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うれしい顔、ちゃんとできているだろうか(3月後半の日記)

3月17日

大好きなイラストレーターmameさんの個展へ。
日曜日の原宿は人が多くて、自分が田舎者だと思い知らされる。外国人観光客のほうが、私よりよっぽど原宿になじんでいるように見えた。
無事会場に着き、サインをいただくための整理券をゲット。サイン会までの約1時間半、行きたい場所は下調べ済みだ。
今年のやりたいことリストの100個のうちの1つがワコールの3Dスキャンで体型の計測をすることで、ちょうど個展の会場近くの店舗でやることができるのだ。

さっそくワコールのお店に行き、計測をしたいと伝えて、数年間使ってなかったけど入れっぱなしになっていたワコールのアプリを提示する。
アプリのバーコードをピッと読み込んだ店員さんに「茨城なんですね!私も茨城出身です!」と言われた。茨城も東京も同じ関東だから、東京にも茨城人はたくさんいるはずだけど、なんだか嬉しくなる。「西部です」と言われたので「私は南部です」と返した。
スキャン用の身支度をして、簡単に計測は終わった。
自分で思っていたよりも胴の厚みはなく、思っていたよりも太もものハリはひどかった。アプリでアドバイスを読むとドンピシャなことが書かれていて、無料でできるサービスとしてはかなり有益だと思う。想像以上の満足感を得られて、すでにホクホクした気持ち。今日のメインはこれからなのに……。

ワコールの次は腹ごしらえをせねば。会場の近くにカフェがあることはわかっていたので、そこへ向かう。
広々としたカフェは老若男女でにぎわっていて、この人たちは日常的に原宿のおしゃれカフェを訪れる生活なのだろうか……と思う。一瞬「いいな~」と思いそうになったけど、それはあくまで一般的な恵まれてそうな人のイメージであり、冷静に考えれば人混みが苦手な私は原宿のおしゃれカフェにはたまに来れば十分だ、むしろたまにしか来たくない。
店員さんはみんな丁寧に対応してくれている感じがして好感が持てたのだけど、注文した相がけカレーは二種類ともルーがしょっぱくて残してしまった。繁盛しているおしゃれなカフェでもおいしいとは限らないのだな。さすが原宿。

時間が来たので個展会場へ。広くはない会場だけど、展示されているイラストは全部かわいくて、見ていて癒されるというか、私のなかで明るい色の花が次々にほころぶような心地がした。
ほかのお客さんも「わ~」と声が出てしまってる人がいたり、「かわいいね」と話しながら見ている人たちがいたりして、幸せな空間だった。
mameさんは優しくて明るい雰囲気のかたで、数年前の展示でお会いしたことも覚えてくださっていて感激。お話ししたいことはあるのだけど、うまく言える気がしなかったので、事前に準備してきたファンレターをお渡しした。
サインとともに似顔絵も描いていただき、これもとても可愛くて、胸がいっぱいになりながら会場を後にした。


3月22日

予約していた美容院へ。
いつも美容院へ行っても見た目がさほど変わらないので、家族からは「どこ切ったの?」と言われてしまう。
でも、私にとってはロングヘアーで前髪は伸ばしてセンター分けが一番しっくりくるスタイルであり、美容院は髪を切りに行くというより、自分のスタイルを維持するためのメンテナンスに行く場所なのだ。

今回も、行きと帰りでほとんど見た目が変わらない状態で帰宅した。これでいいのだ。


3月25日

精神科の通院日。
「私は自立して生きることは難しいから、周りに助けてもらうしかない。周りの人に感謝しつつ、その人たちのために私ができることは元気でいることだと思うし、助けてもらえるような愛嬌のある人になりたい」という話をしたところ、先生から「もうすでに助けてもらえてるのだから、愛嬌はあるんじゃないかな」と言われて嬉しくなった。
自分ではよくわからないけど、愛嬌があるのだとしたらそれは長所だと思うので、もう少し自分に自信を持ってみようかな、自信持って人と接してみようかな、という気持ちになった。

帰りにデニーズでランチを食べる。胃の不調が続いていたので、さっぱりしたものが食べたくて、野菜がたっぷりの鶏の甘酢プレートランチを注文した。
野菜を使った数種類のおかずは見た目がカラフルだし体に良さそうで嬉しくなるけど、いざ食べてみると鶏の甘酢はから揚げだし、パプリカやナスも素揚げされていて、胃への優しさという観点からすると完全にミスチョイスだった。おいしかったけど。

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