６月前半の日記
６月４日
最近、ひとりカラオケしてないな～と思い、近所のカラオケ店へ。
ジャニーズ縛りで１人で２時間、がっつり歌ってきた。DAMは本人映像も多めでオタクは嬉しい。
ひとりのときは必ず採点機能を使う。どんな形であれ褒められるのは嬉しいからだ。しかし、久々になってしまうと歌唱力は目に見えて落ち、十八番であるKinki Kidsの「愛のかたまり」がかろうじて９０点、それ以外は70～80点台であまり褒めてもらえなかった。無念。
それでも、久しぶりに大きな声で歌うことは楽しい。ほぼ立ちっぱなしで、踊ったり、踊ってるとは言わないまでも、曲の節に合わせて手を上げ下げしたり……。私、やっぱり音楽が好き！ という気持ちでいっぱいになる。音楽というか、ジャニーズが好き！ のような気もするが、とにかく楽しかった。
ただ、体力がないので、帰宅してからはぐったり。マイクを握り続けた手は無意識に力が入っていたようで、右腕が筋肉痛になった。楽しみの代償は意外と大きい。
６月７日
彼氏とのデート中、歩いている途中でなんとなくスマホを見ると、HeySayJUMPのファンクラブ会員宛のメールが届いていて、有岡くんの結婚のお知らせだった。
私は伊野尾くん担なのだけど、びっくりしてドキドキが止まらない。ついにJUMP初の既婚者が！ ショックな気持ちとは違うけれど、うろたえてしまう。
もともとV6のファンをしていたので、アイドルの結婚に関しては免疫があるほうだとは思うのだけど、今すぐ誰かとこの「ひゃー！」「まじか！」「びっくり！」の気持ちを分かち合いたくて仕方ない。そうしないと、ドキドキが収まらん。
だが、私には友達がいない。そして一緒にいる彼氏は有岡くんのことが分からないという。くぅー！ まぁ、そうだよね、アイドルに興味なさそうだもんね。そうなると、このドキドキはどう収めればいいのか。
そのとき、母に電話しようと思いついた。母は別にファンではないものの、私に付き合ってテレビを見たり、話をしたりしているので、有岡くんのことを知っている。
彼に断ってから、道端で家に電話をかけた。「どうしたの？」と母の声は心配そうだった。そりゃあそうだよね、デート中に家に電話をすることは今までなかったので、彼と何かあったと思ったのだろう。
「どうしても言いたいことがあって電話したんだけどさ、有岡くん結婚したんだって！」
「えー！誰と？」
母とは無事に有岡くんの結婚のドキドキを共有することができた。よかった。
ドキドキが少し落ち着き、彼のおすすめのお店で夕ご飯を食べた。おいしいハンバーグだった。
６月10日
今月は節約を頑張りたい。でも、楽しいこともしたい。田舎から出かけるとなるとどこへ行くにもお金がかかる。地元であまりお金をかけずにできる楽しいこと……。そう考えて、初めてコメダでモーニングを食べよう！ と思い立った。
午前中の店内は思った以上にお客さんが入っていてにぎやか。みんなモーニングを食べに来たのかしら。仲間ですね。と思いながら紅茶とモーニングを注文した。紅茶の値段だけでパンがついてくるの、お得感があって朝からほくほくした気持ちになる。
パンは温められていてやわらかく、一緒に頼んだあんこもたっぷり。こりゃあいい一日の始め方だわ。
せっかく出かけてきたので、すぐ帰るのももったいない気がして、ノートを取り出して短歌を作る。
最近はあまり短歌が作れていない。でも１０年以上短歌を作ってきているので、そういう時期もあること、そしてそれは一時的であることはわかっている。
ぼーっと考えていると、店内のBGMが止まり、電気も消えた。停電だ。外は明るいので、周りは見えている。薄暗くなった店内でお客さんたちはみんな天井を見上げていた。
え？ と思った数秒後には停電は回復し、もとのコメダに戻った。
何事もなかったかのような店内だけど、さっきみんなで習性のように暗くなった天井を見上げていたの、面白かったなと思った。これは、短歌になりそうだ。
６月１５日
私は節約中だし、そもそも無職で収入がないし、父の日のプレゼントをあげるつもりがまったくなかったひどい娘なのだが、靴下ぐらいは買ってあげましょうかね、という気持ちになり、しまむらへ。
父は母を真似て五本指靴下を履くようになったので、３足組の五本指靴下を買うことにした。
自分用の靴下と、スカートの下に穿く短めのスパッツも冷房対策として購入。
夏用のスリッパを新しくしたかったので、スリッパコーナーも見てみる。
しまむらのスリッパコーナーは想像以上に充実していた。端から順番に見ていくと、赤いスリッパに目が止まった。
ピースサインをしているように見えるエビの絵が描かれていて、その上には「Yeah Yeah Lobster」と書いてる。イェイイェイロブスター……意味が分からない。しかし、そこが最高じゃないか！
私は迷わずイェイイェイロブスターを買い物かごへと入れた。楽しい夏になる気がする。