騰落率ランキング_20240909
先週の世界の株式相場の概況
• エヌビディア株が9.5%の大幅下落し、半導体関連株全般に警戒感が広がった
• アメリカの経済指標が芳しくなく、市場に悪影響を与えた
• レーバーデー明けにファンドマネージャーがポートフォリオを見直す動きがあった
• アメリカや中国の景気後退懸念がくすぶっていた
• アメリカで長期金利の低下が続いていた
先週の日本の株式相場の概況
• 日経平均株価が4日に1638円安となり、今年3番目の下げ幅を記録した
• 円高進行も相場の下落要因となった
• 6日の東京市場では4日続落を記録した
• 33業種中、上昇したのは産業種のみだった
• 倉庫・運輸関連業が上昇率トップとなった理由は、ネット通販の普及による倉庫需要の高まりと、PBRの低さによる財務政策への期待
値下がり銘柄の特徴
• 半導体関連株が全般的に下落した
• 古河電気工業は、AI向けデータセンター需要の鈍化懸念から売りが出た
• 半導体製造装置大手ディスコが大幅安となった
• エヌビディアの急落が他の半導体関連株にも波及した
• 輸出関連株が円高の影響を受けて下落した
値上がり銘柄の特徴
• 倉庫・運輸関連業が上昇、ネット通販普及による倉庫需要増加が背景
• イオンなど小売株が上昇、賃金上昇による国内消費拡大期待が要因
• 花王などの家庭用品メーカーが上昇した理由は、景気後退に強い需要と円高による原材料コスト低減の期待から
• PBRの低い銘柄が買われる傾向があった
• 景気後退に強い銘柄が選好された
今週の相場見通し
• 日経平均株価は引き続き難調な値動きが予想される
• アメリカや中国の景気後退懸念が相場の重荷となる
• 円高傾向が続くと予想され、輸出関連株を中心に厳しい展開が予想される
• アメリカ大統領選挙候補者討論会の結果次第で、関連銘柄に動きが出る可能性がある
• 長期金利の動向が市場に影響を与える可能性がある