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グリップが薄い。厚い。よく聞くけどどういう意味?【水曜日のnote54】

テニスのグリップは、バウンドが低く不規則な芝生のコートでプレーするためにコンチネンタルグリップから始まったと言われています。

しばらくコンチネンタルでネットプレー中心のプレーでしたが、いつしかストローク中心のプレーへと変わり、さらにハードコートの登場によって高い打点で打つ事が増え、そこでパワーを伝える必要が出てきたために、イースタングリップ、ウェスタングリップが誕生しました。

ところでグリップには薄い、厚いといった表現があり、聞いた事はあるもののどういう意味かは分からないですよね。

今回はグリップが薄い、厚いと呼ぶ意味について解説していきます。


グリップ形状

テニスのラケットはコンチネンタルで握りやすいように、八角形でも極端に偏平した形をしていました。

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Tecnifibreや、少し前のHEADのグリップは分かりやすく偏平な形をしていますが、他のメーカーのグリップ形状も、正八角形ではなく少しだけ偏平した形になっています。

コンチネンタルで握るには偏平の方がフィットし、イースタンやウェスタンでは正八角形に近い形の方がフィットします。

だんだんイースタンやウェスタンの需要が高まっていくにつれて、ラケットのグリップ形状も偏平から正八角形に近い形になっていった流れがあります。

ちなみにウェスタングリップが主流のソフトテニスでは、グリップは正八角形に近い形状になっています。


薄い、厚いの意味

グリップが薄い、厚いと言うのは、グリップ形状が関係していると言えます。

コンチネンタルで握ると、親指と人差し指で挟んだときの厚みが薄く感じるはずです。

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ウェスタンで握ると、親指と人差し指で挟んだときの厚みが厚く感じるはずです。

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つまり、コンチネンタルからイースタン、ウェスタンの方向にグリップを変えるときは厚く握るという表現になり、逆にウェスタンからイースタン、コンチネンタルの方向にグリップを変えるときは薄く握ると言う表現になります。

ただ先ほども説明しましたが、最近のラケットのグリップ形状は正八角形に近い形になっており、薄い、厚いと言う感覚を感じにくくなっているかもしれません。


まとめ

現代のテニスはストロークラリーからどちらかが攻撃を仕掛けてネットに出るプレーが多く、ネットプレーで勝負をするというより、ストロークで押して最後はネットプレーで決めるというパターンが多いような気がします。

コンチネンタルグリップが主流だった頃はスライスアプローチやボレータッチなどのネットプレー自体で勝負をする事が多かったようですね。

元々コンチネンタルで握りやすい偏平だった形状から、イースタンやウェスタンで握りやすい正八角形に近い形になった事でストロークにパワーが出せるようになりましたが、その反面、ネットプレーのレベルは落ちたとも考えられます。

色んなプレースタイルがあるのが楽しいテニス!

ご自身のプレースタイルに適したグリップを探してみるのも良いと思います。

薄くしたり、厚く握ってみたり、色々と試してみましょう!

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