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遠距離恋愛

はじめに

このことを書こうと考えたきっかけは、自分が今人生の岐路に立っているからです。就活を続ける中で当然相手と今後どうするかは考えていて、もちろん一緒にいることは間違いないし遠距離を終わらせることは目標にしているけど、自分たちがしてきた遠距離恋愛をちょっと振り返りたくなりました。理由としては、すでに1年3ヵ月(執筆開始時点)続いていること、ESに遠距離恋愛していることを書くと面接で意外と食いつかれたりしたことなどががあります。
今回も自分語りが多いけど、何かしらの共感だったり、遠距離に悩む人のヒントになればいいなと思いながら書きます。

遠距離恋愛とは…

読んで字のごとく、2人の間の物理的距離が「遠距離」の人たちの「恋愛」です。遠距離の定義は人によりけりだけど、「相手のところに行くのに2時間以上かかる」が1つの基準っぽい(ちなみに自分の場合、相手の地元に行くとなると3時間はかかる)。
遠距離恋愛にも色んなものがあって、新幹線とかで会おうと思えば割と気軽に会える人たちもいれば、海外とかで飛行機必須だから会えるのは数か月に1回なんて人たちもいる。知り合いに飛行機必須の遠距離恋愛してる人いるけど、本当にすごいと思ってる。頑張ってほしい。

個人的見解ですが、日本ほど遠距離恋愛が盛んな国ってそんなにないのではないでしょうか。時差がないとか地理的な要因もありそうだけど、鉄道や航空といった交通インフラの発達はかなり大きいと思います。

自分達について

自分:21歳 大学4年生   実家暮らし / 相手:21歳 社会人2年目   実家暮らし
です。ここからは「遠距離恋愛している」と話したときによく聞かれることを並べた、Q&A方式でいきます。

Q1:どこでorどうやって知り合ったの?
A:趣味です。2人とも割と昔から乃木坂が好きで、中3の頃からお互いのアカウントで繋がっていました。元々仲良いFF同士で、そこから連絡先交換して実際に会ったのが高校2年生のとき。そこからしばらく間が空いて、大学2年生のときに初めてライブの連番をしました。このとき好きになっちゃった。その次の11thバスラで連番したときに告白って形です。

Q2:会う頻度は?
A:3〜4週間に1回、日帰り。3ヶ月に1回くらいはお泊まりデートしてる。

Q3:距離感どれくらい?
A:だいたい350kmくらいかな、新幹線使ってます。

Q4:告白、どっちから?
A:自分です。とある新幹線の駅の改札口で告白しました。大学入試より全然緊張した。

Q5:初めから遠距離?
A:そうです。それを分かってるうえで告白したし、それを受け入れてくれた相手には感謝してます。

…とまぁこんな感じです。よく聞かれるのは、やはり相手の属性ですかね。学生と社会人ってどうなの?って聞かれますが、相手は残業なしで固定のおやすみの日もあるので割と会う予定は立てやすいです。

やってよかったと思うこと

  • 毎日の「おはよう」「おやすみ」
    普通の挨拶だけと、恋人から言われるのって嬉しさが違います。段々慣れてくると、ありがたみが薄れてくるかもしれないですが、これをできる嬉しさは認識すべきだと感じてます。自分たちは仲がいいのか、「おはよう」「おやすみ」に愛情表現が加わったりしてます。

  • 愛情表現
    これも大切だと思ってます。最初は恥じらいがあるけど、恋人に言われて嬉しくない人なんていないと思います(ちなみに、付き合ってから3日くらい全くしてなかった)。これも長く付き合って当たり前になっても、毎日ちゃんと伝えているようにします。

  • 先の予定を決めておく
    自分達は大体次の次の次くらいまで予定決めてます。これは単純にモチベーション維持になります。あと、早く決めておくと新幹線やら飛行機やらの早割りも使えたり、泊まりのときはホテルの早割なんかも使えたりします。お得です。
    次いついつ会えるから頑張るぞ!は遠距離ならではのものじゃないでしょうか。

  • 電話、テレビ電話
    普段中々会えない分、相手の声を聞いたり顔を見て話をするってのも大事になってきます。自分達は朝起きた時ちょっとと、夜寝る前にしてます。これは結構多くしてる方だと思うので、毎日じゃなくても週に1回くらいはそういうことした方がいいんじゃないかな〜、のお気持ちです。

  • 話し合い
    マジで大事です。どんな事でも気になったら話してます。お互い不安になるくらいなら、多少ギスギスしても話した方が後々後悔せずに済みます。
    前向きな話し合いももちろんしてました。将来どうするかとか、ゴールラインの設定なんかはモチベーションにもなるし。

  • 行きたいところリスト作る
    インスタとかでやってますが、自分らはほとんどご飯で埋まってます。2人とも美味しいもの食べるのが好きなので、お互いの場所近くのお店でびっしりです。時間かけて色々行きたいですね。

  • その他色々ルーティン決め
    自分たちの場合、毎日決まったようなやり取りとか、会った時は新幹線のホームまでお見送りするとか、なんでもいいので決めておくと安心できました。

やらない方がいいこと

  • 相手を不安にさせること
    普通の恋愛でもそうだろうけど、遠距離だとただでさえ不安なのに、更に不安にさせたらどうしようもないです。もし仮にそういうことしちゃったらちゃんと謝るのが1番だと思います。

  • 長時間の連絡放置
    仕事とかで仕方ないときもありますが、極端に返さないとかはしない方がいいと思います。自分達はこれはほとんどしたことないです。

その他色々

  • 遠距離恋愛するならおすすめのツール、サービスなど

    • スマートEX等チケット予約サービス
      これはもう必須級です。新幹線にしろ、飛行機にしろ、普通に切符を買うのはもったいないです。自分は新幹線しか使わないので、そっちの話をしてしまいますが、JR東海・西日本が展開する新幹線予約サービス『スマートEX』はおすすめです。自分で持ている交通系ICカードを登録するもよし、駅で発券するもよしです。
      予定が早めに決まっているなら、「EX28早得ワイド」のような早得サービスの利用がおすすめ。乗車予定日の28日前よりも前なら、多少の制限つき(購入後は変更不可など)ではありますが、だいぶ安く買えます。例えば「東京→新大阪」のぞみ号は通常14000円ちょっとですが、「EX28早得ワイド」だとなんと12000円ちょっと。時期にもよりますが2300円ほどお得です。往復で買えば4600円、相当お得な気がします。東海道・山陽新幹線が近い人たちは入れておけば間違いないです。
      これ、何がいいって予約票を保存しておくことができるんです。会いに行った記録として残しておくことができますね。普通に券売機で買う切符も駅員の方に「無効印ください」とお願いすれば、もらうことができます。2人とも毎回もらってるので、どんどん溜まっていってます。嬉しい。遠距離終わったら枚数数えましょう。
      他の会社や交通機関でも似たようなのあるんですかね。『えきねっと』しか知らんけど、これも早割はあったはずなのでぜひ。

    • ECナビアンケート
      遠距離恋愛の悩みといえば、お金がかかること。このアプリでは、様々なアンケートに答えてポイントを稼ぎ、現金やPayPayポイントなどに換えることができます。インスタ見たら、これでポイント稼いでPayPayポイントに交換して同棲している家の電気代払っている人いた…。1回で2000ポイント近くもらえる大口アンケートとかもあるので、移動時間や家での暇な時間を活用したい人におすすめです。

    • MIKOSHI
      メールを解析し、新幹線や宿の予約、その他のネットショッピングなどの使ったお金に対してポイントをつけてくれます。何もせずともポイント稼げてお得感すごいです。

  • カップル向けおすすめツール、サービス

    • ケアミー
      ざっくり言うと、女の子の日に関するものです。男がこれ紹介するのもどうなんだって思われそうですが、お互いに良いことがありそうなので紹介します。
      これはいつ始まりそうかを彼氏に知らせたり、始まったらどんな状況か(体調、心の健康など)を彼女の方が入力して、システムがLINEで彼氏に知らせてくれます。女の子の日じゃないときも全然使えます。
      「普通に話すにはちょっと気まずいけど、でも相手に知らせたいor相手の状況を知りたい」といったときに便利だと感じます。彼女もこれでいつも教えてくれるので、いつも以上に優しくしたり体調に気を遣ったりしよう、と思っています。

    • タイムツリー
      これは知っている人多いと思います。自分はバイトや就活に関する予定や友達と遊びに行く予定、彼女も副業の予定などを書き込んでいます。いつ連絡取りにくいかわかったり、LINEでのトーク中断して予定を聞く必要もなくなりました。
      遠距離だと使い道なさそうだけど、便利だし、彼女にも聞いてみたら結構ありがたみを感じていました。自分の就活の予定書いたりとか、友達と遊ぶときに「誰々と遊んできます」と書いてくれるのが安心に繋がって嬉しいみたいです。自分用で就活のスケ管のも作っちゃいました。使いやすいです。

  • 遠距離恋愛に関する「悩み・相談・質問」あれこれ

    • どうしても不安になっちゃいます
      めっっっっっちゃわかる。てか、遠距離恋愛してて不安にならない人の方がすごいと思う。で、これをどうするかなんだけど、個人的には「相手に素直に話す」が最適解かな~と。ため込んだりするとよくないしね。
      あとはとにかく相手を信用!でも過度な期待はしない。

    • 交通費ってどうしてますか
      折半です。自分たちは「行きの分は、行く側がスマートEXかなんかで買ってくる。帰りは、見送る側が券売機で買ってあげる」ってしてますね。これで大体半分にできるし、後で清算!とかもなくなります。

    • 会いたいとき会えないのが辛いです
      それに耐えられない人が遠距離から脱落していくんだと思います。慣れろ、さもなくば諦めなさい。
      とはいえ、1つの解決策として、「自分の時間を充実させる」はありなんじゃないかな~と思います。趣味なり、勉強なり、なんでもいいと思います。なにか1つ、没頭できるものがあるといいです。あと、相手の趣味に感心を持ってみてもいいと思います。よく「相手の好きな○○の曲聞いてみたらハマってしまった」「よくやってるゲームの動画見てみたら楽しそうで買ってしまった」って話も聞くと思います。私自身、彼女がアニメ好きで色々アニメをおすすめしてもらってます。

    • 将来的に一緒になる予定はあるんですか
      自分が恐らく来年から社会人なので、色々落ち着いた時期に同棲を始められたらな、って感じです。2人ともゆっくりお金貯めてます。

    • 普段どんな話していますか
      日によりますが、どんな日でも「おはよう」で始まり、「おやすみ」で終わります。普段はお互いの仕事、バイト、授業などを労ったり、「○○食べたよ~」みたいな小さい報告したりです。ぶっちゃけどんな話してても、楽しければいいと思います。

    • 遠距離してよかったことってありますか
      いくつもあります。「相手のところに行くときが毎回小旅行気分」「節約するようになった」「会う時が特別」「移動するのが好きになった」「相手の住んでいる土地にも詳しくなる」「次会うまでのモチベーションが作りやすい」とかですね。

遠距離恋愛あるある

  • 普通のカップル見ると羨ましくなる
    街の中歩いているカップルを見たり、大学でそういう人たちを見ると羨ましくなります。「いいよな~!近距離恋愛勢は!」って心の中で叫んじゃってます。

  • 切符が溜まっていく
    前述の通りです。スマートEXの予約票、券売機から出てくる水色の切符、毎回溜まっていってて嬉しいです。特に、スマートEXの予約票は普段乗らない新幹線のものだから、集まっていくと嬉しいですね。ちなみに筆者は予約票を本の栞にしています。

  • 日本の交通インフラが神
    これはほんとにそうです。鉄道会社の人にしろ、航空会社の人にしろ、ほんとに頭が上がりません。就活でもそういう企業見てたけど、残念ながらご縁はありませんでした。これからも利用者としてお世話になりたいと思います。

  • 東海道新幹線がものすごい
    結論から言うと「多い・速い・安全・正確」の4拍子です。
    使い始めてからわかったのですが、あの本数、わけわかんないです。時速285kⅿ/hが2分間隔で走ってくるってほんとに東海道新幹線だけだと思います。いつも速く、安全に、時間に正確に運んでくださる、頭が上がりません。
    あと個人的にJR東海はなんかいいなって思ってました。駅のホームに立つ駅員さんはピシッとキマッているし、事務の方は賢そうだけどフレンドリーで、少し憧れがありました。
    ホームでお別れするときの、「出発ヨシ」→発車ベル→「安全ヨシ」→乗降終了ブザー&『乙女の祈り』、どれを聞いても全部寂しく感じます。
    あと、『乙女の祈り』って気分によって聴こえ方が全然違う気がしてます。気のせいですかね。

  • JR東海のCM見ちゃう
    新幹線を使っているからだと思います。今の「会いに行こう」のCMもいいし、昔だと「シンデレラ・エクスプレス」のCMなんかもいい。昔からいいCM作ってて、YouTubeとかで見ちゃいます。

  • 科学技術に感謝
    LINEで連絡できるのも、相手のところに行けるのも、科学技術のおかげです。科学万歳!

  • 絶対きっかけを聞かれる
    彼女もよく聞かれるらしい。自分たちの場合中3のときから知り合いで、付き合うまで5年近くかかっているのでちゃんと説明するとなるとかなり長くなる。なので、「長くなるよ~」って前置きしてから話しています。

  • 改札見るだけで思うものがある
    東海道新幹線の改札、もうなんかわくわくしたり、逆に寂しくなっちゃいますね。

  • 同じ境遇の人見ると心の中で共感しまくり
    改札で手振り合っているカップルや、お見送りしている人たちを見ると「同じか…頑張ろうな…」って思います。お互い幸せになろうぜ!

  • 友達に「よく続けられるね」って言われる
    本人たちが1番思ってます。このまま一緒になるところまで突き進んじゃうぞ~!


最後に

ここまで、遠距離恋愛を1年経験して感じたことや便利なものなどをつらつら書いてきました。
遠距離恋愛って、普通の恋愛よりもマイナス要素が目立ってしまうし、恋愛するうえで1番大切な「会う」ということが全然できなくなってしまう時点で相当しんどいです。実際にそれがデータにも表れていて、遠距離恋愛の成就する確率ってのはやっぱり低いみたいです。
だからといって、これから遠距離恋愛が始まりそうな人たちが怖気づいてしまう必要もなくて、「相手を思いやる気持ち、感謝する気持ち」ってのを絶対に忘れなければ相手もそれに応えてくれる気がします。
遠距離恋愛してる、続けてるってだけで十分すごいです。自分に自信を持って不安になりすぎないように、いつか遠距離じゃなくなる日まで毎日頑張れればいい、って思っています。
遠距離恋愛始めたて、もしくはそういったことで悩んでる人たちがこれを読んでくれて、何か参考になったり、勇気づけられていたらいいなと思いながらこの記事を締めます。

こんな文字数、大学のレポートでも書いたことない。(最長は図表込みでWord5枚)

読んでくれてありがとうございました!!







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