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ショートクロスが効く条件【水曜日のnote94】

角度のコントロール

以前、9つのボールコントロールという記事を書きました。

9つのうちの9番目である角度のコントロールが、今回のショートクロスに当てはまると思います。

今回はショートクロスを打ちやすい条件について、その理由も含めて紹介していきたいと思います。

サイドから打てる時

画像1

画像の通り、テニスコートのセンターから打つよりも、サイドから打った方が、ショートクロスは打ちやすくなります。

相手がサイドに打ってきたのをそのまま利用し、ショートクロスにカウンターを打つこともできます。

また、ショートクロスに打てば自分はそこまでセンターに戻る必要は無いので、ポジション的にも有利です。

コートの中で打てる時

画像2

画像のようなベースライン付近で打つよりも、サービスライン付近(コートの中)で打ったほうが、ショートクロスは打ちやすくなります。

しかも同じショートクロスでも、コートの中で打った方がバウンドしてから外に逃げていくので、ショートクロスの効果がより出てきます。

この場合はベースラインに戻るのであればまだ良いですが、少々デメリットがあることを理解しておかなければなりません。

それは、ショートクロスを打った後にネットに詰める場合です。

画像3

画像を見たらすぐわかりますが、自分の左側にかなり大きなオープンコートができてしまいます。

ネットプレーで処理する場合は、かなり急いで左側のコースをカバーできるようなポジショニングが必要となります。

ベースラインに戻れば例え左側に打たれたとしても、相手が外から打ってくるので、カバーはできるかと思います。

ネットに出てもベースラインに戻ってもどちらでも良いと思いますが、この点のデメリットは頭に入れておくといいと思います。

バリエーションを増やす

なぜショートクロスを打てた方が良いのか?

それは、バリエーションを増やして相手を揺さぶるためだと思います。

クロスに打つのはテニスの基本ですが、いつも同じようなクロスショットを打っていても、相手に慣れられてしまっては優位に立てません。

また、左右や前後に動かしても割と簡単に返されてしまいますが、ショートクロスを打てると相手を斜めに動かす事になります。

斜めに動いて返すのは少し難しく、もしかしたらそれだけでも試合の流れがひっくり返るかもしれません。

もし相手が斜めに動くのが苦手なら、ショートクロスを打てた方が良いですよね。

まとめ

ショートクロスを打てるようになると、今まで展開していたものよりもさらにバリエーションが増えて、相手からしても読みづらく、やりづらくなります。

展開がワンパターンになりがちな方に、ショートクロスは特にお勧めいたします。

ただ同時にデメリットも理解しておくといいと思いますが、まずはトライしてみましょう!


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土居諒太 テニスコーチ
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