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意識して目を向けないと見えてこない世界の子どもたちの現実
新型コロナの世界的な影響で、経済の問題というのは大きい。
会社やお店を継続していけないという問題は日本だけみても厳しい状況。
そういった情報は報道で、毎日のようにとりあげられている。
けれど、当然、現実は、もっともっといろいろなところに問題が起こっているはずで。
意識して目を向けないと、見えてこない、あまり報道されない事実だってある。
そのひとつは子どもたちのこと。
昨年の段階で、ユニセフやセーブ・ザ・チルドレンが発表した情報によると、
新型コロナウイルス感染症による経済的影響で、貧困に苦しむ世界の子どもは
2020年の年末の段階で約6億7200万人で、2019年と比較すると15%増で8600万人ちかく増えていることになる。
とのこと。
日本では、小さな子どもたちだけではなく、中学生や高校生の子どもたちも、コロナ禍で家にいることが多くなったことで、家庭内の暴力などの問題に耐えられずに、夜の街を一人で歩いているという子どもたちも少なくないという記事を見た。
漠然と新型コロナのことで世界が大きく変わったというだけではなくて、もっともっと具体的に切実に問題は起きているし、これかも、もっといろいろなことが起こってくるだろうと予想させれる。
私も、礎の石孤児院というNPOの団体に協力させていただいて、WEBサイトやニュースレターなどデザインの面でも関わらせていただいているので、少なからず情報を見聞きする機会をいただいているわけだけれど。
世界に孤児が増えることは誰も望んでいないし、悲しむ子どもたちが増えることなんて望んでいないはずで。
ただ、悲しい現実として、孤独の中で、悲しんで、苦しんで、涙を流している子どもたちは増えているから。
世界の子どもたち、日本の子どもたちに本当の笑顔を取り戻してほしい。
本当の愛に触れてほしい。