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何のためにラリーしているのか?【水曜日のnote73】

考えた事はありますか?

練習で一番時間を使っているのはラリーだと思います。

サーブもリターンも、ボレーもスマッシュも、パッシングもロブも、他にも試合に必要なショットはたくさんあるのに、ラリー練習って多いような気がします。

サーブだけで決まればラリーをする必要はないし、一発で決まるようなショットを打てれば当然ラリーをする必要はありません。

また決まらないにしても、相手がミスをするようなショットを打つことができれば、ラリーの必要性はありません。

しかしながら、それらが難しいからラリーが存在するのだと考えます。

今回は少しラリーについて深掘りして考えてみたいと思います。

3つの局面

テニスのポイントには、3つの局面が存在します。

第1局面(サーブ、リターン)

第2局面(ラリー)

第3局面(チャンス、ピンチ、ネットプレー)

まずはこの構造を理解しておく事がとても重要です。

ラリーになる理由①

まず考えられるのは、サーブやリターンで決められなかったり、相手を崩せなかったために、ラリーをする事になるという事です。

サーブリターンで相手を崩せればすぐにチャンスが来て、ラリーをとばしてチャンスに持ち込む事が出来ます。

しかしそんな頻繁にエース級のサーブリターンを打つ事は、相手もいるスポーツなのでなかなか出来ません。

ラリー戦になるつもりで、サーブリターンを打った後の構え直しを早くしておきましょう。

ラリーになる理由②

どちらかと言うとラリーがつながってしまう理由となります。

ラリー中に自分が打ったショットの精度に対して、相手がそこまでダメージを受けておらず、なかなかチャンスが来ない時に、ラリーがつながってしまうのだと思います。

どんなボールが来てもエース級のショットを打つことができればラリーをせずにポイントを取れると思いますが、現実的にはかなり難しいことです。

ここではチャンスが来るまで相手としっかりラリーをすると言うことを注意しながらやりましょう。

何のためにラリーをするのか?

テニスは対人スポーツなので、良いショットを打つよりも、いかに相手を崩すかが大切になります。

自分が打ったショットで相手が崩れていなければラリーがつながります。

ラリーの中でコースや速さ、スピンやタイミングなどで相手を少しずつ崩し、自分にチャンスが来るようにラリーをする事を意識しましょう。

また、最終的にはポイントを取るためにラリーをするので、どうすればポイントが取れるかを常に考えながらラリーをする癖をつけると良いでしょう。

まとめ

ラリーって何となくやってしまいがちですが、3つの局面を意識するだけでもラリーの存在意義が理解できます。

テニスは相手がいるスポーツなので、自分のショットは必ずと言って良いほど返されます。

それを想定してサーブリターンの後はすぐ構える!

ラリー中も打ったらすぐ構え直す!

相手を崩してチャンスを作る!

そのためにラリーをする!

など、自分自身に言い聞かせてラリー練習をしてみましょう!


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土居諒太 テニスコーチ
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