働き方が変わってきている、いやもう変わっているのかも。

ここ数年でアジアでインターンをしている大学生とお話する機会がよくあります。

大体は夏休みなどの期間を利用してアジアまで来て、日系企業でインターンをしているのですが、インターンが終わる頃に

「まだ帰りたくないので1年間ほど休学しようと思っているんですが、どう思いますか?」

とよく相談を受けます。

最初の頃は、いろいろアドバイスをしていたのですが、

最近は、常にこれを言うようになりました。

1年間の休学コストを考えた上で、それでも休学したい、と思うならいいと思う。

1年休学するということは、社会人になるのが1年遅れるということ。

休学せずに就職していれば、貰えるはずだった給料を1年休学することによって棒に振っているということ。

大体、初任給が20万くらいなので1年間で約240万。
ボーナスとかあがれば、更にですね。(細かく言うと休学費用とかもありますが大学によってまちまちなので割愛)

社会人になってからの昇給額は、良くても1年間で1万円も上がれば良いほうなので、240万円を取り返すとしたら通常の出世では相当難しいです。

つまり、休学をするかどうか悩んだときには

社会人1年目で得られるお金・知識・人脈 < 1年の休学で得られるもの

が成り立つと思えるかどうか、決めるといいのではないかということ。

ただ、ここまで書いて思ったのが、今後の世の中は、

そうじゃなくても生きていけるんだろうな。

ということ。

会社に雇われて、給料を貰う、という前提で考えると
休学という選択肢は、経済的にはかなりのデメリットを生み出す選択肢ですが

会社に雇われない、自分で稼ぐ、というワークスタイルになるとしたら、休学で得られる自分だけの経験、知識は、それがそのままお金になるのではないかな、ということ。

なんでかというと、人がやっていないこと、人がやりたいと思っているけど出来ないこと、これに人は価値を感じるから。

自分なりのスタイルで自分なりのビジネスを始める、そういう意味で

大学生の休学が増えているというのは、働き方が変わっていく一つのターニングポイントなのではないかな、と思いました。

なので、今後、休学したいんですけど、って言われたらこんなアドバイスをしようと思っています。

誰にも真似できないようなオンリーワンの経験をしろよ〜〜!!



元落ちこぼれエンジニアです。自分の落ちこぼれ経験をきっかけに人材教育に興味を持ち、誰でも最短で成果が出る教育ノウハウを提供しています。