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アドバイスを分類してみよう【水曜日のnote55】

練習やレッスンを受けているとコーチからアドバイスを貰う事があると思います。

1対1のプライベートレッスンでは自分のためだけのアドバイスをアレンジして言ってくれますし、分からなければすぐ聞いたり話したりできます。

グループレッスンではそうはいかず、コーチもなるべく上手くなってもらいたいからアドバイスをたくさん送ってきます。

そのアドバイスを全て受け入れて自分に取り入れるとなると、当然パンクしてしまいます。

そこで貰ったアドバイスの中から、受け入れるか聞き流すかなどの判断をしなければなりません。

今回はアドバイスを分類し、どう受け止めたら良いか、そのテクニックを少しご紹介できればと思います。

あくまで私の意見ですのでこれが全て正しいとは思いませんので、これなら参考になりそうだと思ったところは取り入れてみてください。


アドバイスの分類

アドバイスの分類としては大まかに以下の5つに分けられます。


①忠告(相手の問題点を伝える)
②助言(相手のためになる言葉をかける)
③勧める(物事の実行を促す)
④奨める(自分の好きな物を相手に紹介する)
⑤勧告(ルールに沿った行動をさせる)

①忠告(相手の問題点を伝える)

・○○だからミスした
・リードしている時に雑なプレーになる
・チャンスボールで打点が近くなる

コーチの目線で今起きている事を分析して伝えてもらうので、もしかしたら自分では気付かない事も教えてくれるかもしれません。

コーチも生徒も、お互いがその問題点の理解をする事で前に進めると思います。

②助言(相手のためになる言葉をかける)

・少し浅いので高く打って深さを出そう
・今のプレーが良いので続けよう

コーチは生徒のプレーを評価し、もっと良くなるための提案をします。

今出来る事か?今は出来ないけど将来的に必要な事か?については確認しておく必要があると思います。

また良いショットにしてもコーチと生徒で評価に違いが生じる事もありますので、全て鵜呑みにしないという事も大切です。

③勧める(物事の実行を促す)

こちらは2種類あります。

・浅いから前に詰めよう
・ロブが届かないならチェンジ

この2つはリアルタイムな指摘であり、ポイント中にコーチからすぐアドバイスをされるので、体で覚えやすくするために体を動かしながらやりましょう。

処理が追いつかなくなったら一回止めてからでも良いと思います。

・このトレーニングやってね
・この動画見ておいて

この2つはコート外での行動を促しています。

レッスン以外でも上手くなる方法はありますので、それをコーチから勧められたらやってみるのが良いと思います。

④奨める
(自分の好きなものを相手に紹介する)

・私のボレーのコツは○○です
・○○を意識するとできます
・このラケットは○○です

コーチが複数の生徒を相手にするレッスンだったり、YouTubeでのポイント説明などはこれにあたると思います。

自分に当てはまるかどうかはやってみないと分からないので、生徒自身に情報の取捨選択が必要になります。

場合によっては情報に流されてしまう可能性もありますので注意が必要です。

⑤勧告(ルールに沿った行動をさせる)

・隣からボールが入ってきたらレットにする
・ネットタッチしたら相手のポイントになる

テニスのルールの説明や、補足などを指し、コーチとしては正しいルールを伝えるのは大切な仕事になります。

生徒はこれを知らないとテニスを楽しめませんので、しっかり話を聞いて覚えたり、時には自分で調べたりする事も大切です。

まとめ

今回はアドバイスの分類について解説してみました。

コーチからアドバイスされるけど、ただ聞くだけでなく、そのアドバイスはどれに分類され、どう活用すれば良いのか、考えてみるのも有効な時間の使い方だと思います。

分からなければすぐ質問をする事も大切ですね!

ちょっと長くなりましたが、参考にしてみてください!




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土居諒太 テニスコーチ
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