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風はもう知らないうちに肌寒くて 〜真夏の全国ツアー2024〜

物事には基本的に変化がつきものだ。それが例えいい方向であっても、悪い方向であっても。
このグループはどう変わるのだろう。世間一般に「エース」と言われる人たちがいなくなりオワコンとまで言われることもあるが、どこか希望も見いだせる、そう思いながら自身の学生最後のツアーを走り切った。

1・2期生が完全に卒業し、パワハラ演出家がクビになってから1年近く経ち、色々な良い変化悪い変化が見えてきたように思う。もしかしたらそれは、まだ完全に新体制に移行しきれていない中での試行錯誤の産物なのかもしれない。
今回は僭越ながら、こうであったらなという願望のようなことを、セットリストやライブの演出、ときにはMCのことを振り返りながら自分なりに書き出して述べてみたいと思い、この記事を書いている。

以下セットリストと筆者の感想。個人的なもの、チクチク言葉盛沢山なので、斜め読み推奨。

セットリスト

1.Overture
今年はフロントメンバーと梅久保がプリンセスになるVTRをバックにかかってた。この瞬間やっぱりぶち上がるね、ライブでも好きな瞬間上位。

2.チートデイ
ツアーリード曲。衣装が『ザ・アイドル』という感じでとてもかわいい。
センター井上和様〜

3、4.裸足でSummer or 太陽ノック
神宮で曲の順番が入れ替わってた。メンバーの配置の関係かな?『裸足でSummer』では我が推しのさくが飛鳥ちゃんの跡を継いでセンターしっかりやってた。
『太陽ノック』では久保が「全員目合わせて幸せにしてやるよ!」って煽ってた。なーんか似たようなの聞いたことあるなって思ってたら、松本潤氏の煽りではないか。なぜ?家康で共演した縁?そんな煽り聞いたことなかったから新鮮だった。

5.君に叱られた
大阪、名古屋ではかっきーがめっちゃ上にいた。久しぶりに聴いた。

6.僕だけの光(大阪のみ)、ジコチューで行こう!
『僕だけの光』も久しぶりに聴いた。自分がオタクになった2016年を思い出した。『ジコチューで行こう!』はやっぱり夏のツアーでは外せない。昔は可変3連やらガチ恋口上やら害悪(?)コール詰め合わせだったり、マイウェイの前に「新内深川白石」があったりしたけど、今回はそれ言っている人たちが文句言われてた。これらの存在を知らない人もいそうで、時の流れを感じる。

7.バンドエイド剥がすような別れ方 or 17分間
期別コーナー。自分が行ったのはこの2曲のどっちかだった。どっちも曲かかった瞬間ドカ湧き。特に神宮は3年目にして5期生が全員揃ってステージに立ったこともあり、色々思うものがあった。
『熱狂の捌け口』現地で聴けなかったの悔しい。

8.I see… or ジャンピングジョーカーフラッシュ or キスの手裏剣
4期曲。『I see…』のサビ前「かきはるかー!」のコールは意味わかんない。
ジャンフラは好きだし、コール楽しいので嬉しかった。
手裏剣はただ懐かしかった。「シュッシュ シュシュシュシュシュ~」久しぶりにできてにっこり。

9.トキトキメキメキ or 三番目の風
3期曲。『トキトキメキメキ』はサビのコールが楽しい。
『三番目の風』、2017の神宮で見た時と比べるとやっぱ人減ったなぁという印象。間奏の「ヘイ!」の部分の振り付け好き。

10.Threefold choice
茶番コーナー。筆者は圧倒的5期支持。高橋フリーアナウンサーお久しぶりです。記憶の中では5期のお見立て会以来。

11.Am I loving?
正直あんま覚えてない。プリンセスのコーナーなげ〜ってのが本音だった。

12.甘いエビデンス or ぶんぶくちゃがま
甘エビ、みな歌うま。
ぶんぶくちゃがま、みなただかわいい。

13.せっかちなかたつむり or あと7曲
梅センターの『せっかちなかたつむり』、とてもよかった。
『あと7曲』は全然覚えてない。メンバー誰いた?

14.他の星から or Never say never
『他の星から』、人選が満足すぎたし個人の衣装も解釈一致で嬉しかった。
ネバネバは去年の方がよかったかなぁ。

15.僕が行かなきゃ誰が行くんだ? or ここにはないもの
オケver.での披露。『僕が行かなきゃ誰が行くんだ?』はフロントメンバー、みんな上手だった。池田が歌上達してたのにびっくり。乃木坂の活動、大学の課題で忙殺されてるのに凄すぎ。あと、神宮2日目、あーやが歌詞ワンフレーズ丸々歌うの忘れてたけど、顔に全く出てなくて見事だった。自分だったら「あ、やべ」って顔に出るに決まってる。
『ここにはないもの』はなぜこの曲を井上に?と思った。重荷やばそう。

16.あらかじめ語られるロマンス
ここから3曲はメンバーがアリーナ後方のトロッコの通り道で歌ってた。正直、メンバーが近くに来るならスタンドとかに行けばいいのに、って思ってしまった。曲も変わんないし。

17.ロマンティックイカ焼き
メンバー人選が結構お気に入り。コール楽しい。

18.君が扇いでくれた
なぎさつあってにっこり。特に、神宮のときはばっちり肉眼で見えたので眼福オブザイヤー。

19.自惚れビーチ
いろはセンター。間奏の振り付け、センターもそれ以外も両方好き。梅がちっちゃくなっているのがかわいい。

20.スカイダイビング
梅センター。こうして見ると、こんなに前に出てくるキャプテン歴代にいなかったな~と。個人的にこれにはすごく賛成で、控えめな子が多い乃木坂で先頭に立ったり、積極的に前に出てくれるキャプテンってすごく頼もしく見える気がする。先代、先々代のキャプテンの働きってのももちろん良かったけど、新たな「キャプテン」としての在り方を見せてくれていると思う。

21.ガールズルール
センターみーきゅん。初代白石、2代目山下ときての3代目。幕張でやったお見立て会でもセンターをやってて、将来的にはガルルのセンターになるだろうなと思ってた。煽りもだいぶ慣れてきた感。

22.ひと夏の長さより・・・
池田&あーやのWセンター。やはりこの曲は名曲だ…と感じた。既に世に出て7年経っているそうで、時の流れを感じる。

23.日常(大阪のみ) or 落とし物
アンダーパート。いろはセンターで、運営の推したい気概を感じる。こんないい子、早く売り出しなさい。『落とし物』のサビの「それならばそれでいいじゃないか」の振り付けがすき。

~most valuable dance performance~
ダンス選抜なのかな…?個人的にはさくもさちゃんも選ばれていたのがすごくうれしい。ソロダンスの時間、もっと長くしても良かったんじゃないかなって思ってた。

24.Wilderness world
さくセンター。さっきのダンス選抜9人のパフォーマンスで、振り付けも変わってた。間奏のダンスもカメラワークも見入ってしまって、このライブで1番満足度が高い時間だった。
1サビでは無表情っぽい表情だったさく、ラスサビで不敵な、でも力強い笑みを浮かべていたのに鳥肌が立った。あんたそんなことできんの?

25.Actually…
ライブでものすごく化ける曲。今回は『Wilderness world』にいた以外のメンバー全員でのパフォーマンスで、普段見れない人たちも見れた。池田が清宮の英語の部分を継いでたけど、回を重ねるごとに上達していた気がする。ラスサビ前のアルノのシャウトは何回聴いても鳥肌。

26.おひとりさま天国
こんなに盛り上がる曲になってたんだぁってのが率直な感想。てか、合いの手入れる時ってタオル使ってましたよね?どこ行ったんですか?

27.好きというのはロックだぜ!
タオルぶん回しタイム、楽しい。2年前の神宮では中継入ってすーっとタオル回してたから、次の日変な筋肉痛になった。

28.夏のFree&Easy
西野センターを与田が継ぐ定番ムーブ。

29.シンクロニシティ
夏フリが終わったら急にオケの演奏が始まり、『設定温度』のサビが流れたからてっきりそっちやるんだと思ってた。毎年バラードアレンジされてたりオケアレンジされてたりするから、そろそろ原曲パフォーマンス見たくなってきてる。

30.僕が手を叩く方へ
期別曲が2年連続で全体披露だったが、あんまりこのムーブ好きじゃないんだよなぁというのが率直な感想。あと、これはすごく個人的な意見なんだけど、この曲は「エモさの押し付け」みたいな感じがして好きじゃない。

31.誰かの肩
史上最高に暗い本編最後だと思ってる。神宮のときはいつも本編の最後に花火が上がるけどまさかこの曲で…?と思ってたらラスサビ前に「ドーーーン!」って花火が上がった。正直「はぁぁぁぁぁぁ?」って思った。暗く終わらせるならそこは徹底して欲しかった。花火上げるなら本編最後に拘らずに『チートデイ』の「ごめんなさーい!」とかもっとあっただろうに、なぜここ?と思わざるを得なかった。そもそも、最後3曲をこんな暗くするなって話。せめて最後だけにしろ。

~アンコール掛け声練習~
またの名を、池田小川ゴリ押しタイム。正直尺長いなって思ってた。名古屋初日の「ハンバーグ!!!」は叫びたすぎたけど、逆サイドだったから叶わず。今回のツアーで1番悔しい。

EN1.ロマンスのスタート or 転がった鐘を鳴らせ! or そんなバカな・・・
ここが1番会場ごとにバリエーションが豊富だったという。神宮ではトロッコがスタンドに行ったからアリーナの自分はとても暇だった。

EN2.他人のそら似(東京以外)、スカイダイビング+ロマンスのスタート(東京のみ)
去年から煽り曲になった。あんまりこの曲を煽りにされたくない気持ちもあったけど、サビの振り付けをやるオタク増えたからおけ。なんで東京でセトリから外したん?という気持ち。
東京はスタンド行ったメンバーの移動時間を考慮してなのか、2曲だった。

EN3. Monopoly
まさかこの曲をアンコールでやるなんて思ってない。特大かきさくタイムだった。一緒に行った友達が「なんでこの曲そんなに売れてないん?」って言ってた。ほんとにそう思う。『チャンスは平等(笑)』売り出すよりもこっち気合い入れろし。(過激派)

EN4.乃木坂の詩
いつもの。特にこれといった注目ポイントはなし。


ここからは筆者の思う変化をつらつら。

変わったこと

  • ツアーのセットや演出に沿ったことをしてた。
    今までのツアーって、ステージが質素な作りだったり、ステージがテーマを持ってそうでも、特にそれがライブの内容に反映されていたわけではなかったと思う。今年は城みたいなステージセットに『プリンセス』という要素を押し出していたので、こういったこともやるんだって感じた。

  • 梅澤キャプテン
    オタク視点で述べるのも如何なものかと思いつつ、この1年ですごい変わったなと思っていた。去年と比べると余裕が出てきたり、自分のキャプテン像を押し出してくれたりしていた印象。その大きな身体でなんでも包み込むように、日々メンバーにわかりやすく、大きな愛を伝えている思う。メンバーもそれに応えて、その結果が神宮最終日のMCでのハグに繋がったのかな…と考えたり。

  • 5期生
    すっかり忘れてたけど、今年が1番後輩で過ごせる最後のツアーだったんだ。全然後輩感なんてないほどたくましくなったなかで、ふと見せる後輩ムーブも今年で見納め。ここからはあんまり見れなくなるのかなぁ。
    でも、5期生が先輩風吹かせるのも見てみたいよね。まだ全然想像できないけど。

  • セトリの傾向
    少し安牌に走った感?ずっといたパワハラ演出家がクビになってまだ1年しか経っていないし、ここで手探りしていたのでしょう。
    文句を言うとすれば、文脈という言い方が合うのかわからないけど、それを感じることができなかった。煽り曲の後に突然スンってバラード始めたり、夏曲を何か所かに散らしたりしてるのがもったいないなって思ってた。昔のライブは夏曲ぶち上げパートと、煽り曲パートみたいなのがある程度分かれていたような…。あと、昔の曲もちょくちょく入れてくれてもいいんだよ~とも思う。

変わらないもの

  • メンバーのビジュ
    言及不要。

  • グループの層の厚さ
    煽り曲で光るメンバー、歌唱力で光るメンバー、ダンスの上手さで光るメンバー、MCで光るメンバー、どの瞬間を切り取っても誰かに目線を奪われた。昔からそうで、セトリとか演出に不満はあれど、メンバーにはずっと何かしらで楽しませてくれる、会場の空気を支配する人がいるのだと思う。

  • サイリウムの謎統一
    急にちっちゃい話題に言及するじゃん。でも、夜明けとかごめFinといった自分の好きな曲が、軒並み演出に流された適当サイリウムに犠牲になったので言わせてほしい。今回だって『Actually…』の演出が赤っぽいからって赤にしてる人多かったし、夜明けだってごめFinだっていつから赤になったんですか?もちろん、曲によってサイリウムカラーに指定があるものあるけど、メンバーがお願いしたりしてるものでしょ。特に指定がなければ自分の推しのサイリウムカラー点けて応援しなさい。あと普通に『Actually…』赤はセンスない。

ツアー全体を通して

今回のツアー、ちょっとがっかりだったのがセトリがほとんど変わんなかったこと。特に、大阪と名古屋の間なんて1か月以上あったのに…って思った。メンバーみんな忙しいのだろうし無茶してくれとは言わないけど、展開予測できちゃったし、最後の鬱コーナー(言い方)も変わんないよなぁって思いがあった。
あと今年、3期のプレ卒コンみたいな雰囲気なかった?チャン平の選抜でもあまりにも早い3期思い出選抜だったし、その選抜を見た友達が「3期としての歴史に一区切りがついたのしれない(意訳)」って言ってた。在籍期間も9年目突入と運営からすこーしずつ肩を叩かれ始めているのかなと思ったりもしたし、ちょっとずつ後方支援に回る感じになるのかな。6期生も入ってくるし。

以上、ツアーに参戦して思ったことを色々書いた。自分の書く文って着地点を決めずに見切り発車しちゃうことが多くて、自分で書きながらも「で、結局何が言いたいんだっけ」ってなってしまう。この文章もそういう風になっている気がしまくりだけど…。もう少し綺麗な文章を書けるようになりたいね。

でもこれは言える。学生最後の全ツ、なんだかんだ楽しかったよ。


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