道路使用許可の集客方法・書類・図面作成方法【新人行政書士向け】
はじめに
こんにちは、デコレート行政書士事務所の吉田です。今回は”道路使用許可(市道) ”の集客・書類・図面作成方法について記事を書いてきます。
道路使用許可は私が初めて1つの許認可に特化したホームページを作ったものです。
道路使用許可はうまく行けば月2〜3件ほど受注し、約10万円の売上が見込める手続きです。あくまで今回は「道路使用許可とは何?」という概要的なものを説明するのではなく、道路使用許可の集客方法・書類及び図面の作成方法を解説いたします。
集客方法
マーケティング
道路使用許可の集客はネット集客がおすすめです。
ただホームページを作って道路使用許可の代行を行います。だけじゃダメなんですよね。依頼が来ません。
まず一番はじめに集客(ホームページを作る)をする上で大事なのは、”ニーズ”を知ることです。つまりターゲット、顧客の特定です。
風営許可なら難しいから依頼。入管手続きは難しい✖️入管が怖い。
などなど1つの許可にそれぞれの需要があります。
道路使用許可に関してもいくつか考えられますが、私は以下の3つだと思っています。
・遠方地域で申請に行けない
・1週間後に許可が欲しいため、即日申請をしたい
・少数人数の会社なので定期的に書類の作成をお願いしたい
今回は私が思う道路使用許可のターゲット特定つまりマーケティングです。もし自分の経験則から別の需要を見つけることができれば、もっと依頼が来るかもしれませんね。
SEO
次にSEOです。いくら良いホームページ、ターゲットを特定できたホームページでも検索された時に上から5番目以内に来なければまず依頼がくることはないでしょう。
サイトの順位を上げるために必要なのは、SEO対策です。これを1から学ぼうとすると約2ヶ月はかかるでしょう。なぜなら行政書士のSEOは基本的なSEOと少し違うからです。
弊所は行政書士に特化したSEO対策の独自のノウハウを持っています。だから弊所で作成した記事は「〇〇市 〇〇許可」で検索された際、ほとんど上位表示が取れています。
一番上のサイトが弊所ホームページです。
2番目のサイトが弊所のホームページです。
1番上のサイトが弊所のホームページです。
このように検索上位されると自然とクリックされ、依頼がくるようになります。
SEOのことがさっぱりわからない。SEOについて勉強したい方は弊所のこちらの記事を参考にしてください。全て買っても2,000円です。そこらへんの本より安く、且つ行政書士に特化したSEOの勉強ができます。
書類作成方法
続いて道路使用許可の実務、書類作成方法についてです。
道路使用許可は以下の書類が必要になります。
・道路使用許可申請書 3通
・位置図・見取り図 3通
・道路環境規制図・使用図 3通
・迂回経路図 3通
・法定手数料(収入印紙又は現金)
申請書の書き方
書類作成については、申請書の書き方ですね。
お手元に道路使用許可申請書を用意しながら書いておくと便利です。
申請書は各都道府県警のホームページからダウンロードできます。
日付
年:西暦又は和暦
月日:申請を行う日
警察署
道路を管轄する警察署を記載します。
例)名古屋東警察署の場合
▽▽▽
『東警察署』と記載。
申請者情報
申請者が警察署へ申請する場合
ご自身の名前で結構です。
代理人が警察署へ申請する場合
代理を頼んだ申請者本人の名前を記載
例)
AさんがBさんに代理申請を頼んだ場合
『申請者 A 』と記載。
道路使用の目的
道路使用の目的を記載します。抽象的な表現は避け、具体的に記載しましょう。
例)看板設置を行う場合。
『作業者による看板取り付け工事のため』
場所又は区間
こちらも目的同様、道路の場所だけでなく車道を使用するのか・歩道を使用するのか具体的に記載する必要があります。
例)『名古屋市中村区太閤通3丁目25』の道路で歩道を使用したい場合
『名古屋市中村区太閤通3丁目25の歩道』
期間
道路使用許可の希望期間を記載しましょう。路上工事等の場合、期間はおおむね6ケ月以内です。
作業のうち一定のものは、15日以内。
また簡易工事等は、その形態により1か月以内若しくは通じて8時間以内となっています。
方法又は形態
道路使用の形態を記載します。
「別紙作業帯図のとおり。」などの記載が可能です。
通行止めを伴う作業の場合や片側通行で行う作業の場合には、『車両通行止めを伴う』と記載します。
現場責任者
道路使用の際、実際に現場にいる責任者の名前を記載してください。
ここには何も記載しないでください!!
以上が道路使用許可の申請書の作成方法になります
図面作成方法
位置図・見取図
インターネットが発達する前の行政書士の先生方は、現地まで足を運び写真撮影を行なっていました。
現在はGoogleマップやその他地図アプリの発展により、現地まで行かずに位置図・見取り図の撮影を行えるようになりました。
実際に、弊所の事務所を例に位置図・見取り図を作成したので参考にしてください。
道路環境規制図・使用図
道路使用許可を行なったことがない場合、「図面って難しそうだな」と思うかもしれません。ただ実際にそこまで難しいということもなく現地に行かずとも対応できます。今回は弊所の事務所に看板をつけるという形で、図面を作成してみました。
作成ポイントは以下の4つです。
①道路の幅員を記載 ※測量は「Googleマップ 計り方」で検索!!
②道路の名前を記載 ※わからなければ、道路上に住所及び方角を記載。
③誘導員の記載 ※誘導員が誘導づる旨を図面の空いている箇所に記載。
④規制区間の記載
⑤作業車の幅
図面制作といえばCADが代表的に取り上げられますが、弊所は道路状況を見てCANVAや手書きなど最速で仕上げられる方法で図面を制作しています。
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