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シングルスのネットプレーの考え方【水曜日のnote57】

ネットプレーと一言で言っても、シングルスの場合とダブルスの場合ではやるべきことや考え方が違います。

今回はシングルスのネットプレーについて、できるだけ簡単に理解できるように解説をしたいと思います。

以前こちらのnoteで記事にしました、以下のリンクを読んでいない方はまず読んでみてください。

オープンスペースがある内に

シングルスは1人でやるので、単純に相手を右に動かせば左側が空きます。

この空いているところをオープンスペースと呼びます。(オープンコートとも呼ばれますが、こちらではオープンスペースと呼んでおくことにします)

オープンスペースが大きいほど決まりやすいし打ちやすいのですが、相手もそのオープンスペースを守ろうとポジションを元に戻します。

そこで大切なのは、アプローチの後にできるだけ前に詰めてボレーをすることです。

ネットの近くでボールを打てば、打てる範囲が広がるのと同時に、相手の時間を奪うことができるので、相手がオープンスペースに戻ろうとする前に自分が打つことができます。

この2つのメリットを最大限に生かすため、アプローチした後は、できるだけ前に詰めてネットに近づいたポジションでボレーをするようにしましょう。

狙うエリア

例えば相手が右利きで、自分がフォアでストレートにアプローチを打つ場合、③か⑥を狙って相手のバックハンドでパッシングを打たせる状況を作ります。

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アプローチの後は前に詰めて、次のボレーは④か、余裕があれば⑦を狙って打つ事ができれば、ほぼ決まると思います。

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アプローチで自分から見て右後ろに相手を動かし、ボレーで左前にコントロールをすると、相手を長い距離走らせることができます。

仮にアプローチを③に打って、ボレーを①に打った場合、相手は右後ろから左後ろに動くので、案外移動距離が短くなってしまい、相手に拾われてしまう可能性も残してしまいます。

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なるべくアプローチで動かした場所から一番遠いところにボレーを打ちたいので、アプローチは少し深めに、ボレーは浅めにコントロールをすることが重要です。

考え方

シングルスのネットプレーでの私なりの考えですが、アプローチで8割方決まるような形にして、ゆるくボレーを打ったら決まると言う状況まで持っていきます。

ボレーが得意な方はボレー勝負する事もあるようですが、ボレーが得意ではない私はアプローチで勝負をかけるような考え方がフィットするので、この考え方を採用しています。

アプローチで8割崩すには正確なコースやボールの質も工夫しないとなかなか難しいですが、上手くいけばボレーがかなり簡単になりますので、あまりボレーに自信の無い方はこの考え方を実践してみてください。

まとめ

基本的にはシングルスのネットプレーはアプローチからボレーで相手をたくさん動かし、仮に返されたとしてもその次のボレーかスマッシュで決められるようにするべきだと思います。

なのであまりだらだらとボレーをたくさん打つのではなく、2〜3球で決めてしまう事を目標にしていく事が大切です。

シングルスでのネットプレーのレベルをあげたい方は、ぜひこの考え方を取り入れてみてください!



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土居諒太 テニスコーチ
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