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テニスにも当てはまる「認知→判断→操作」運転の3要素【水曜日のnote50】

私はレッスンをする際によく例え話をさせていただきますが、運転の3要素の話もよくします。

基礎練習よりも戦術練習に当てはまる、非常にシンプルな考え方となりますので、テニスに当てはめたときにどういうものになるのかを解説していきたいと思います。

運転の3要素

運転の3要素、ご存知でしょうか?それは、

認知・判断・操作

自動車を運転する時はこの3要素が常に大切になります。

詳しくはこちらのサイトでも書かれていますので、リンクを貼っておきます。

例えば自動車を運転中に、見通しの悪い交差点に差し掛かったとします。

見通しの悪い交差点に近づいた(認知)
徐行して通過しよう(判断)
ブレーキを踏んで徐行し、周りをよく見て通過をする(操作)

という流れになると思います。

自動車の運転はこの認知、判断、操作の繰り返しであるということがわかります。

テニスにおける認知、判断、操作

テニスに当てはまるとどうなるでしょうか?

相手のショットが短く低い(認知)
スライスでアプローチしてネットに詰めよう(判断)
前に動きスライスでアプローチしてネットへ詰める(操作)

自分のショットが浅くなった(認知)
相手が攻めてくるから守れるように後ろに下がっておこう(判断)
高く深いショットで守る(操作)

こうして2例挙げましたが、1球に対して常に認知→判断→操作が入ってきます。

時には考えず反射的に出来てしまう事もありますが、それは普段から意識して練習してきた積み重ねの結果、無意識に出来るという事が考えられます。

認知の練習

テニスは状況判断や、対応力が大切なスポーツだと思います。

正しく判断するためには、1つのショットからたくさんの情報に気付き、正確に情報を読み取る事が大切です。

最初からプレーしながら気付くのは少し難しいので、まずは他の人の試合を見て認知力を高める事をオススメします。

次にラリーの中で、そしてポイントの中で、実際にプレーする中で認知力を鍛えていきましょう。

判断の練習

ボールをどうやって打つか、どんなショットを選択するか、打った後はどうするかという事を指します。

どちらかと言うと、即断即決のようなイメージでしょうか。

ここで迷いが生じると、正しい判断だったとしても中途半端なプレーになってしまいます。

100点満点の判断でなくても良いので、平均点(50点)くらいの判断を出来るだけ早くするようにしてみましょう!

操作の練習

操作というのは、ボールの打ち方、足の動かし方(フットワーク)、ポジショニングなどを指し、練習では一番ボリュームの多い練習項目だと思います。

ストロークを例にしても、高く、浅く、スライス、オープンスタンス、ライジングなど、操作の方法はたくさんあります。

キレイなフォームも大切ですが、色んな操作方法を練習しておく事により対応力を身に付ける事も覚えておくと良いと思います。

まとめ

普段は打ち方の練習をたくさんすると思いますが、認知、判断にもスポットを当ててみると、試合でのパフォーマンスも上がると思います。

ぜひお試しください!



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土居諒太 テニスコーチ
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