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カービィ世界の衣装=生命力説
※これはSNSで相互さんと盛り上がった話をまとめたものです。話の9割は妄想、妄言ですのでご了承ください!後半は特に根拠がありません!
また、この話で出てくる“衣装”は仮面や服、髪など見た目などをまとめた言葉です。
■1.衣装=生命力説
まず、前提として私はしばらく前からこの説を何となく感じていました。衣装が生命力?と思われるかもしれませんが、多分それを強く思うようになったのはこちらのインタビューからです。
このインタビュー内で「マホロアの衣装が灰色基調になったのはどうしてでしょうか?」と聞かれた際、熊崎ディレクターは
「ある戦いを経て、力を失った表現のために白くなったんです。エネルギーがなくなったよっていうことを表すためです。」
インタビュー【後編】
と答えています。
ここから、「衣装はただの衣装ではなく、本人の生命力や力、調子を表しているものなのでは?」と思うようになりました。
□根拠や例
具体的にはどういったものがそういう例なのかと言いますと、
コピー帽子はダメージを受けると外れる
=生命力の変化で衣装が外れるやられるとコピー能力がなくなる
=倒れると生命力ごとリセットされるマホロアの服の色が脱色・元に戻る
=生命力、調子によって衣装が変化している
といったものが挙げられます。また、HAL研究所の作品という広い視野で見ると、
「ハコボーイ!&ハコガール!」で、力を使い果たすと衣装が消える
=衣装と同時に生命力が無くなっている「はたらくUFO」で、衣装によって操作性が変化する
=衣装と調子が連動している
といったものがあります。
つまり、HAL研究所の作品は衣装=生命力や調子になっている可能性があるのです。
■2.ただの持ち物と“衣装”の差は?
さて、ここで疑問が浮かびました。それはザコキャラでも服や持ち物を持っていることがあることです。
しかし彼らはコピー元を持っていてもザコで、フレンズヘルパーなど特殊な形でないとストーリーにすら関わってきません。
では、ストーリーに関わるキャラクターと関わらないキャラクターの衣装の差は何なのでしょうか。
相互さんと話す中で、
そのひとを表すもの
そのひとの命の証
が“衣装”(ここではストーリーに関わるキャラの衣装)になるのではないかという考えに至りました。
□根拠や例
スターアライズのザコキャラは、フレンズになると帽子がお揃いになる
=カービィの力によって衣装がカービィと同じになるパラソルワドルディは不特定のワドルディだが、バンダナワドルディは特定のワドルディを指す
=特定のひとを表すものが衣装になる
つまり、生命力だけでなく本人確認のような役割を担っているのがカービィ世界での“衣装”ということです。
■3.衣装が無いとどうなる?
「特定のひとを表す」、それがカービィ世界の“衣装”ではないかと考察しました。衣装といっても本人が本人である証明……それくらい重要なものと考えました。
それでは、衣装を身につけていないキャラクターはどうなるのでしょうか?
ここではワドルディについて考えてみます。衣装があるワドルディとないワドルディがいるからです。
私は以前からこんな考察をしていました。
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そして、この数字とワドルディの立場・見た目を考えるとこうなります。
0→敵、ディスカバリーの生活しているワドルディ
1→バトデラでのワドルディ
2→ディスカバリーでの名前ありワドルディなど
3→ワドルディレポート隊など
4→バンダナワドルディ
……こうして見るとあることに気付きませんか?
そうです、0〜1は衣装がなく、2〜4は衣装があるのです!
つまり、衣装が無いと個性や自我が芽生えていない、言わば無意識に生きている子供のようになるのです。
逆に言えば、一度衣装を身につけると脱ぐことはないと考えられます。個性や自我がなくなることはありませんからね!
□関連 ハコボーイのネタバレ
⚠️ハコボーイのネタバレです、見たくない方はスクロール!⚠️
衣装を脱ぐことはないので、個性や自我がなくなることはないと話しましたが、『ハコボーイ!&ハコガール!』では違います。
『ふたり旅』というモードの終盤。星に危機が迫る中、キュービィとキューシィはせめて自分より小さい子供だけでもこの星から脱出させようとします。宇宙船は二人の力を使わないと打ち上げられないため、ここで子供とは永遠のお別れになってしまいます。
その直前にキューシィは、その子供に自身の特徴であるリボンを移したのです。
キューシィは過去作からずっとこの見た目であり、コレクション要素である着せ替えをしてもこのリボンだけは外れません。それを自ら外したのです。
つまり、個性や自我がなくなって力を使い果たしてでも、彼女達は子供を守り抜いたのです。
……では、カービィ世界で似たようなことは起こらないのでしょうか。
■4.形態変化、ソウルになったら
最初に話題に出したのはマホロアエピローグでのマホロアの話でした。力がなくなり、衣服が破け脱色しています。
ですが、マホロアはさらに変化したことがあります。ボスとして戦った際の第一形態、そしてマホロアソウルです。
これらは衣服どころか自身の形すらも変化しています。
……現実世界ではあり得ないと思うかもしれません。しかし、これはどちらかというと生命力や心身状態の強い変化が見た目に表れているのだと思います。そう考えると、形態変化は失恋して髪を切るようなことに似ているのかもしれませんね!
さて話が逸れましたが、ソウル化すると形が変化します。生命力・心身状態も変化します。……ですがそれだけではありません。
例えばエフィリスは、形態変化する前までカービィのドームほおばりを槍で防ごうと必死になっていました。
しかし、形態変化後はあんなに振り回してきた槍も自らも一塊になってしまいました。マホロアとはまた違った形態変化で、槍で戦うという自我のようなものを失っているようにも見えます。
そして倒すと光になってエフィリンに抱き留められました。
エフィリンの耳の穴が埋まることもなく、エフィリスがあの姿でまた現れることもなく……つまり、一度ソウル化すると同じ姿で戻ってくることは少ないのです。それどころか復活する方が少ないのですが……
□完全妄想 ソウル化した時の心身
そしてここからは完全に妄想ですが、ソウルになると野生的に戦うようになっているのではないかと考えました。
なぜそう考えたのかと言いますと、同じ姿で戻ってくる、そもそも戻ってこれないことの多いソウルの中で、マホロアは完全に元の姿で復活しているからです。
これについて考えた結果、また「生命力」が関わっているのではないかと思いました。厳密には「生きたいと強く願う気持ち」があるかないか、それがソウルから戻ってこられる条件なのではないかと思ったのです(マルクは元々熊崎Dの作品出身ではないのとひょっこり帰ってきそうな感じがあります)。
生命力が現れる見た目が変化し、カービィを倒すことしか考えられなくなってもなお、生きたいと願う力が生命力となり復活する……だとしたら面白いですよね!
あんなに侵略していたエフィリスも、光が消え去らずにエフィリンに抱き留められたということは生きたいと願ったのかもしれませんからね……!
完全に妄想で根拠もありませんが!!
■5.生きたいと願えば生きられる世界
形態変化すると生命力や自我、心身の状態が変化するのではないかと考察しました。
ここから更に妄想ですが、生きたいと強く願えば復活できる世界なのでは、とも考えました。
□根拠
しぶとく生き続けたマホロアはカビハンで衣装も元に戻っている
=ソウルになったにも関わらず完全に復活しているソウルに関わらず、洗脳・闇堕ちしても元に戻ったキャラが多数いる
=あくまで洗脳は表面的なもので、本心までは染まり切っていない可能性がある(妄想)
■6.見た目を与えると生まれ変わる
だんだん文がだれてきていますが、ここで逆パターンもあると考えます。それは「生命力や見た目を与えると生まれ変わる」ということです。
ザン・パルルティザーヌという名前の長い金髪の長がいます。彼女は昔塔から飛び降りようとしたところに雷が落ちて瀕死のような状態になったことがあるのですが、そこにハイネスが魔力を与えると現在の姿になったというのです。
また、バンダナワドルディというワドルディがいます。今ではすっかり相棒ヅラですが、最初はサブゲームの一番弱い敵というちっぽけな役割でした。ですがその個性的な見た目からなのか本人の努力か、今ではいないことが珍しいレベルでカービィの相棒になっています。
ということは、誰かに服や見た目、力を与えてもらうことで、生まれ変わったように生きることができるのではないでしょうか。元々強い生命力が無かったとしても、“衣装”を得ることで自我がはっきりして生きられる……そういうパターンもあるかもしれません!
■まとめ
“衣装”は生命力、精神力、調子を表すもの
→異常な状態になると無くなる“衣装”と持ち物の違いは「そのひとを表すもの」かどうか
→ただの服ではなく本人確認同然“衣装”が無いと自我や個性がなくなる
→そのため基本的に無くなることはないし外さないソウルになると服どころか形まで変化し、心身も変化している可能性がある
→その反動なのか、戻って来られないことが多い生きようと願えば“衣装”ごと復活することがある
→やはりマホロアのしぶとさは異常“衣装”を与えられることで生まれ変われる
→元々本人に強い意志がなくとも後天的に変化する
……後半の根拠が薄いな〜!!!と思いながら書き進めました。何かの創作のネタにしてくだされば嬉しいですし、そんなわけないだろ!と思っていただいても構いません!
ただ、次作もし新しいキャラクターが出たら見た目にも注目していきたいですね……!
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!