騰落率ランキング_20240902
先週の世界の株式相場の概況
• アメリカでは9月の利下げが現実味を帯び、長期金利が低下した
• ニューヨークダウが史上最高値を更新するなど、アメリカ株は堅調だった
• 世界的に長期金利が低下し、グロース株が物色される傾向が見られた
• 商品市況の先高感が再び高まった
先週の日本の株式相場の概況
• 底堅い展開となり、日経平均は約1ヶ月ぶりに38,600円台まで上昇した
• ドル円が145円前後で落ち着き、日本株を買い戻す動きが進んだ
• エヌビディアの決算による日本企業への影響は限定的だった
• 10年国債利回りは概ね0.9%台で推移し、早期の追加利上げ観測が後退した
• 業種別では海運業が上昇率トップとなった
• アメリカ株と比較すると日本株は依然として出遅れ感があった
値下がり銘柄の特徴
•銀行業が下落率トップとなった
• 金利の先高感後退により、銀行株に利益確定売りが優勢となった
• 高島屋や日本空港ビルディングなどインバウンド関連株が下落した
• インバウンド消費の頭打ち懸念が意識された
• サムコなど半導体株の一角が軟調な展開となった
値上がり銘柄の特徴
• 海運業が上昇率トップとなった
• 商品市況の先高感再燃を受け、伊藤忠商事などの商社株が上昇した
• 中小型の成長株(ペプチドリーム、シフト等)の上昇が目立った
• 業績面がしっかりしている中小型株にも資金が広がった
• 長期金利低下局面で成長期待の高いグロース株が物色された
今週の相場見通し
• 堅調な展開が想定される
• 日本株はアメリカ株と比較して依然として出遅れ感があり、上昇余地がある
• 9月相場では配当取りの動きが活性化し、相場全体の押し上げ効果が期待される
• 日本株は堅調な展開が想定されている
• 長期金利の低下傾向が続けば、グロース株への資金流入が続く可能性がある