【言葉の不思議】
こんにちは、言葉の不思議の時間です。今回は漢字の読み間違いについて書いていこうと思います。国語辞典などのネタバレを含みますのでまだ読んでいない方はここで閉じて下さい。
さて、漢字の読み間違い。例えば『早急』なんてどうでしょう?読み間違う人が多すぎてサッキュウでもソウキュウでも携帯の予測変換で勝手に変換してくれちゃうのが恐ろしい。そのおかげで間違って覚えている人も自分が正しいと思い込んでしまう現象まで起きて、さらにその数が多すぎて慣用的にソウキュウでも正しいよ、なんて甘いジャッジに。
こういうパターンもあれば、体育とか雰囲気、唯一みたいに口語として言いやすく変換されたものも……ただ、こちらの場合も元はただの読み間違いだった可能性もありますが……『い』が2回続くと確かに省略して良いかなと、その気持ちはすごく分かりますね。タイイク、ユイイツは本当にただただ言いづらいから。
間違った意味の方が一般的になってしまった言葉の代表例として「お客様は神様です」があるよね、そろそろちょっといつもの口調に戻すけど、気にしないで。
この言葉は三波春夫さんの言葉として有名で、後に言葉の真意を本人が語っていて、「歌を披露するときは、神前にある気持ちで歌を披露しないといけない」という意味で発した言葉らしい。
決して「お客様は神だから徹底的に大事にして媚びなさい。何をされようが我慢して尽くしなさい」という意味ではない。
実際に接客業をしているときに「お客様は神様だろが!」と言われたことが何度かある。そんな時に様々なパターンのリアクションを試してみたけど、大抵の場合は火に油を注ぐだけなので注意が必要。
ちなみに中学生の頃から使っていて、すごく人の神経を逆撫でするリアクションがあるんだけど、それは「アーハー」ってやつで、「アー⤴︎ハー⤵︎」と英語っぽく繰り返し返事してると、たぶんすごい怒られるから注意して。
noteやSNSで文章を書いていると読んだ人から表現や漢字、言葉の使い方の間違いを指摘されることも多々あって、そういう時はちゃんと調べないと指摘してきた側が間違っていることもあるので注意が必要。
さらに最近思うのは外来語に関してで、いわゆるカタカナ言葉って合っている方が間違っていて間違っている方が一般的には正しい感じになっていたり、間違いと分かっているのにそのまま放置されたりとね、そういうとこあるよね日本。
個人的に好きなのは『サルサソース』なんだけど、『サルサ』はスペイン語でソースという意味。ソースは英語でソースという意味、つまりソースソース。
これを間違いとするのは簡単だけど、ドキドキとかハラハラの進化系だと思うと面白いんだ。
チゲ鍋もそうなんだってね、鍋々!ちなみにこの『々』は同の時点という名前だよ、漢字ではなく記号ね。
フラダンスも踊り踊りになってんだね!ダンスダンスレボリューションもいっそフラフラレボリューションとかにしたら良いのに新作。
調べてるとこのパターンが好きなんだね日本人は、というか日本のメディアがなのかな。
色々と調べてたらクーポン券ってのが面白くて、クーポンはフランス語で『切り離す』という意味の単語らしく、もともとは『切り離して使用する切符や券』を指す言葉なんだってさ。
そうなるともう『LINEクーポン券』とか『WEBクーポンチケット』とか深く考えるなの世界だよね。
漢字の読み間違いのことを書くつもりが検索してたら楽しくなっちゃって全然違う内容になっていまったけど、それもそれでそれってことでご理解ください。