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9つのボールコントロールを利用した練習メニューの組み方【水曜日のnote60】

このnoteを始めたばかりの頃に記事にした、9つのボールコントロールについて、覚えていますでしょうか?

レッスンで練習メニューを組む時に、私は9つのボールコントロールという考え方を利用しています。

実際にどう考えて練習メニューを組んでいるのか、ご紹介したいと思います。

練習メニューはマンネリ化しやすい

練習メニューは世の中にたくさんありますが、仲間で集まって練習するとなると何となく有名なメニューをやって、終わったらポイントやゲームが多くなってしまう事も多いとよく聞きます。

練習メニューの工夫やアレンジ次第で良くなる事は多々ありますが、どう工夫してアレンジすれば良いかが難しいですよね。

練習メニューの取り入れ方

私は、練習メニューというのは他の人やプロがやっているものをマネして良いと思っていますが、何の目的がそのメニューにあるか?がとても重要だと思います。

数学の公式のように表現すると、
ショット ×   9つのボールコントロール要素
になるかなと思います。

例えばストロークで相手をコートの外に追い出して、より広いオープンコートを作りたいのであれば、クロスラリーに要素を1つプラスします。

そこで軸となる、9つのボールコントロールの要素を使っていきます。

①場所、②速さ、③高さ、④打点、⑤タイミング、⑥回転、⑦回転量、⑧深さ、⑨角度のどれか1つの要素に焦点を当てて、メニューを作っていきましょう。

相手をコートの外に追い出したい!

ここではクロスラリーと、⑨角度の組み合わせになります。

シンプルですが、ストロークのクロスラリーをしつつ、途中どこかのタイミングでアングルショットを打ちます。

これだけでも充分相手をコートの外に追い出すことができますが、メニューを発展させていく事も重要です。

アングルショットで相手をコートの外に追い出すことができたら、次はオープンコートにコントロールする練習をしていきましょう。

クロスラリーをして、アングルショットを打ったらフリーポイントというルールも良いと思います。

ドロップショットを効率良く決めたい!

ここではストロークとドロップショットをどう使っていくかを考えます。

ドロップショットを決めるためには、相手を後ろのポジションに下げて、ネット近くにオープンコートを作ったら割と決まりやすくなります。

ドロップショット単体の練習というより、ドロップショットを打ちやすく決まりやすい状況を作る事にスポットを当ててみます。

これも単純にラリー練習で良いのですが、ストロークで相手のポジションを後ろに下げるためには、③高さ、⑧深さ、(⑥回転)をとりあえず考えてみます。

ただ深いだけでなく、高さのあるボールを打ち、さらにスピンのかかったショットを打てれば、相手を後ろに下げやすくなります。

ドロップショットは、⑤タイミングも意識します。

ライジングで捉えるようにするとドロップショットが打ちやすくなりますし、相手の時間も奪う事ができるので効果的です。

これらをミックスして、まず相手を後ろに下げ、それからドロップショットを打っていきましょう!

まとめ

練習メニューを組むときに9つのボールコントロールの要素を加えれば普段の練習メニューもマンネリ化せず、充実したものとなります。

ぜひ一工夫加えてみてください!







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土居諒太 テニスコーチ
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