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2024年 7月 振り返り

うるさいという言葉には五月蝿いという漢字が割り当てられていますが、どう考えても五月の蝿より八月の蝉の方がうるさいだろうと思い語源を調べてみると、決められた当時は旧暦であり五月はちょうど梅雨の時期にあたっていて外は雨が滴るなか、家でのんびり過ごそうと思っていたところにやってきた蝿の煩わしさから由来しているそうだけれどもいやいや八月こそ家でのんびり過ごしたいであろうと思っていましたが、その当時には冷房などなかったことにハッとさせられなんとも文明の進化は素晴らしいものだと感嘆しながらいやしかし文明の利器にばかり頼っている我々は退化しているのではないかと思考がよぎり、ここに、世に何かを生み出し人類の発展を支えていく側とその恩恵をただ享受するある種の怠惰とも捉えられる側の二極化の構図が見て取れ、これはそのまま搾取する側とされる側の社会的構図に当てはまり、私たちはこの先どちらの極に立つことができるであろうかと先を見つめています、おおたです。

とうとう前期が終わってしまいました。この調子ですぐに卒業設計卒業論文が始まってしまうのかと怯えています。

夏が暑すぎたので投稿が遅れてしまいました。申し訳ありません。今後の振り返りは翌月のうちに投稿するというルールにしたいと思います。

2024年7月の振り返りをしていきます。


PROBE

最終講評会が行われました。
ゲストには
Studio TRUE 松岡大雅さん
GANEMAR 小金丸信光さん
miCo. 今村水紀さん
が来てくださいました。

自分たちにはなかった視点からのコメントを多くいただき、とてもよい経験となりました。ありがとうございました。

がんばって発表しました。

約3ヶ月間それぞれがPROBEとなりPROBEしてきた内容を最終成果物として発表しました。中間発表と同様に、いままでの過程もアウトプット作品になっています。

のぞきむらじ


この場所は使ってはいけない場所でした。ごめんなさい。


全員の作品を説明付きで載せようか迷いましたが、長くなってしまうので気になる方は是非連研に遊びに来てください。

フライヤーも作りました。当日に。

そんなわけでPROBEがとうとう終わりました。終わってから振り返ると、PROBEとは思考の筋トレでした。連さんからPROBEは筋トレだよと言われていたときは、連さんは筋トレなんて単語を知っているのかとしか思っていませんでしたが、まさに仰る通りでした。
PROBEはゴールを定めないこと、というルールがあり、課題に取り組む途中途中で何をするのか、どこへ向かうのかを自分自身で探さなければなりません。そこで苦しめられるのがフライヤーにある通り、So What? ということばです。それをするからなんなのか、この道を選択して何になるのかをひたすら問い続けます。今までの課題では出会うことがなかったこの障壁をいかにして乗り越えるかを繰り返し考える筋トレでした。
さらには毎週何かしらをアウトプットするというルールも課せられるので、やはり課題の難易度としては高かったように感じます。
しかし、PROBEを経たことで So What? と思考することとその度に手を動かすことの力、実践を経たことで得られた知見を元に思考をする力を手に入れることができたような気がします。これは連研だからこそ手に入れることができる力であり、連研が掲げる「社会変革としての建築」を作っていく上で求められる能力のように思います。
今後はPROBEで得た力を活用しながら卒業設計と戦います。

ゼミ旅行

タイの滞在期待大。

川崎大師プロジェクト

先月定まった方向性をブラッシュアップしながら案を考えていきました。

その案がこちらです

建物内の一部を外部化するという案だったので、その外部と内部の関係性を考え直しました。

窓の高さを下げ、下端を外部に設置してあるベンチに人が座ったときの肘掛の高さになるように調整し、さらに肘置きとしてベンチ側に下端を延長してあげることで、外部と内部の関係性を担保するように設計しました。
これはまちの休憩所として機能することや施主であるNPO団体とまちの接点にもなり得ること等を前提とし、あまりにもオープンにしすぎてしまうと既にあるコミュニティの存在が垣間見え、ふと立ち寄る事への障壁となってしまうこと、しかし完全に関係性を断ち切ってしまうと施主にとってこの場所にこの空間を設える意味が消滅してしまうことを考慮し、外部と内部、ひいてはまちと建物のちょうどいい距離感をつくることを意識した結果です。

中央にあるピンク(色は仮)の柱は、角地に立地していることを踏まえ、アイコニックな存在となってこの場所への引力を発揮しながら、掴んだり寄りかかったりなどの行為を誘発してくれる装置にもなるように計画しました。

案が固まり、工務店へ見積もりをお願いする際に提出する図面を揃えるために各ディテールを検討しました。

荒れたフィールド

ディテールの検討は困難を極めました。私たちは建築を何も知らなかったのです。壁はどうやって建てるのか、窓はどうやって開けるのか、何もかもがわからずディテールの検討を終わらせよう!と意気込んで学校にみんなで泊まった日はみんなで仲良く眠りにつきました。翌日の朝の太陽の眩しさは先駆けの建築家たちの輝きとでも言いましょうか、圧倒するほどの明るさを私たちへ放っていました。あの朝の悔しさを忘れることはないでしょう。全員でひたすらに眩しい太陽に照らされたただ散らかっているだけの机の上を眺めていました。その時、研究室のなかにひとつの声が響きました。
「このままではいけない。」
誰かが言ったのか、私が言ったのか、それともただ心の中で唱えただけなのか。しかし、確かにその時全員の心持ちが変化しました。
全員で顔を見合わせ、栄光の架橋を全力で歌いました。私たちは今まさに栄光の架橋を、いや、栄光の壁を建てなければならないのです。あと栄光の窓と栄光の柱と栄光のベンチと栄光の肘掛け。いくつもの日々を超えてたどり着いた今があると、そう言えるようにならなければならないのです。
約2時間は歌っていたでしょうか。十分に気合いが入った後に円陣を組み、私たちの「建築」が始まりました。

そうしてなんやかんやあって図面が完成しました。今後は見積もりが完了次第、クライアントとの打ち合わせを行い、竣工へ向かっていきます。

日常

ワニワニパニック

ホチキスとホチキスの芯を買いすぎました。


旧Twitter

空調工事が始まる関係でついに研究室の前を片付けました。これは先輩が残していったものです。

柱が建ちました。

柱が建ちました。

むらじさんが3人います。

連さんのパワハラにより、ギター佐藤、ボーカル櫻井でマリーゴールドを歌いました。ありがとうございました。


まとめ

よく美容院とかでこの後はどこか行かれるんですか?と聞かれたときに本当はこの後大学に行くけれどさっき今は夏休みですと言ってしまった手前、大学ですと言ってなぜ夏休みなのに行くのかという説明をするのが面倒なため、適当な嘘で誤魔化すことがあると思いますが、連研ではマニュアルが用意されているので安心してください。

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