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ダリル・ホールが来日した今だから、ホール&オーツ愛を語ろうと
ダリル・ホール来日中ですが。
ダリル・ホール&ジョン・オーツの来日公演にはじめて行ったのは中学3年生のとき。それ以降、来日公演は欠かさず行ってる。
ホール&オーツを追いかけてまもなく半世紀になろうとしている。それくらい大好きなアーティストだ。
でも、
ダリル・ホールのソロ・コンサートには一度も行ったことがない。
はい、今回も行きません。
『Live from Daryl's House』はチェックしているし、そのロゴが入ったTシャツを通販で手に入れて今も着ている。彼のソロ・アルバムは全部持っているのに。
「なんでソロ・コンサートに行こうと思わないのだろう」
『Sacred Songs』(1980年)
1977年にレコーディングされていたのに、いろいろあって発売が1980年に延期された記念すべきファースト・ソロ・アルバム。
プロデューサーがキング・クリムゾンのロバート・フリップ(最近『Live from Daryl's House』で共演していた↓)。
ブッ飛んだ作品だけど、1977年前後のホール&オーツ名義のアルバムと時間の流れで聴いたら、それほど違和感はないと思う。
お気に入りの1曲は、M-2「Something In 4/4 Time」。サビ、それから最後のリフレインが素敵。エレクトリック・ピアノの8部打ちはその後のホール&オーツの定番アレンジになっていく。
アナログ盤、CD化された1992年盤、1999年のロバート・フリップによるリマスター盤を持っている。
リマスター盤では、曲中の楽器のパンポットがオリジナルと左右逆になっている部分もあったりして(なんでだ?)。ちなみにリマスターCDには2曲追加(全12曲)されている。
『Three Hearts In The Happy Ending Machine』(1986年)
ホール&オーツは80年代に入るとメガ・ヒットを連発するアーティストになっていく。その時代を代表する「ブルー・アイド・ソウル」(この表現が大嫌いだ)デュオと言われるようになった。
1984年に『Big Bam Boom』、1985年にアポロシアターでのライブ、そしてLIVE AIDへの出演などがあり、その翌1986年に発表されたソロ2作目。日本語タイトル『ドリームタイム』。
眼鏡のシンガーソングライターの某曲(1988年発表)や◯ーング系の応援ソング(1993年発表)から多分なリスペクトが見受けられるキャッチーな日本語アルバムタイトル曲M-1「Dreamtime」をはじめ、ホール&オーツ寄りのポップな楽曲が詰まっている。
M-1の小っ恥ずかしいくらいストレートなコード進行を最初聴いたときはひっくり返った。
M-7「Foolish Pride」。ジョンの野性的な声でコーラスが入っていたらホール&オーツの曲ではないかと思うくらい。
そう、そんな部分にこのアルバムへの物足りなさを感じてしまった。
面白い動画を見つけた。サミー・ヘイガーと演っているバージョンなのだが、動画を見る限りサミー・ヘイガーはこの曲を全然予習していない。2コーラス目の最初のフレーズだけ歌って、あとは調子合わせてフェイクしたり叫んだりしているだけなんだもの。結構笑える。
さて。
それまで毎年必ずニュー・アルバムを出していたホール&オーツが『Big Bam Boom』以降、発表の間隔が開いていく。
'84年『Big Bam Boom』
'88年『Ooh Yeah !』
'90年『Change Of Season』
毎年作られていたものが止まってしまうと、ファンとしては「大丈夫?」って気持ちになる。
そんな最中にソロ・アルバムなんて出されてしまうと、良からぬこと(まさか解散?)を考えたりする。
心がザワザワしてくる。
リアルタイムでそんなことを考えていた時期だった。
まだ全然ホール&オーツ愛を語れていないけど、
長くなりそうなので続きは次回に。
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