縫製の美しさ
「m.ripple」製品のほとんどをこの足踏みのミシンにて縫製しています。
という話をすると、おばあちゃんの家に足踏みミシンあった!懐かしい!!
などよく聞かれますが、まさにそれで、ちょっと古いタイプのちょっと時代遅れ的なミシンです。
この純正の脚はもう生産が終わってしまっているので、デッドストックを探して一台分はストックしています。
この網脚がやっぱいいんですよね、純正でこの美しさですしね。
まさに美脚。
しかしながら、ミシンの性能としては時代に逆行しているので量産には向かないし、謎に低い設定になってて少しかがんだ体制でミシンがけしてるし、なんでこれを愛用しているのか?いう話ですよね。
今の現行のミシンは高機能だしセッティングも楽だし、踏んだらダダッと進んで身体的にも楽だし、良いことづくめなんですがね〜。
この足踏みミシンが最高に良いところってのが糸の締まりが強くって、な、だけにステッチが綺麗なんですね。
どことなく有機的だし。
このステッチってのは、縫い合わせてるだけなのですが、プロダクトとしてレベルの高いものを目指すには、また美しさを求めるなら縫製の具合ってのは本当に重要で。
ほら美しい(自画自賛w)
定番として展開しているものの中では赤ステッチは珍しい部類に属していて、基本的には本体と同じ色の糸を使用しています。
こんだけステッチが〜いうてるのに!
それは、革が経年変化して濃くなった時に初めてステッチが際立ってくる設定になってて、初めからステッチが目立ってると飽きてしまいがちなのもあって。
あと、この針穴の美しさってのにも意識していて、革と糸を同じ色にすると針穴が目立つんですよね。目立っちゃうんですよね。
ひし形の針を使って美しい表情を出すのもステッチの小さな主張としてクオリティを演出しています。
「m.ripple」の製品は全て私自身が縫製してるので、修理なんかもいつでも対応できるようになっています。
次はちょっと違う色のステッチで気分新たにカスタマイズの意味も込めて修理すれば壊れるのもマイナス要素でもないはず。
そんな感じで気に入ったアイテムを長く使っていただけるように、何年も美しくあり続けれられるような設計・デザインを心掛けてブランド展開しています。
と、いうことで最近お気に入りのセブンイレブンのパインジュースでも買いに行くかなっと♪あれパインジュース好きにはたまらんよね〜〜〜〜