復興の鉄印|のと鉄道
鉄印を求めて、のと鉄道終点の穴水駅に向かいました。
この日からちょうど一週間前、震災で被災した能登を今度は豪雨が襲いました。毎日伝えられるニュース映像を見ながら一週間、行くべきではないのではという葛藤がありました。のと鉄道トップページにあった「運行状況:平常通り運行しています」というアナウンスを見て、乗りに行かなければと心を決めました。これについては様々な意見・感情があることは承知しています。
行くならばその行程をきちんと楽しもうと思いました。
往路は金沢駅から北陸鉄道の特急バスに乗っていくことにしました。
よりその土地の雰囲気などを感じられるという気がしているので、往復で違うルートを移動することはよくやっています。
金沢市内にある県立中央病院、県庁を経由して、能登半島西側の海岸沿いのドライブウェイに乗って北上していきました。羽咋(はくい)市辺りで内陸へ入っていき、徳田大津ICで一般道へ降りて、今度は半島東海岸側へ。249号線をのと鉄道とほぼ並走するような形で穴水駅に向かいました。
途中「災害支援」の自動車とすれ違ったり、道路の補修工事が続けられている区間が何か所もあったり、海岸沿いでは青いビニールシートを屋根に広げている家があちこちに見え、歪んだままの家屋、全壊して放置されたままの家屋もありました。
金沢駅出発から2時間、穴水駅に到着しました。我々旅行者には電車に乗ったり、おみやげを買ったり、街で募金することくらいしかできません。駅の窓口で復興の鉄印を発行してもらいました。
そして、のと鉄道に乗って帰ってきました。