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地方都市旅行1泊2日
8月12日。
駅で彼氏と待ち合わせをして1泊2日の旅行へ。
まずは駅構内のお店でお昼ご飯を食べることに。
お店の列に並んでる間、この日着ていたワンピースの話をした。GUで買った緑色のシャツワンピース1490円、もっと高く見えると言ってもらえたので満足。
チャーハンを食べて、おいしかったけど、それ以上にサービスでついてきたカニのお味噌汁がとてもおいしくて幸先いい感じがした。
混んでいる電車が苦手だし、目的地まで1時間以上かかるのでグリーン車に乗る。
私はしょっちゅうグリーン車を利用しているのだけど、彼は初めてだったので、グリーン券の買い方を教える。いつも教えてもらってばかりなので、ちょっと嬉しい。
目的地までの車窓の風景はどことなく地元と似ていて、緊張しいの私もリラックスして過ごすことができた。ヒマワリが何本も並んでいるのが見えて、それで一首作ったりした。
目的地に着いて、まずはシャトレーゼへ。なぜ?と思われそうだけど、私の地元にあったシャトレーゼは閉店してしまって、とても残念だったので、念願のシャトレーゼだ。
大好きなシャトレーゼに行けるうえに、ここの店舗はカフェになってるらしいとのことで楽しみにしていた。
行ってみると、カフェは無くなってしまっていて、普通のお店だったのだけど、同じフロアにある喫茶店に持っていけば食べさせてもらえるとのこと。ここのシャトレーゼには焼きたてパイのコーナーがあって、バターのいい匂いが漂っていたので、私は期間限定のレモンチーズパイにした。彼はティラミスのケーキとチーズケーキ。
お会計をしたあと、喫茶店でケーキを渡すとお皿に乗せて持ってきてくれた。不思議なシステム。
私のパイは手づかみで食べたのだけど、ボロボロこぼれてしまってめちゃめちゃ食べづらかった。匂いにつられてパイをチョイスしたことを後悔した。
彼が食べていた2種類のケーキも、一口もらった。
少し歩いて、行きたいと思っていた本屋さんへ。思ったよりも町は栄えていて、おしゃれなお店も多い。私の地元よりずっと都会だった。
本屋さんはこぢんまりとしていたけど、なかなか興味深い本が並んでいた。
私はコジコジの本を買った。文庫本サイズで、旅行中でも持ち歩ける。コジコジが悩みに対して一言答える、みたいな本で癒された。二頭身のキャラクターって可愛いよなあ。
街を歩いて、歩いて、疲れてきた。体力のなさが悲しい。
バスに乗って、行きたかったパスタ屋さんへ。バスが苦手な私だけど、数か月前からバスに乗る練習をしていたので、旅先でも問題なく乗れてうれしい。
パスタ屋さんでメニューを開くと、全部おいしそうだった。普段はクリーム系が好きだけど、暑いし疲れていたのでトマトソースの魚介が入ったパスタにした。
パスタが運ばれてきて、あまりの量の多さにびっくり。多いとは聞いていたけど、Sサイズだよ?これ、Lじゃね?という感じ。おいしいけど、食べても食べても減らなくて少食の私は半分以上残してしまった。
「残ってもお持ち帰りはご遠慮願います」というようなことが書いてあったので、きっと食べきれない人が多いのだろう。
パスタ屋さんでタクシーを呼んでもらって、ホテルまで向かう。
運転手さんが「量が多かったでしょ」と言っていたので、本当に誰が見ても量が多いのだな、あのお店は。
運転手さん、コロナのせいでタクシーを廃業する人が増えたから、自分たちは逆に忙しくなっちゃったというような話をしていた。ご苦労様です。
ホテルに着いて、とてもとてもへとへとで歩けそうになかったので、彼を一人でコンビニに行かせて、私は部屋にあったマッサージ機で休憩した。
肩首のこりが尋常じゃないので、あまり効いた感じはしなかった。
帰ってきた彼と大浴場へ。
服を脱いで、いざお風呂へ!と行きたかったのだが、ロッカーのカギが閉まらない。ピンチ。
閉め方がわからないまま素っ裸で2、3分ほど格闘していると、「大丈夫ですか?」と声をかけて教えてくれる人が現れた。めちゃくちゃありがたかったです。
素っ裸で素っ裸の知らない人に鍵の閉め方を教えてもらうの、なんか思い返すと笑っちゃうけど。
大浴場は意外と空いていた。髪を洗って、備え付けのトリートメントをここぞとばかりに大量に使い、顔と体を洗ってお風呂へ。
水が怖い私は大きなお風呂も苦手で、隅っこで縁につかまりながら入浴。足を延ばすと、浮いてしまいそうで焦る。結果、全然リラックスできないわ……となり、早々と入浴終了。
露天風呂もあったのだけど、少し距離があって、ロングヘアの私は髪から水滴がぽたぽた垂れてしまうのであきらめた。
8月13日。
6時ごろに起きてしまった。台風が近づいてきているはずだけど、雨はまだ降っていない。
7時過ぎにホテルのレストランで朝食。お盆で一人分ずつ朝食が運ばれてくるスタイル。春巻きとイカフライが乗っていて「朝から揚げ物!?」と思ったけど、普通に食べられるもんだな。朝からお腹いっぱい。
部屋に戻って、まだ出かけるには早いのでテレビを見ていた。漫画を紹介する番組でお絵描き対決をしていたので、私と彼もお絵描きをした。
彼の絵を見るのは初めてだったけど、ディテールが彼っぽかった。私の絵は下手すぎて「記号だね」と言われた。
絵を描いたホテルのメモ帳は思い出として持ち帰る。
チェックアウトして、町中を歩く。レトロな商店街があって、写真を撮った。
以前はにぎわっていただろう商店街は、シャッターが下りているか、夜のお店に替わっているかで、地方都市の悲哀を感じた。
きのうの疲れがかなり残っているので、喫茶店に入る。広くて雰囲気のいい喫茶店だった。
私は疲れもあるし、台風で帰宅できるかどうか不安になってしまっていたので、早々と帰ることを決めた。
駅に戻って、お土産を買い、帰りもグリーン車に乗った。早く帰るのは悔しさもあるけど、ほっとする気持ちのほうが大きくて、電車に乗ったら安心したせいか元気になった。
途中、雨が強い区間もあったけど、問題なく帰宅することができた。
彼から送られてきた旅行中の写真の私はどれも楽しそうだし、めっちゃ愛されてる感じがする。
引きこもってたころの私は、彼氏と楽しい旅行に行く未来があるなんて思わなかったので、ありがたいなーと思う。
台風が来ているのに傘を一度も使わずに済んだし、行きたい場所に行って、食べたいもの食べて、すべてに感謝!みたいな気持ちになる旅行だった。
謝謝!