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ゲイの世界大会”ミスターゲイワールド”ってどんなところ?初代日本代表が答えます!前半

日本で初めてのゲイのコンテスト「ミスターゲイジャパン」

僕はそこで日本代表選考会を経て、初代代表となり、その先にある世界大会ミスターゲイワールドへと向かいました。

さて、ゲイの世界大会と言っても一体そこで何をするかあまり知られてません。世界一のイケメンゲイを決めるコンテストと誤解されることがよくあるんですけど、とんでもない!

大会期間は約7日間。グランドフィナーレでステージに上がる瞬間までにこなさなければならない課題が山ほどあります。なのでここで一気に説明してしまおうと思います。


1.筆記試験

そうなんです。筆記試験があるんです。それも毎日!質問は全て英語。問題はLGBTアクティビストとして活動していくにあたって知っておかなければならない内容。

例えばLGBTのシンボルである虹。その虹の色の順番。さらに各色の意味。

他には映画にもなったアメリカで初めてゲイを公表した政治家ハーヴェイ・ミルク氏。彼はどこの町の市議だったでしょう?

とかです。

さらにミスターゲイワールドについての質問も来ます。2016年の大会で第二位になった方のソーシャルキャンペーンはなんでしょう?

第一回ミスターゲイワールドが開催された土地は?

さらにさらに、開催地の歴史についての質問も来ます。僕が行った2018年の世界大会は南アフリカだったので、南アフリカでのアパルトヘイト、ネルソン・マンデラ氏の活動についての問いもありました。

2.フォーマルスーツ審査

社交場などで来るフォーマルスーツを着こなして、いかに華麗に歩き、人を魅了できるか。

スーツをただ着て歩けばいいのではなく、装飾品の使い方、歩き方、表情などが見られます。

夕食会のイベントがあり、我々はフォーマルスーツを着て出席。ゲストと食事をしながら会話を楽しみながらテーブルを回るためコミュニケーション能力も試されます。

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3.オンライン一般投票

各国の代表者にオンラインで一票投じるこの審査。世界中から注目される大会なのでここで一気に自分の顔と名前がいろんな国に知れ渡ります。大会期間中は各自のSNSを使って自分をアピールして投票を呼びかけます。

4.自己紹介ビデオ審査

公式ウェブサイトに1分のプロモーション動画を載せます。ここで各国代表の自己紹介だけではなく、ソーシャルキャンペーンの概要、ミスターゲイワールドのタイトルを使ってしたいことを言います。プロモーションビデオは凝ったものもあり、国の紹介なども入れたりしてます。例としてドイツ代表のビデオを紹介します。よく出来てるんだわコレが。

5.水着審査

指定の水着を着て写真撮影を行います。ミスターゲイワールドに出場するにあたってマッチョである必要はありません。ここで必要なのは、いかに今の自分の身体に自信を持ってカメラをの前に立てるかです。

コンプレックスも含めての「自分」をポジティブに表現します。いろんな表情、ポーズで写真を撮ります。他の代表の身体と比べる必要はありません。大事なのは自分自身の身体への意識の持ち方。どんな身体でも自分が褒めなければ輝きません。

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前半まとめ

とまぁざっくり審査を紹介しましたがまだこれ半分です。もう半分あって、さらに勉強会、課外活動、リハーサルなど1週間の間、とても過密スケジュールです。

しかし、どれも人間的にとても成長させてくれるものばかり。大会が終わった後、自分の国に戻り活動していく上で役に立つことだらけです。

どうだったでしょうか?なんとなく世界大会って何するところか分かったでしょうか?

後半に続きます♪


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