【第28話】聞かれても普通のことだから分からない。
みらにちは、 未来人Ｊ です！
前回は「文系と理系」について話しました。
今回は「マインドセット」について話します。
マインドセットとは、
組織や個人に関しての考え方の枠組み
のことです。
「この組織はこのようなものだ！」
「私はこのようなものだ！」
という理念や経験や常識や思い込み
があったりします。
その裏には、
「この組織はこのようなものだ！
（だから、それはできない）」
「私はこのようなものだ！
（だから、それはできない）」
という思考があったりします。
これがマインドセットです。
いわば、普通の状況による考え方。
前回の「文系と理系」の話の中で、
未来の大学は価値創造を教えられる。
でも、そんなことを教えられる
大学教授なんているの？という話から、
今回の「マインドセット」の話を
することにしました。
結論としては、価値創造を教える
大学教授は未来にわんさかいます。
では、なぜそのような大学教授が
わんさかいるのか。
正直に言うと、僕にとって、
それが普通であり、社会の姿なので
明確な理由はわかりません。
普通のことだからです。
例えば、大昔に私たちの祖先は
海から陸にあがりました。
祖先が陸上での生活に定着するまでは、
様々なことがあったと思います。
陸にあがることを嫌がり海に残るもの、
陸上に生存できず死にゆくもの。
海中生活から陸上生活に変わるまで
様々なことが起こったはずです。
仮にあなたがそんな時代にいって、
海中の祖先から、
「陸上生活ってなんだ？そんなやついるのか？
どうやって生活するんだ？」
と聞かれて、すぐに答えられますか？
普通のことすぎて答えられないと思います。
陸上生活ができる理由なんて
考えたこともないでしょう。
そもそも、祖先は質問すらできません。
言葉が存在していませんから。
言葉がないと質問すらできません。
また、近い過去である江戸時代に
行ってみましょう。
言葉はあるので、質問はできるでしょう。
あなたは、武士から聞かれました。
「サラリーマン？商人のことか？
どうやって働いているんだ？」
何となく答えられそうな気がします。
あなた「会社で…」
武士「会社って何だ？」
あなた「人の集まりで社長がいて…」
武士「社長ってなんだ？」
あなた「会社で一番偉い人」
武士「未来では殿が社長というものに
なっているんだな！
よかった！お家は安泰だ！」
あなた「・・・」
心の声（そういえば、武士はどうなった？
まっ、失業したんだろうな。）
って、なると思います。
当たり前すぎて、
説明の仕方がわからないんです。
説明の仕方がわからないので、僕は、
「価値創造を教える大学教授は
わんさかいます。
それは普通のことだし、社会も
価値創造を当たり前として
動いています。
価値創造をできない人はどうしてる？
わかりません、見たことないですから。」
としか答えられません。
未来の歴史学者であれば
明確に回答してくれるかもしれませんが、
僕の力不足です。ごめんなさい。
同様に、大昔の祖先に
「海中でも子孫は残っているだろうか？」
と聞かれたら、
「水中で生きている人間を
見たことはありません。」
と答えるしかないし、武士に、
「拙者の子孫は、武士を続けているか？」
と聞かれても、
「街中で武士を見たことはありません」
としか答えられません。
ただ、僕は、普通のことが普通じゃなくなり、
普通じゃないことが普通に変わっていく中で
犠牲になった人のことを想像してしまいます。
そして、【第26話】常識の被害者たちで話した
現在５０～７０歳の段階の世代の先輩方に
想いを馳せてしまいます。
私の目的は、
言葉を基礎として様々な方法で
価値を創造することが、
普通になる社会の存在を
現在にあらかじめ伝えておきたい。
普通になる前に。
もし、大昔の祖先に、
「将来、陸上で生活しますよ！」
と誰かが教えてあげられてたら、
あらかじめ準備ができて、
もっと救われた祖先がいたかもしれない。
武士に、
「将来、サラリーマンとして働きますよ！」
と誰かが教えてあげられてたら、
あらかじめ準備ができて
もっと救われた武士がいたかもしれない。
このことが、本当に求められる
マインドセットの役割かも知れない。
マインドセットとは、
その人にとって普通じゃないことを
普通のことにすることが役割だから。
未来は、
言葉を基礎として様々な方法で
価値を創造する社会が
普通になる。
現在では情報発信と言われている。
どうか少しでも多くの先輩方に
伝わってほしい。
段階の世代以外は？
安心してください。
否が応でも、情報発信技術を学びます。
生きるために。
始めるのが早いか遅いかだけの違いです。
そういえば、だいぶ前の回で、
「日本は人口１億人をギリギリ保ってます」
と話しましたね。
次回は「人口」について話します！
お楽しみに！
注意 この記事はフィクションです。
今日のミラネコ
「メザシを目指して！メザシみたいな猫」
