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正しいグリップの握り方【水曜日のnote51】
グリップの形状
まずはグリップの形状や、それぞれの呼び名を理解する事が大切です。
グリップの形状は八角形。
四角形だと角度がキツく手が痛くなるし、円形だと面の向きが分かりにくく安定して握れない事から、八角形が採用されています。
八角形のそれぞれの辺をBevel(ベヴェル)と呼び、一番上がBevel 1、あとは時計回りにBevel 8まで順に呼びます。
グリップの握り方
握り方について詳しく解説していきます。
右利きの場合で解説しますが、人差し指の第3関節をMP関節と呼びます。
このMP関節がどのBevelの上に乗っているかで、様々な握り方を表現出来ます。
ここからは、代表的なグリップを4つ紹介しつつ、握り方やメリット、デメリットなども解説していきます。
コンチネンタルグリップ Bevel 2
サーブ、ボレー、スライス、スマッシュが打てて、何でもこなせるオールラウンドなグリップです。
グリップチェンジが不要で、全てに対応するグリップと言えます。
ストロークでトップスピンをかけるのは難しいので、その点は向かないと思います。
イースタングリップ Bevel 3
フラット系のボールを打つ事に適していて、時にはフォアボレーもイースタングリップで打つ事もあります。
特にフォアハンドストロークでスピンをかけて遅めに打ったり、フラット系で速く打ったり、相手の速いボールを合わせたり、様々なボールコントロールができるグリップと言えます。
少し手首がグラつきやすいので、インパクトに合わせて握るタイミングを合わせる事が最初は難しいかも知れません。
セミウェスタングリップ Bevel 4
イースタンとウェスタンの中間に位置するこのグリップは、現在多くの選手が該当すると思います。
イースタングリップよりも強いスピンを打てるし、フラット系のボールも楽に打ち分けられます。
手首のグラつきもイースタンより少ないので、バランスの良いグリップと言えます。
ウェスタングリップ Bevel 5
いわゆる厚いグリップとも言われます。
高い打点で力入る事や、トップスピンが打ちやすいというメリットがあります。
ただ低い打点に弱く、インパクトで面が下に向きやすいので、軸足をしっかり使って打たなければならないと思います。
まとめ
グリップの形状、呼び名を説明し、それぞれのグリップの特徴を解説いたしました。
何となく握っていたグリップも、細かいところまで理解して実践するとより明確になると思います。
グリップによってプレースタイルが決まってくるほど重要な部分ですので、見直してみて、普段と違うグリップで打ってみる事も新たな発見があるかもしれません。
ぜひ色々と試して、自分のグリップを見つけてみましょう!
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