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ベロシティ設定をショートカット化して簡単にやりたい!【LogicProX, STREAMDECK】


モチベーション

ことの発端はこちらの記事でした。

どうやら、STREAMDECK(もしくは、STREAMDECKに設定できるということは何がしかのキーボードショートカット)で選択したMIDIノートのベロシティをボタンひとつで任意の値に設定できるらしいのです。

これができればもっと心のハードルを下げてベロシティ調整と仲良くなれるかもしれない、と思って、わたしもどうしても同じことがしたくなりました。偶然にもSTREAMDECKを持っていたので、どうにか調べてできるようになりたい!というのが今回の記事の内容です。

引用したnote記事で実現できることはわかったものの、当該記事には設定方法などは見当たらず、やり方がわからなかったのであれこれ調べたところ、なんとかできそうだったので知見の共有と備忘録を兼ねて記事にしちゃえ!というのが筆を執った経緯となっています。

本記事を執筆するにあたって、以下の記事が大変参考になりました。先人の知恵に感謝です、ありがとうございました。

それでは、適宜DAW画面のキャプチャも交えつつ、効率化の旅にしゅっぱーつ!

ショートカットコマンドの設定方法

まずはSTREAMDECKに登録するためのショートカットコマンドを用意します。

選択したMIDIノートのベロシティを任意の固定値に設定するためには、はじめにショートカットに登録するためのアクションを用意しなくてはいけません。服を買いに行くための服を用意しようみたいで頭が痛いですが心を強く持ちます。

MIDIトランスフォームを編集する画面を開く

ピアノロールエディタの機能ボタンから「固定ベロシティ」を選んで、一度MIDIトランスフォームを編集する画面を開きます。ここではたまたまモチベーションと一致している固定ベロシティを選んでいますが、たまたま一番上にあったからであって選ぶものはなんでも問題ありません。紛らわしくて恐縮ですが、あくまでMIDIトランスフォームを編集する画面を開くことが目的のステップです。

MIDIトランスフォームのパラメータセットを新規作成する

編集ウィンドウが立ち上がったら、左上にあるプリセット欄の隣のプルダウンを開いて、「新規トランスフォームセットを作成」を押します。

所望のベロシティの値に変換するためのパラメータセットを作る

今回はテスト的に、一番強い127に設定するためのセットを作ってみます。

選択したイベントに対する操作という枠の中に6個プルダウンがありますが、右から2番目のプルダウンを固定に変えてから、設定したい値(今回は127)を入力します。このセットを便宜的にVelocity127と名付けてみました。

適当なMIDIノートをドラッグして選択した後に、上記ウィンドウの「実行のみ」というボタンを押してみて、選択したMIDIノートのベロシティが変更されているかを動作確認してみます。問題なければネクストステップです。

作成したパラメータセットをショートカットに登録する

ここまでで、Velocity127というMIDIトランスフォームのパラメータセットが無事に完成しました。ここからは、この動作をLogicProXのショートカットに設定していきます。

まずは「option + k」のショートカットでキーコマンドの割り当て編集ウィンドウを開きます。

無事開けたら、「メインウィンドウのトラックと各種エディタ」という大項目の中に「選択したイベントにトランスフォームユーザプリセット1を適用」という項目があるので、これにお好きなキーを割り当てます。今回は「option + 1」というキーを割り当ててみました。

ショートカットの動作確認

ショートカットコマンドが設定できたら、改めて適当なMIDIノートを選択してみてからショートカットキーを押してベロシティが変更できるかを確認します。無事に変更できていればガッツポーズです。

STREAMDECKへの登録

最後に、今回設定したショートカットをSTREAMDECKに登録します。

STREAMDECKの設定アプリケーションを立ち上げてから、「システム>ホットキー」を任意のボタンにドラッグします。ホットキーには先ほどLogicProX上で設定したショートカットコマンドを設定して準備完了です。

最後にLogicProXに戻って、STREAMDECKのボタンを押してベロシティが変更できるか動作確認をします。今回は無事に動いたのでとっても幸せです。

おわりに

まだまだDTMビギナーなので、わたしのレベルはいわゆる「わからないことがわからない」状態だと思います。

作曲の制作過程の何がボトルネックで何が効率化できるのか/したほうがいいのか、実感できるようになるのはこれからだとは思いますが、先人の知恵をお借りしながら「こんなところが簡単にできるのか!もし簡単になってくれるなら今まで尻込みしてたけど自分でもチャレンジできるかも!」を増やしていきたいなーと思って、今回はこんな記事を書いてみました。現在作業中の曲も大体できてきてあとはクオリティアップをしていくだけなので、引き続き楽しんで行きたいなって思います!

記事を読んでくださりありがとうございました!

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