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オタクが猫を拾ってみたら①

先日保護した男女の兄弟子猫はそれぞれ春くん・千夜ちゃんと命名した。
ふたりはプリキュアならぬ、二匹は春千代である。東京リベンジャーズの口元に傷のある彼だ。ちなみに私の推しは単行本9巻軸の一虎くん。そして短髪三ツ谷。


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正式名称は夫の希望で春風くんという。
私は春風というとどれみちゃんが頭に浮かんでしまう。
保護時の体重は150g未満で、千夜より10g軽くもやしっ子といった印象だった。だが、目はすでに片目が開いており、もう片方もすぐに開いておめめぱっちりの美少年になった。
ミルクを飲むのも上手で、シリンジを押してやらずとも春くんの吸引力でグビグビ飲んでいた。小さいながら成長が早い。
春と千夜、どちらが兄か姉か、あるいはどこかの物騒な双子のようにどちらも兄さま姉さまなのか、真実はわからないけれど、なんとなく私の中で春くんは賢い弟というポジションになっている。
ちなみに春くんは千夜に比べて白い部分が多めで縞模様薄め、上から見るとレスリングの競技服を着ているみたいに見える。

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こちらが千夜ちゃん。
縞模様強めでお手手には白手袋、あんよはレギンスを履いているように見えるのが特徴である。
保護時の体重は160g弱。とにかく千夜は元気で大きい。どうしても春くんと比較して、千夜といえばデカイ、千夜といえば巨体児、千夜といえば進撃の巨猫、千夜といえばウンチも特大、などと思ってしまっていたけれど、改めて見ると小っちゃかったんだなお前……。
この文章を書いている今、二匹ともどんどん大きくなっているのだが相変わらず10g差は変わらないのでどうしても千夜が大きく見えてしまう。
とにかく元気で大きい千夜だけれど、当初目はまだ開いていなかった。まだ焦るような時期ではなかったが春くんの目が開くのがかなり早かったこともあり、特に夫はとても心配していた。私によく「千夜の顔を拭いてあげて」と言っていた。自分でやればいいのに。
そして千夜はミルクを飲むのも下手だった。食欲はものすごく旺盛なのに、ミルクが欲しすぎて暴れるのでまず乳首を咥えるのに時間が掛かったし、咥えられても焦って上手く吸えない。夫と二人で授乳するとき、私が千夜の方を手渡すと夫は難色を示した。
じゃじゃ馬娘のちーちゃん。きっと君は気の強い姉だね。
君たちを見付けたあの夜も、鳴き声を張り上げていたのはちーちゃんだったんだろうな。でも、いつも春くんにくっついていくのは決まってちーちゃんからで、気は強いけど本当は甘えんぼさんなんだよね。

そして、我々の心配をよそに保護から一週間で千夜の両目はぱっちり開いた。二匹とも元気いっぱいすくすく成長している。
子猫の成長はあまりに早く、たくさんミルクを飲んで大きくなってね、という気持ちと、もっとゆっくりでもいいんだよ、と今を惜しむ気持ちとが常に同居している。
本当はレスリング春くんがわかる写真と、保護二週間目の現在の二人の写真を載せたかったのだが何故かこれ以上画像挿入ができないため諦めることとした。
noteは難しい。


#猫 #保護猫 #赤ちゃん猫

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