ミスをした時に再発防止を部下に考えさせると、袋小路にハマるから気をつけたほうがいい話。
部下が、ミスをした時に、よくかけてしまう言葉
「ミスをするのはいいけど、同じ間違いを繰り返さない為に、どうすればいいか、再発防止策を考えるんだよ」
この言葉、非常に危険です。
実際にこの言葉をかけてみて
・再発防止策を部下がきちんと考えられない。
・出てきた再発防止策がロジック的に穴だらけ。
これ、実は、上司と部下に大きな価値観の隔たりがあるために
生まれています。
上司からすれば、
・ミスは誰でもやるから怒らないようにしよう。
・でも、ミスを客観的に捉えて対策を考える頭の使い方を学んで欲しい。
といった価値観なのですが
ところがどっこい、言われたほうはこんなふうに受け取っています。
・再発防止策って何をしたら”再発防止”になるかわからない。
・本当にこれで再発しない?と聞かれた時に自信を持ってハイと言えない。
・そもそもなんでミスしたかよくわかってない。
といった感じ。
結果、時間だけが過ぎていき
結果なにかよくわからないこねくり回した再発防止策を出した結果
上司に突っ込まれ怒られる。
何を見落としているか?
新人の子は、問題の捉え方、考え方すらもまだ未熟な、
何をどう考えたらいいのかわからない。
どうしたらいいのか?
何が問題で、何が原因だったのか、どういう対応策を取ったらいいのか、一緒に考えてあげましょう。
できれば、自分自身がどういうふうに考えているのか、口に出して、どんな考え方をしているかをトレースできるようにしてあげると良いと思います。
そうすると、どういう頭の働かせ方をすればいいのかわかるので、次回ミスは、よりよい解決策が上がってくるでしょう。
元落ちこぼれエンジニアです。自分の落ちこぼれ経験をきっかけに人材教育に興味を持ち、誰でも最短で成果が出る教育ノウハウを提供しています。