2023真夏の大冒険〜青木湖&八ヶ岳〜
歳とって子供らが巣立った後に見返したいなと旅行記(主にキャンプ)残すためだけにやってんだけど、なんでもかんでも文章書くってのは脳にいいんじゃねえか?
ボケないんじゃねえのか?
いや見返す頃にボケてたら意味ねーじゃん!
って事で今年の記録を書き記したいと思います。
8月7日(月) 腹が減っては冒険できぬ
朝3時過ぎに起床。
今日から冒険の始まりだぜ!だぜ!
先ずは序盤のボスを倒す為に群馬県へ。
3時間下道でスイスイ、やってきたのはこちら!
朝6時開店我が家専用ラーメン店でございます。
朝からラーメンなんて食う⁉️
なんて思ってるそこのアナタ、我が家では一切疑問を抱かれないんですよ。
これが教育(洗脳)の賜物よw
ズルズルと啜ったらあら不思議。お腹いっぱい。
めちゃ腹パン。中盛りじゃなくて良かった〜。
先ず最初の難関をクリア。我が家のレベルも上がった。
で初日のボス退治へ。
去年は関ヶ原だったから今年は川中島じゃ!
なぜか古戦場巡りになる我が家だけど、息子はしっかり謙信と信玄どっちもやっつけてこのポーズ。
え?つまんなそうな顔してるって?
恐竜大好きな息子にはタケダラプトルとかケンシンクトァルルスとかって呼べば良かったかもな。
んでここから下道でエンヤコラと青木湖へ攻め上がる。
途中、道具屋(スーパー)で買い出しもした。
今年もここを宿屋とする!
湖に沈んでいると言われる伝説の神器を探す為に集まった猛者達がいるわ、いるわ…。
サバティカルのテント率高いね。
先ずはセーブポイント(テント)を作らなければならないので親2人はセーブポイント(テント)設営。
子供達は…返事がない、ただのしかばね…じゃなく昼寝してる。
セーブポイント(テント)設営完了後、むくりと起きて
鎧(ライフジャケット)、小手(なんか腕につけるヤツ)、兜(水中メガネ)、具足(マリンシューズ)、そして円月刀(浮き輪)を装備し猛者達が集う湖上のコロッセオへ。
暗くなる直前までレベル上げ(遊び倒す)をして満足したようだ。
早く飯食って寝ようよ…
8月8日(火) 舟を手に入れた!
南方では台風6号とかいう嵐を操る魔族が暴れてると瓦版にあったがこちらはいたって平穏。
お天道様に感謝し、新たな1日を迎える。
この日はなんと舟(SUP)を2艇借りる事ができた!
装備(長くなるから割愛)をして早速乗り込む。
イヤッホーイ♪楽しい!
ただただ楽しい!
この舟(SUP)は『よし!買っちまうか!』ってなりながら『お前どこに保管すんの?てかどんだけやるの?』ってなって"欲しいけど絶対要らないヤツ"ランキング上位に来るに違いない。
まぁ1.5時間堪能するくらいが丁度いいのよ。
舟の操舵レベルも上がりこの日も効率良くレベル上げ達成。
で夜はさっさと寝る。
8月9日(水) 冒険中の休日
元々妻が「3日目は飯作ったりすんのダルいし、温泉とか行って外で食べない?」と言っていたので街をブラっとしてみようじゃないか。
朝イチから湖水浴した子供らと軽めにブランチ。
んでやって来たのは歴戦の勇者やこの地の歴史、生物、植物を一度に知れるこちら。
だってライチョウさんにも会えるんだもん!って来たけど平日なのになかなか人いるな。
北アルプスの山岳の歴史や氷河の成り立ちついて学べたりと、こじんまりした館ながらなかなかてんこ盛りな内容。既に再訪したい。
個人的には有名なナイロンザイル事件の実際に切れたザイルが展示されていて鳥肌もんだった。
正に伝説の一つだもんな。モンベル会員、YAMAPアプリ登録で¥50引き。みんな会員だよな?
3階の展望室からは北アルプスの迫力ある山容が見られて映えスポット。
え?写真?ねーよ。山側真っ白だったもん。
観光地に必ずある望遠鏡も無料だった。真っ白な雲か人ん家しか映らなかったけど。(見たくて見たわけじゃない)
そしてこちらは博物館の脇に動物の飼育所がある。
一度で二度美味しい場所なのである!
え、待って。めちゃめちゃ坂道に作られた飼育所を見学。
カモシカ、トビ、アナグマ?みたいなヤツがいた。
ちょっと寂れてる感あるので大町市には頑張ってもらいたい。
さて、お待ちかねのライチョウさん。
坂の一番上の飼育棟にいらっしゃった。
かわええ。なぜか上野動物園でも見なかったライチョウさん。生ライチョウ。生ライ。かわええ。
写真はまたない。なぜって?
坂道で疲れてたし暑かったから。そんなことより次は是非北アルプス山行中に出逢いたい。
絶滅危惧種だから飼育実験や放鳥したりしてライチョウの復活を目指して研究も進めてるみたい。
増えるといいね。
子供達はライチョウより、棟にいたアブがひっくり返って必死にもがいてるのを応援してました。
暑いから風呂にしよう!
いやまずマック寄ろ!マックで温泉調べたけど、
博物館でもらったクーポン券を利用するに決定!
アルプス温泉博物館が併設されているようだが、私は眠かった。よって今回はスルー。
旧館と新館あって旧館はレトロな味わいらしいがそれもスルー。
なかなか良き湯加減でした。地元の子供と水風呂で張り合ったのは私です。おかげで更に眠くなったよ。
晩御飯はココス。
明日の買い出しをしてセーブポイント(テント)に戻る。
テント以外片付けたからガランとしてるw
まだみんな宴会中の8時過ぎに就寝。
8月10日(木) ラストダンジョンへ
5時起床。嘘。3時にはエアマットの空気抜けて起きてた。
でも椅子も何もないから…ジッとしてた。
てなわけで朝も早よから撤収作業。小一時間で完了。
6時にキャンプ場を出発。
安曇野IC〜諏訪ICまでぶっ飛ばしてラストダンジョン手前の桜平駐車場へ。
ナビでもGoogleMAPでも出ないという魔界へ続く道。
唐沢鉱泉への分岐道でわかるらしいが…ここまで来て道間違えてたらしんどい…という緊張感が精神を蝕む。
僕「妻、しっかり見といて!」
妻「あたぼうよ!」
妻「あっ!アレじゃない⁉️」
仲間すら信用できない恐怖の一本道。
別荘地をひた走りやがてダート道に差し掛かった直後、それは現れた。
ラストダンジョンへの入り口はすっごくわかりやすかった。
看板、圧倒的親切…!
よし、気を引き締めて行くぞ!
道は悪い。普通車はあっさりとハラワタを抉られる。
ラストダンジョン内セーブポイント(駐車場)は3箇所ある。
下、中、上。
上、中は最盛期には止められない程混むらしい。
歴史の勇者達もラスボスには近い方を好むという事か。
ちなみに下に止めるとダンジョンゲート(登山口)まで1時間ちょっとかかる。
絶対、中か上でしょ。
中に到着。空いてやがる。まだ10台は停められそう。
まぁめっちゃ斜めんとこだったけど。
ちなみに中にはトイレもある。
しっかりと装備を固めて出発。
いきなりダンジョンゲートが我々の行手を遮る。
やはりラストダンジョンは簡単には行かない。
なんとかゲートを通過する。
ゲートから歩いて30分程でダンジョン内最初のセーブポイント(夏沢鉱泉小屋)に到着。
休憩もそこそこに歩みを進める。
夏沢鉱泉から1時間で勇者達の憩いの場に到着。
オーレン小屋と呼ぶこの場所で我々は宿泊する。
持参した携行食(カップラーメン)を食べて休憩。
今日はイオウダケというボスキャラを倒す!
ダンジョンの木々生成限界(森林限界)を超えると、風の魔法に苦しめられる。
台風並の強風。息子は台風レポーターの物真似を披露し、旅行く勇者達を和ませる。
しかしこれだけの魔力を使えるなんてやはりボスキャラ。
用心して頂へ向かう。
頂上直下は終始ザレ、ガレ、岩場。
滑落しないように慎重に歩みを進める。
そして、頂へ。
遂にここの主「イオウダケ」と対峙。
風が強いが雲が速く流れて景色が素晴らしい。
山頂が広い。2760m。
来て良かった。ホントありがとうございます。
もっと頂上を満喫したいが、風が体温を奪っていく。
オーレン小屋へ戻ろう。
小屋へ戻って個室にてまったり。
ここは山小屋には珍しく風呂もあるでよ!
初めてだし風呂付きが良いかなって。
シャンプーとかは使用禁止だけど、汗流せるだけ良いよね。
てか、風呂の蓋が重い。
ワンバイ材の重さマシマシみたいなw
一緒に入ったおじさんに
僕「先出ますけど、蓋大丈夫ですか?」
おじさん「お気になさらず」
と了解を得て出る。
15枚くらいあんだぜクソ重い蓋。
おじさん、ごめんよ。そして俺もおじさん。
夕食は馬肉すき焼き。
私はこの為に生卵を持参したのだよ!
周りが「あーズルい」「アリだねあれ!」
とザワザワされながらのすき焼きは格別www
みんな、予習大事よ(ドヤ顔)
インターネットに感謝。
夕食堪能したけどまだ18:30。
ホールでコーヒーをオーダーし読書。
子供達はお菓子食べてる。
ゆっくり過ごして歯磨きをして部屋へ。
まだ20:00。
ダンジョンは時間がゆっくり感じられる。
ダンジョンが生成した空に星が散りばめられ始める。凄く綺麗だ。
いつのまにか眠りに落ちていた。
ハッと目が覚めると、1:00。
もう眠くない。どうしよう。
外に行くにも音を出すのが憚られる。
また星を眺める。
携帯電波も繋がらない世界。
たまにはこんなんもいいよね。
8月11日(金) 山の日だから山に居ます
そして朝。
めちゃくちゃ寒い。
妻と娘はダウンジャケットを着ている。
僕もウインドシェルを羽織る。
息子は半袖Tシャツだ…。
巷の38℃だなんだが嘘みたい。
テント泊の御人はダウンパンツまで履いてる。
そういや富士も寒かったなぁと思い出したし、子供達もびっくりしてた。
6:00から朝食。
ご飯と味噌汁はおかわり自由。
子供メニューはスクランブルエッグにソーセージだったかな。
ご馳走様でした。
7:00チェックアウトだけど冒険者は不要な荷物を小屋に置いて行ける。
ほぼほぼ空身。
今日は東の天狗👺と西の天狗👺をしばき倒しに行く!
天狗退治の前に通る根石岳はコマクサという高山植物の女王がハーレムを築いているらしい。
いやはや是非拝みたいものだ。
7月が最盛期らしい。
かろうじてお一人鎮座されていらっしゃった。
後はほぼ全滅していた。
帰り道中も女性勇者から「コマクサどうでしたか?」と
聞かれて、がっかりさせちゃいけないよな…と思い
僕「ほとんど終わってますけど、まだ終わってません!」
と意味不明な回答しちゃう始末。
だから7月なんだって。
根石岳の頂上からボス2体がいるのがよくわかる。
アップダウンあるやーんと全員で萎える。
いよいよ佳境。
東の天狗に差し掛かる。
勢いに乗って西の天狗をやっつけに行くぞ!
え?行かない?ここで待ってる?
確かにペースは遅れていたがまさか行かないってなるとは…。
いきなりソロになっちまった。
こうなりゃダッシュで西の天狗退治だ!
下り爆速!平地疾走!登り失速!
西の天狗退治に成功した。
疲れた。
東天狗の山頂へ戻り(往復26分)、小休止。
ボスキャラも制覇したのであとは無事に帰るだけだ。
小屋で荷物を取り、ランチ。
しかし全然疲れてない。やっぱり小屋泊はこういう事ができるからいいのかしら。
最後に小屋番からボスキャラ征伐の証明書を授与される。
授与式では周りの勇者達からも惜しみない拍手を頂く。
爆速で下って、旅は終了。
今年の冒険も大満足だった。
楽しかった。楽しすぎた。
小屋泊登山は凄く良い。
朝早くからすぐ山側で動けるのはメリットよな。
あ、そうそう布団の匂いってみんなああなの?
アレだけだな苦手なの。でも多分、きっと慣れる。
さて、次はどこに行こうか。
おじさんが匂いがする布団を思い出しながら。