テーマを明確にして、ひたすら練習!【こだわり紹介5】
私が練習で大切にしていた事
タイトルにあるように、今日やる練習はどういうテーマでやるかを決めてコートに入っていました。
そしてその決めたテーマをひたすら意識して練習していました。
テニス選手としては、これは当たり前にこなしていることだと思うのですが、私の場合はかなりシンプルなテーマ設定をしていました。
何を練習すべきか?
私の恩師であるコーチに言われた一言がとても印象に残っています。
それは「1スイングに意識できるのはせいぜい2つまで」と言うことでした。
テニスは様々な動きや情報処理が複雑に絡み合う、非常に難しいスポーツだと思います。
あれも注意したい、これも意識したい、コーチから言われたアドバイスをクリアしたいなどと、たくさんのことを意識して練習をしてしまうと、結局その練習で何を練習したのかが分からなくなってしまうと思います。
コーチからの言葉を聞いて、自分自身の練習テーマを練習前に1つだけ決めて、コートに立とうと言う取り組みを始めてみました。
テーマに集中する
もちろん、練習中にはコーチやチームメイトからアドバイスや改善点の提案等の言葉をかけられます。
その言葉はちゃんと受け止めたり、大切だと思ったらメモを取ったりしましたが、自分で決めたテーマには必ず集中するようにしたいのです。
他人から言われる事よりも、自分で決めた事に意識した方が収穫は多いですから。(アドバイスに納得して取り組むなら話は別ですね)
そのためには、自分で決めるテーマはとても簡単なものでないといけない思います。
テーマに集中して練習するために、私が立てていた簡単なテーマの一例を紹介します。
・スイートスポットに当てる
・フレームショットをしない
・ダブルフォルトしない
・ネットプレーでフィニッシュする
その時の課題や状況によると思いますが、例えばフレームショットをしないと言うテーマを掲げたら、それを練習中はひたすら意識してやり切ります。
そうすることで1つのことに集中できるので、より質の高い練習になります。
試合で活きた!
私はプレースタイルが特に決まっていなく、良い言い方をすればオールラウンダー、しかし現実は器用貧乏。
どんなショットでもプレーでも出来ますが、勝負どころでの武器が無いという状態でした。
なので試合の大事な場面では何をしたら良いか見つからずに、無謀なスーパーショットに走ったり、中途半端な攻め方をしてやられたりしていました。
1つの事に集中するというのは言い換えればやるべき事に集中する事なので、勝負どころで中途半端なプレーをしてしまう私にとって、シンプルな取り組みが必要だったと言う事が改めて分かりました。
そして練習で1つの事に集中する事を癖にしていると、試合ではどのテーマに集中したら良いパフォーマンスが出せるか、相手のタイプによって何をテーマにしたら良いかなどが分かってきました。
自己分析にもなりますので、試してみる価値はあります。
まとめ
複雑で難しいスポーツだからこそ、もらったアドバイスを全部やろうとするのではなく、自分で決めた1つのテーマをやり切る事がとても重要だと思います。
試合では緊張して頭の中が真っ白になってしまう方も多いと聞きますので、ぜひやる事をシンプルにして、良いパフォーマンスが出せるように頑張りましょう!
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