鉄印を集める旅|山形・福島・群馬編(3)
1日目の旅(1・2)はコチラから↓
天気予報で、
「日曜日は寒くなる」と脅されたが、
本当にそうなるのだろうか。
そんな事を考えながら、
仙台駅に向かって歩いていた。
この日の宿は仙台朝市からすぐの場所で、
駅まではたいした距離ではない。
冬の朝の寒さがまだ心地よく感じる。
仙台は晴れていた。
日曜日早朝、鉄印旅2日目。
宇都宮駅までのヒヤヒヤ
まずは東北新幹線で一気に宇都宮まで戻り、
日光を経由して、
わたらせ渓谷鐵道の間藤駅に向かう。
通称「わ鐵」に乗ることが
今日のミッションだ。
新幹線はガラガラだった。
それだけで贅沢な気持ちになる。
昨日2時間かかった福島〜仙台間を、
これから20分で引き返す。
やっぱすげ〜な、新幹線って。
トンネルを全速力で抜けると
ガラッと天気が変わるのも、
山々を抜けて進んでいく
新幹線ならではの車窓の変化かもしれない。
晴天でトンネルに入り、
抜けると濃霧で真っ白になったり。
また別のトンネルを抜けた途端、
雨粒がピシピシと窓に当たりはじめる。
ツツツーッと雨の線が真横に流れ、
それを見て新幹線の速さを体感する。
その雨が完全に吹き飛ばない間に
また晴天が戻ってきたりする。
もうすぐ福島駅という頃になって、
車内アナウンスが入った。
“福島駅で連結予定の山形新幹線が、
強風のため15分遅れています”
15分遅れ?
山形新幹線の到着を待つという。
連結即発車という段取りのようだ。
今日の予定を確認する。
昨夜書いた本日の移動メモを取り出した…
まあまあタイトだ。
幸いにも宇都宮での乗り継ぎには、
24分の余裕があった。
この時間に収まってくれ!
車掌アナウンスは続く。
“この列車は福島駅を13分遅れて発車する予定です”
それでも2分巻いて発車しようとするJRの姿勢に強い意志を感じた。
宇都宮には8:30過ぎに到着した。
この先に無事繋がった。
不安がもたらした尿意&便意を解決して、
JR日光線の5番ホームにたどりついた。
日光駅に到着。
インバウンドの観光客が多かった。
日光市営バスで足尾方面に向かう
観光地の日光だけど、
今日は余裕でスルーするぜ、家康公。
天下の日光も、ただの通過点に過ぎない。
「わ鐵」の駅に向かうには、
ここから日光市営バスに乗っていく。
駅の改札を出て、
道を渡った「1C」のりばでバスを待った。
と偉そうに書いたが、
今回初体験・初乗車。
日光へ来たのもおそらく初めてな気がする。
正しいバスに乗れるのか?
「わ鐵」の始発駅=間藤駅は
日光方面から逆に数えて
停留所28番で降りるといい。
足尾銅山の名残を
少しだけ見て回ろうと思った。
停留所24番「赤倉」で下車した。
JR日光駅からの運賃は1,200円。
足尾銅山の産業遺産を垣間見る
かつてはここまで鉄道が伸びていたようだ。
銅精鉱貯蔵庫だった建物と古川橋。
周辺は立入禁止になっていて、
外から眺めるだけだった。
あまりのんびりもしていられない。
間藤駅に向かって歩いていく。
(4)へつづく↓ よろしくお願いします。
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