと思うんですけども、それを「今日は今日の風が吹く=Today is another day」っていう風にしたらどうだって話がありまして。で、それを元に曲を書いていって。
話逸れますけれども、デビューの時に詞は自分で書くんだよと長戸さんが坂井さんに言ったことをずっと守って、彼女は毎日詞を書いていたんですよ。亡くなる数日前までだと思うんですけども。で、亡くなった後に歌詞のいっぱいある束の中から阪神淡路大地震のことっていうメモが見つかりまして、そこにこういう風に書いてあったんですよ。「悲しい現実を嘆くより 今何をできるかを考える」って書いてあって、それが結局この曲の2番のサビの後半ですね。「悲しい現実を嘆くより、今何をできるかを考えよう」って。
ばんばん)あっその歌詞が出てくるわけですか。
寺尾)そうなんです。表向きは「今日は今日の風が吹く」、失恋してるけど何となるかなって思ってる歌なんですけど、裏に色んな思いが詰まってる。
ばんばん)その阪神淡路の被害を受けた方に対する応援歌というか。エールですよね。
寺尾)はい。あるいは自分自身がどうしたらいいかなってことですよね。だから本当に付け焼き刃でこの曲に歌詞を書いてみようって書いているのではなくて、毎日長戸さんの指示に従ってずっと書き続けていた。「書くんだよ」って一言でずっと最後まで書いていて、曲がきた時に「この曲は、じゃあここから持ってこよう」、「あっこの言葉が合うかな」っていうジグソーパズルっていうんですか、元のメロディがあって、そこにコレが合うかもしれないって形でやってました。
大幸)曲はもう随分前からあるんですよ。ZARDのデビュー前から100曲くらい持ってましたから。ZARDの作曲家たちは坂井泉水に会ってないんですよ。僕は集めてきた作曲家のデモから選んで、いい詞をつけろって言ってやっていたので。
ばんばん)この曲、大幸さん聴いてどうですか?
大幸)いや曲よりも詞がいいですよね。何がいいかっていうと、「口がうまい人だと 誰かにきいた 目の前のとっても弱い人は うそなの?」って。
寺尾)コレ、すごいですよね。
大幸)うん。
ばんばん)なんかドキッですね。
大幸)「疑いだしたら きりがないのにね バカみたい それでもあなたの夢を見る」って言ってるんですよ。
ばんばん)うお〜。
大幸)詞が素晴らしいでしょ? 詞が素晴らしいと曲がよく聴こえるんですよ。それから、「Today is another day」のジャケット。コレは、モナコですか。モナコ行った?
寺尾)僕は行ってないです。海外どこも行ってないんです。
大幸)コレ、「写ルンです」の写真なんですけど。このジャケットの写真。
寺尾)「写ルンです」って当時ありましたよね。
大幸)300円くらいのカメラ。
ばんばん)使い捨てみたいなやつですよね。
大幸)紙で出来たようなね。
寺尾)記録用で撮影に同行したスタッフが持ってたわけなんですけど。
ばんばん)でもこうやってね、言われたらそうかと思うけど、わざとこういう質感というか、そういう風にしてるのかなと思いますよね。
寺尾)あ〜質感!
大幸)そうだよね。全く「写ルンです」とは思えないですよね。
寺尾)色んな多くの写真の中から、長戸さんはそういうのも普通に選ぶわけですよ。だからいわゆる画質がいいとかじゃない。音程がいいからいいわけじゃないのと一緒ですけど、良ければ良いっていうわけじゃない感性で、それが後世に残る作品になるだろうってことで。
ばんばん)今回6週ずっとZARD関係の人にきてもらって、色々話してますけど、結局ね、長戸大幸賛歌ですね。いかにすごいなって。僕もそこまで詳しく知らなかったですから。すごい人やったんやなって。
大幸)いえいえ。まあそういう作品でしたけれども、それからいきましょうか。
ばんばん)はい。「Today is another day」。
ばんばん)さて、次は?
寺尾)1stシングルのカップリングになりました「愛は暗闇の中で」(※注釈3)。コレは自分でアレンジをさせて頂いて、しかもディレクター駆け出しの頃で。坂井泉水さんは、いわゆるA面の「Good-bye My Loneliness」はすごく歌入れに時間かかったんですけど、コレはすぐ終わったんですよ。2、3時間ですかね。何回か歌って終わりで、「楽しかった」って坂井さんも言ってましたけど。
その後にコーラスをやろうってことになって、坂井さんではなくて川島だりあさんと、アースシェイカーというバンドのマーシーさん、このお二人を長戸さんがスタジオに連れてきて、「今からやって」ってことでやったんです。で、その時に長戸さんのことを改めて「うわ〜すごいな」って思ったことがありまして。「コーラスを音程でやるんじゃなくて、例えばマイクが立っていて、近くでベースやギターが弾いていて、「駆け抜ける〜」って歌った後に、「Free way」ってマイクに向かって歌うような。いかにも段取りのように待ち構えて歌うんじゃなくて、「あっここコーラスだな、歌ってみよう」ってことでパッと歌う感じというか。「それがロックっぽいだろう」という風に仰って、「そうだよな」ってすごく思いまして。
大幸)だからジョージ・ハリスンが、いわゆるポール・マッカートニーのマイクへ近づいていって歌うみたいな。
寺尾)そうなんですよ。まさにそういうお話をされていました。すごく分かりやすかったんです。コーラスってそういうカッコ良さ、それを存分に出した方がいいよなと。
ばんばん)その雰囲気が出ましたか?
寺尾)出たと思っております。
大幸)相当ロックっぽいですよね、デビュー曲にしては。しかもコレ、詞が「日曜日は彼女のあげる」って、坂井さんが最初に書いてきたのを使わなかったんです。若いのにそんな、まずいだろって。
ばんばん)不倫の歌になっちゃうしね。
大幸)はい。
寺尾)若すぎる(笑)
大幸)結局亡くなってから使いましたけど、本当はこの曲(1st SgのC/W曲)で使うはずだったんです。では、「愛は暗闇の中で」。
寺尾)それでですね、この曲のミックス、最終仕上げの時に僕がアレンジャーでディレクターなんですけど、長戸さんから「お前来なくていいよ。こっちでやっとくから」と。「あ〜そうなんだ」と思ったんですけど、まあ早く帰れるからたまにはいいかなって、帰ったわけです(笑)
ばんばん)ははは(笑)
寺尾)それで、次の日に聴かせてもらったら、オーケストラヒットっていうんですか、“ジャン”っていうのを結構ふんだんに入れてたんですけど、ほとんどカットになって、サビの一部分だけちょっと入ってたんですよ。僕は心残りというか、ちょっとショックだったんですね。でも、それ大正解! つまり流行り物はすぐ廃れますよね。で、今この曲を聴いてもエバーグリーンで、しかもカッコいい! いや〜本当にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
大幸)いえいえ。
ばんばん)なるほどね。
大幸)僕はだいたい流行り物が嫌いなんですよ、何でも。
寺尾)90年台の初頭、みんなテレビ出た時に肩パットを入れて、眉毛が無いって人が多い。メイクもすごくしていて。その中でZARDはすごく自然体で、肩パットも無しで、まあ坂井さんは姿勢が良かったんで、スタイル良かったんですけど。
ばんばん)そうでしたね。さあ、続いての曲いきましょうか。
大幸)続いては、寺尾さんが作曲した曲で「お・も・ひ・で」って曲です。
ばんばん)作ったんですか?
寺尾)最終的にまあ、ZARDで使って頂いたって感じですね。
ばんばん)コレは、どういう思いで作られたんですか?
寺尾)コレは1998年になる時に、僕が担当していた人たちが自分で全部やるようになってるよと。で、ZARDは手伝えばいいからと。坂井さんはディレクターだし、他も自分たちでやりたがってると。そのかわりもう一回作曲家をやってみないか?と当時の上司を通じて長戸さんからお話を頂いたんです。僕は「一日考えさせてください」とお返事しました。
ばんばん)うん。
寺尾)僕、90年代の前半にはアレンジや作曲の仕事は多かったんですけれども、それからずっとやってなかったんでどうしようかな〜と。じゃあケツに火を付けるという意味で、「給料最低でいいんで頑張ります」って言ったんですよ。ちょっと大変でした(笑)
ばんばん)一応、自分を追い込んだわけや。
寺尾)はい。いや追い込まないとちょっとダメかなと思って。
ばんばん)でも、結局はそれが良かったわけや。
寺尾)良かったというか、会社にお借りしなきゃいけなかったりとか(笑)、そういうことにも繋がってしまうわけですけども。
ばんばん)でも自分が作った作品がZARDのヴォーカルで出たわけでしょ?
寺尾)まあそうですね。ただ「お・も・ひ・で」はですね、その指示があってから1曲目に作った曲なんです。提出し続けて60曲作った時に連絡があって、「お前の曲使うよ」って言われて、それが1曲目に提出した曲だったんですよ。だからまあ60曲提出して、(作曲家として)やれそうなかと思われたのかちょっと分からないですけど。ちなみに60曲目はラップの曲だったんですよ(笑)。もしかしたら覚えていらっしゃらないかもしれないですけど(笑)。だんだんヤケクソになってきて、ラップ行ってみようかって作ってみて(笑)
ばんばん)でも結局1曲目が、一番良かったんや。
寺尾)そうです。60曲目では「♪ 僕は道を歩き始めました〜(RAP)」みたいな、ずっと言ってるだけで歌でも何でもないようなものを作りましたね(笑)
ばんばん)はははっ(笑)。
寺尾)「お・も・ひ・で」はイギリスの曲みたいにしたいなと思っていたので、「アニーローリー」ってスコットランドの民謡とか、アイルランドの「ダニーボーイ」、ああいう感じの曲にして。あと結果論ですけど、Aメロがビートルズの「IN MY LIFE」。ジョン・レノンが作られた、アレにすごく似てる部分があって、だからそういう意味でもイギリスらしさが出た曲なのかなと思っております。
ばんばん)なるほど。
寺尾)それで、『時間(とき)の翼』(※注釈4)というアルバムがありまして、コレはあまり内容が良くないといって、自然消滅じゃないですけど、もう一回工場で擦り直すことをやってなかったんです。ZARD 30周年の記念に、それをもう一回作ろうよという話がありまして。坂井泉水さんもアレはちょっと後悔していたってことだったので、その意思を継いで長戸がやるからということで全面的に指揮をとってくださって、去年リリースし直したんですが、その中にこの「お・も・ひ・で」がいい形で蘇っている感じがしておりまして。
ばんばん)分かりました。じゃあそのバージョンで。「お・も・ひ・で」(※注釈5)。
ばんばん)寺尾さんは、ZARDの坂井さんの魅力って何や思いますか?
寺尾)魅力ですか? やり続けたことですかね。歌うこと、歌詞を書くこと。途中、1年半くらいちょっと休養していた時期もあるんですよ。でもずっと同じような感じで、「私はZARDの坂井泉水をやるんだ」っていうことでやり続けたっていうのが、僕は実は一番すごいんじゃないかと思います。
ばんばん)そうですよね。売れたりして立場が変わってくる中で、例えばちょっと着飾りたいなとか思うわね、人間ね。でもそれをせずに、ずっとそのイメージを押し通したっていうのはすごいなって思うし。それは、大幸さんと喋ってる中でも、そういう風にやらしたって話が出てきて、やっぱりすごいですね。
大幸)いや、僕がやらしたというよりも、本人がそういう部分を持っていたと思うんですね。
寺尾)そう思います。
大幸)ねえ〜。まあ昔の小説家とかと同じような意識だと思います。エッセイストとか。言葉をすごく大事にしたいって言ってましたからね。で、難しい言葉じゃなくて、簡単な言葉で難しい内容を表現出来ないかっていうことは、いつも言ってたんで。
ばんばん)あの〜、大幸さんが坂井さんに「毎日詞を書け」って言わはったでしょ。それ大変難しいことですよね。
大幸)そうですよね。
ばんばん)日記でも嫌になるもんね。
大幸)だから彼女が僕にいつも詞を持ってくる時は、キャリーバックの中にど〜んと詞を詰め込んで持ってくるんですよ。
ばんばん)ほ〜。
大幸)読めないくらい沢山あって。
寺尾)で、坂井さんは例えば「今回、長戸さんと打ち合わせするよ」って言うと、そうやってキャリーバックで持ってくるわけですよ。で、開けたらいっぱい入っていてビックリしたんですけど、「この中のコレと、コレと、コレあたりは、今回のアルバムに合うと思います」って。10cmくらいある厚さの中からざ〜っと出すわけですよ。で、「それ順番変えて大丈夫か?」って尋ねると、「いや大丈夫です」って。彼女の脳の中では整理されてるみたいなんですね。特に通し番号がついてるわけでもなくて、色んな形の、ルーズリーフだったり、レターセットみたいのだったり、裏紙ですかね。そういう色んな紙に書いてました。不思議でしたよね、整理されてないのに彼女の中では分かるっていうのが。
ばんばん)ん〜。それを最後に大幸さんが組み立ていくわけですか?
大幸)いや組み立てるのは本人ですけど、僕は横で。まあ、まだまだ詞はいっぱいあるんで、結果的にはZARDのトリビュートバンドであるSARD UNDERGROUNDに詞を提供してるのも、そういう彼女が遺した詞の中からなんですよね。
ばんばん)未発表がいっぱいあるんや。
寺尾)今おっしゃったみたいな、フル尺であるのもあれば、エッセイみたいに何ページもずっと世の中のことを怒ってるやつとか、色んなのがあるんです。あと一行で、さっきの「悲しい現実を語るより今」みたいな珠玉の一行が何ページも書いてあったりだとか。例えば「きっと忘れない」とかタイトルだけで使えそうなのとか。そういうメモもあるんですよ。
ばんばん)すごいですね。
寺尾)すごいです。それが「何文字」とか、「コレは何」とか書いてないんですよ。悪く言うとグシャグシャ。どこに何が書いてあるか、ちょっと分かりにくい感じなんですけど。
ばんばん)でもそれがちゃんと作品として仕上がってくるわけじゃないですか。
寺尾)そうです。デモを聴いて、「コレはここに当てはまるな〜」ってやって。で、一回連絡があって、例えば行くじゃないですか。そうすると「あっまだちょっと途中なんですけど、」って所々空白があるんですよ。「ここは出来るまでちょっとお待ちくださいね〜」って。で、また行くと、
大幸)だからジグソーパズルのような状態ですかね。「ここを題名にしたいんだけど、まだここだけ出来てません、他は全部出来てます」とかね。
寺尾)はい。そういう感じです。
ばんばん)なるほど。分かりました。じゃあ続いて曲いきましょうか。どれいきましょうか?
寺尾)続いても自分で作曲して歌って頂いた「淡い雪がとけて」(※注釈6)って曲がありまして。これは2004年のツアーの時に青森に行きまして、次の日ですね。浮かんだのが。5月9日。「朝市で海鮮丼を食べると美味しいよ」ってあるエンジニアから言われたんで、朝6時に起きてそこに向かったんですよ。で、アーケード歩いていたら急に曲が頭の中に浮かんで、「あっ、コレはいい曲かもしれん。コレどうしよう」って思ったらその海鮮丼の朝市の店が閉まってて。別の店に行ったらそのエンジニアがいて「あっ、寺尾さんここだったんですか」って言われたんですけど、僕は頭の中にメロディが浮かんでいるので、「ごめん、ちょっと待ってくれる」ってメモを書いて。「コレは使えるかもしれん、コレはいい曲かもしれん。」って、その日結局3曲くらい出来たんですよ。移動日だったんですけど、4曲かな。で、大阪に帰って長戸さんに「ちょっと作曲しても大丈夫でしょうか?」って言ったら、「お前に作曲してはいけないと言った覚えはないよ」って。
ばんばん)はっはっはっ(笑)
寺尾)長戸さんらしい、長戸語録に出そうなお言葉を頂きまして(笑)。「ありがとうございます」って言って。でも、デモを作るといっても業務と違う時間にやらないといけないんで。で、まあ作りまして。で、聴いて頂いたら、「コレはZARDに使おうよ」とおっしゃったのが、この「淡い雪がとけて」というタイトルを坂井さんがつけてくださった曲なんです。
ばんばん)なるほど。じゃあそれいきましょうね〜。
大幸)はい。
寺尾)コレ実は、「ファルセットでサビ頭を歌いたい」って僕に相談があって、僕は「いいよ」って言ったんですけれども、長戸さんがどう思われていたのかちょっとあまり把握出来ておりません。
大幸)いや、僕は地声にこだわってたんですけど、この頃は彼女の体調も良くないんで、やっぱり地声が辛い、高い所が辛いって言ってたし、まあそれでファルセットでもいいかなと思ってましたけどね。
寺尾)あっ、そうなんですか。ありがとうございます。
大幸)まあ彼はディレクターだから坂井さんに会ってますけど、他の作曲家はあまり会ってないからね。
寺尾)そうですね。僕は珍しいパターンかもしれません。
大幸)曲を集めてたのは1980年代なんで。80年代に集めてた曲を90年代に使ってるんで。
ばんばん)なるほど。
大幸)作曲家はみんな会ってない人が多いんですよ。
ばんばん)やっぱり会った方がやりやすいでしょ?
寺尾)どうですかね。僕はディレクターとしてたまたま使って頂いたので、むしろ会いにくいというか、歌って頂いてしまって。
大幸)僕も作曲家の時に、作詞家と会ったの3人なんですよ。曲は500曲くらい作ってるんですよ。作詞家と別に会う必要もなかったんで。間にディレクターがいて、曲だけ持っていくか、もしくは詞だけ持ってくるかみたいな。次の時は音が出来上がってるんですよ。レコーディングにも呼ばれてないし、アレンジ打ち合わせにも呼ばれてない。作曲したメロディを渡しただけで。そういう分業だったんですよ。その辺はZARDの時もずっと分業でやってたんで。曲書いて、私の所に持ってきたのを誰に使うのかも作曲家は知らないはずなんですよ。その時は誰用っていうのは思ってなくて、後々「あっ、コレはZARDに合うな」とか考えてたんで。
ばんばん)でも逆に言えば、ZARDに使ってもらったラッキーみたいな。
大幸)まあ、そうですよね。
寺尾)そうなんですよ。そうなんですけど、「じゃあ今度はZARDで曲を書いてください」っていうと予定調和っていうんですかね。「それは詰まらん」ってことになるんですよ。
ばんばん)そうだよね。しょうがないですよね。
大幸)予定調和になるんですよ。ZARDって頼んじゃうとZARDのイメージで曲がくるから、全部同じになるんですよ。全く違う曲を坂井さんが歌って、あの声で、あの詞がハマったらZARDになるんで、だからZARDじゃない曲じゃないとZARDに似てたんではダメなんですよ。
ばんばん)そりゃそうやね、確かに。
大幸)だから作曲家みんなZARDに会ってないけれども、いつの間にか使われてるってことが多かったはずなんですよ。
ばんばん)なるほどね。
大幸)ところで、この「Demo-2」ってなんだっけ?
寺尾)コレは坂井さんが作曲した曲で、2006年の年明け大阪に彼女が来た時に、「私久しぶりに作曲したいんですよ、ダメですかね?」って言うから「いいんじゃないかな、すごくいいと思うよ」って答えて。「私今までほとんど作りたいと思ったことがなくて、これで4回目くらいかもしれません」と。で、長戸さんに相談したら「1曲はブルースでやって」って指示が出て、彼女に伝えて。「スイート・ホーム・シカゴ」の「♪one and one is two〜」ってブレイクする所ありますよね? あのブレイクでいこうかと。で、「アレンジ先にやってもらったら?」ということで、アレンジャーの葉山たけしさんにアレンジしてもらって、坂井さんがそこに歌ってみて、「君へのブルース」(※注釈7)というシングルのカップリングになりまして。「ハートに火をつけて」っていうシングルの、2006年の多分5月だったと思うんですけど、そこで出まして。
もう一曲は、坂井さんからすごく細かいコードの指定がありまして、僕がドラムのループを流しながらピアノを弾いたデモを、カラオケを作ったわけです。ピアノだけの。それを坂井さんに渡しまして、で、坂井さんが歌ったんですよ。その2曲を長戸さんに聴いてもらったら、「これ良すぎるな」と。「本当に坂井さんが作ったのか?」って聞くから、「そうです。僕何にも言ってない。ただコードを言われた通りに作って、Bメロはクラシックの感じがいいな、その流れでサビはこういう感じで」って。
僕が弾いたデモに、すごくいいメロディを坂井さんが鼻歌まじりに歌ったんです。それがすごく良かったんで、「コレは次に絶対使おうよ」っておっしゃってたんです。でも、それが歌詞が乗って使われることはなく終わってしまい、どうしようかって話がありまして。2012年ですかね、アルバムの全ての曲をボックスセットみたいにして出すっていうのをやりまして。その時にそれを入れようよって話が長戸さんからあって、スペシャルなディスクの中に1曲、その「Demo-2」ってのが入ってるという。
ばんばん)彼女はそんなに曲は書かなかったんですか?
大幸)はい。あまり書いてませんし、しかもさっき彼が言ってた2006年の1年後に亡くなってるんですよ。だから結局その曲も使えなかったんですよね。体調も悪かったしね。
ばんばん)それは詞もついて?
寺尾)ついてないです。
ばんばん)デモだけ?
寺尾)そうです。適当な言葉、仮の英語みたいな歌詞で歌ってるという形で。
ばんばん)それは今聴けるんですか?
寺尾)そうです。今日用意してありますんで。
ばんばん)そうですか。じゃあその貴重な音源をどうぞ。
寺尾)彼女としては、メロディはいいのが浮かんだけれども、まあ試しに一回歌ったという。
ばんばん)いい曲じゃない。
寺尾)すごくいい曲です。
ばんばん)なんかZARDとして、歌詞も乗って完成した感じが分かりますよね。
寺尾)はい。分かるくらいいいメロディで。
ばんばん)もったいないね。
寺尾)もったいないんですよ。
ばんばん)そっか〜、分かりました〜。貴重なテープを聴かせて頂きました。では、続いては「息もできない」(※注釈8)。
寺尾)「息もできない」は、またコーラスの話ですけども。僕は「心を開いて」って曲でコーラスアレンジを考えましたら、坂井さんからファックスがきまして、「グ〜!!(GOOD!!)」って書いてあるんですよ。「すごいいい」と。手の指の絵もあって。実際どこかスタジオでも「良かったですよ」って言ってくださったんで、「あ〜良かったのか」と。
で、その後に「Don’t you see!」ってシングルでコーラスのメンバーをちょっと変えて欲しいって話を長戸さんがおっしゃってると、現場で言われまして。それでちょっと違う人にしたんですよ。で、この「息もできない」はその第3弾というか、「心を開いて」のメンバーと「Don’t you see!」のメンバーが集結して、で、だんだん感極まって熱く歌っていって、3番のサビでは最後に追っかけるコーラスっていうんですかね、ビートルズの「ザ・ナイト・ビフォア」みたいに、最後に「♪ Now I can breath oh oh」ってすごく熱く歌うので、僕はそこで感極まって涙が出そうになってる。勝手に自画自賛に近いですけど、まあなんか泣いてしまう感じのエネルギーが入ったんじゃないかなと思っておりまして、はい。
ばんばん)はい、じゃあいきましょうかね。「息もできない」。
大幸)今日は、ディレクターの寺尾広さんに来て頂きました。
ばんばん)ありがとうございました。いかがでしたか?
寺尾)いやもうドキドキしたんですけれども、皆さんにZARDの素晴らしさが伝わったらいいなと、祈りながら喋っておりました。
ばんばん)十分伝わりました。
大幸)6週に亘ってZARDやってきましたけど、コレで一応ZARDは終わりなんですが、来週から違う人をゲストに迎えて。
ばんばん)そうですね。来週は立川直樹さんが来て頂いて色々お話を伺いたいと思います。ということで、お相手はばんばひろふみと、
大幸)長戸大幸でした。
ばんばん)ごきげんよう
二人)サヨナラ。
今年6月、大阪・堂島リバーフォーラムにて過去最大規模で開催された3日間限定のZARD MUSEUMが、関東での開催希望の声を多数受け、【ZARD MUSEUM 鳥居坂ラボ六本木】として開催!
[Movie展]9/16~9/26
会場に上映スペースを設け、堂島リバーフォーラムで開催期間中に日替わり上映していた3本の映像をまとめて上映。【上映時間:約100分】
[前期展示]9/30~10/10は【制作ラボ】
Movieラボから一転、ZARD MUSEUMの特長の一つであった膨大な量の「坂井泉水の詞」の展示やレコーディングスタジオの再現など、ZARDの制作にスポットを当てた企画展示を行う。
[後期展示]10/14~10/23は【プライベートラボ】
制作ラボから坂井泉水のプライベートアイテムを中心とした企画展へと変化。
前期・後期を通じて、衣装や写真の展示(一部入れ替え予定)の他、堂島リバーフォーラムで来場者の多くが足を止めていた貴重な展示ファイルの一部を手に取って見ることが出来る閲覧コーナーも設けられる。
※ZARD MUSEUM 鳥居坂ラボ六本木の最新情報はZARD MUSEUM Twitterアカウント(@ZARDMUSEUM)をご確認ください。
※MUSEUMの内容については予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。
「ZARD MUSEUM 鳥居坂ラボ六本木」
【日程】
●Movieラボ 2022年9月16日(金)~9月26日(月)
●制作ラボ 2022年9月30日(金)~10月10日(月)
●プライベートラボ 2022年10月14日(金)~10月23日(日)
【時間】
・Movieラボ <上映時間約100分の完全入替制>
平日12時~20時 (12時~,14時~,16時~,18時~/最終入場 18時)
土日祝 10時~20時(10時~,12時~,14時~,16時~,18時~/最終入場 18時)
・制作ラボ <90分完全入替制>
平日 14時~20時 (14時~,15時30分~,17時~,18時30分~/最終入場 18時30分)
土日祝 10時~19時(10時~,11時30分~,13時~,14時30分~,16時~,17時30分~/最終入場 17時30分~)
・プライベートラボ <90分完全入替制>
平日 14時~20時 (14時~,15時30分~,17時~,18時30分~/最終入場 18時30分)
土日祝 10時~19時(10時~,11時30分~,13時~,14時30分~,16時~,17時30分~/最終入場 17時30分~)
【会場】ビーイング鳥居坂ビル
【住所】〒106-0032 東京都港区六本木5-14-35鳥居坂ビル
【チケット料金】(入場特典付き)
ZARD MUSEUM Movieラボ入場チケット ¥6,000(税込)
ZARD MUSEUM制作ラボ入場チケット ¥3,000(税込)
ZARD MUSEUMプライベートラボ入場チケット ¥3,000(税込)
【チケット発売中】eplus.jp/zard-m/
【問い合わせ】
サウンドクリエーター
TEL:06-6357-4400(平日12:00~15:00 ※祝日を除く)
メールでのお問い合わせ:https://www.sound-c.co.jp/contact/
-☆-☆-☆-☆ SPECIAL PRESENT 応募方法 ☆-☆-☆-☆-
「OLDIES GOODIES ZARD 6週連続特集」を最後までお読みいただきありがとうございます。第1週 〜 第6週まで(第1週のみ有料記事)、6回分全て最後まで読んで頂いた方の中から抽選で3名様に、music freak magazine編集部出版の詞集『ZARD 30th Anniversary Photo & Poetry Collection 〜THE WAY II〜』販促用ポスターをプレゼントいたします。
ご希望の方は、下記宛先まで、必要事項を入力の上、メールにてご応募ください。
なお、当選者の発表は、ミュージックフリークマガジン編集部のホームページ(http://mfmagazine.com/)、及びオフィシャルTwitter(https://twitter.com/mrm_mfm)にて、12月中旬までにさせていただきます。
プレゼントの発送につきましては、ご当選された方にメールにてご連絡させていただきます。
■宛先:webmaster@mfmagazine.com
■応募締め切り:2022年11月25日(金)PM23:00まで
【必要事項】
1.氏名
2.noteのクリエイター名(ご当選の際は、noteのクリエイター名にて発表させていただきます)
3.住所
4.電話番号
5.メールアドレス
6.今回のインタビューの感想(SNSなどで公開させていただく可能性がございます。不可の場合はその旨ご明記ください)
7.ZARDの曲の中で一番好きな曲を1曲教えてください。
8.今後、ミュージックフリークマガジン編集部ブログサイト「note」でどのような特集を希望しますか?
※ご注意※
・ご応募はお一人様、一回とさせていただきます。
・必要事項に不備があった場合、抽選対象外とさせていただきます。
・受信設定でドメイン指定受信を設定している方は「mfmagazine.com」を受信できるように設定してください。
・指定したメールアドレスのみ受信するように設定している方は「webmaster@mfmagazine.com」を受信できるように設定してください。