質より量の方が大切だと思います!【水曜日のnote96】
質より量
質と量のバランスはよく議論される考え方だと思いますが、タイトルにある通り私は質より量の方が大切だと考えます。
しかしただ量をこなせば良いという考えではありません。
これを説明する時に質と量をそれぞれ定義しておかなければならないと思いますので、それぞれ説明してみることにします。
質とは?
質というのは正確性で、簡単に言うと正しい事をすれば質が高く、逆に間違った事をすれば質が低いと思います。
例えば速いサーブを打ちたいとします。
質の高い練習は、下半身からの連動を意識し、脚→腰→...→打点の連鎖を感じながらサーブを打ち、1球毎に修正を加えながら取り組むという事だと思います。
質の低い練習は、とりあえず力任せに打って、サーブを打つことに関して何も感じることなく、ただ打ち続けることだと思います。
量とは?
私が考える量とは時間的な量ではなく、質の高い練習を積み重ねて、結果的に習得した量だと考えています。
例えば英単語を覚えることに当てはめると、5時間勉強をしたというのが時間的な量になりますがそうではなく、英単語を300個覚えたというのが習得した量となります。
もちろん英単語500個を目にしたとしても500個を覚えていなければ習得した事にはならず、その内300個を覚えたとすれば、300個が習得した量となります。
テニスでも同じように、練習で様々な技術を覚えたり磨いたりしますが、練習時間や練習メニューの量ではなく、練習によって習得したものの量がとても大切なのです。
短期集中って良いの?
質と量について私なりに定義づけをした中で、短期集中というのがどのような効果があると思いますか?
おそらくしっかり集中して、短い時間で質の高い練習を行う事だと思いますが、果たしてどれだけの技術を習得できるでしょうか?
もちろんテーマをかなり絞って、それだけに集中して練習すれば、効率よく習得できると思います。
短時間で質の高い練習をするという事は、ただ質の高い練習っぽい事を体験したという事にしかならない気がします。
また意識していても、起きたことを感じることができず、分析や修正ができなければ、質が高いとは言えません。
意識して、起きた事を感じて、分析し(もしくはアドバイスを貰って)、修正して、常に正しい意識を追求していく事が、質の高い練習になっていくのだと思っています。
私は短期集中で練習する場合は、テーマを1つか2つに絞って、それだけを意識してやり続けるのが良いかなと思っています。
まとめ
質の高い練習をやる事はとても良いことですが、質の高い練習を体験した時にしかなりません。
意識する事、自分に起きた事を感じる事、分析する事、修正する事、、、
これらのサイクルが重要だと思います。
皆さまのテニス力向上に少しでも役に立てばと思って記事にしてみました。
ぜひ参考にしてみてください!