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サーブのバリエーションの増やしかた【水曜日のnote74】

突然ですが、皆さんは何種類のサーブを打てますか?

今回はサーブのバリエーションについてどう考えるかと言うことと、試合で使える考え方などを紹介したいと思います。

まずは試合で使えるかどうかは置いておいて、何種類のサーブを打つことができるのか、チェックしてみましょう。

回転(3種類)

バリエーションを増やす上でまず必要なのは、フラット、スライス、スピンの3種類を打ち分けられると言うことだと思います。

体力的に厳しくてスピンサーブが打てないと言う方もいますが、その場合でもフラットとスライスが打てるようにしておけばいいと思います。

4種類目としてキックサーブも打てるようにする必要があるかもしれませんが、必要と感じたらキックサーブを練習するようにしましょう。

コース(3×3=9種類)

大まかに分けて、センター、ボディー、ワイドの3種類になると思います。

狙ったコースにしっかり打てていれば、試合でも使えるサーブとなるでしょう。

仮にフラット、スライス、スピンの3種類が売っているとして、その人がセンター、ボディー、ワイドに、それぞれ3種類のサーブが打てるなら、これで9種類のサーブを持つことになります。

スピードor回転量(3×3×3=27種類)

大まかに速い、遅いの2種類がコントロールできていればいいと思います。

それに加えてその中間のスピードのサーブも持っていると、3種類のバリエーションになります。

速く打つなら回転量を少なめで、遅く打つなら回転量を増やすのがいいと思います。

例えばスライスサーブにしても、速く打てばボールが低くバウンドしますし、遅く打てばボールがよく曲がります。

27種類のサーブがある!

回転、コース、スピード(回転量)をそれぞれ3種類ずつ打てれば、掛け算で27種類のサーブが打てることになります。

回転(量)と速さの組み合わせで高さの変化を出す事が出来るので、高さの要素は除きます。

仮にスピンサーブが打てない、速く打てないなど、打てない種類がある場合は、それは除外しましょう。(それでも2×3×2=12種類打てます)

ただ27種類は多すぎて、試合になったときに何を使えばいいのか迷ってしまう原因になります。

ここからは、試合でどのようにバリエーションのあるサーブを意識すればいいのかを解説したいと思います。

得意な種類を知る

27種類のうち、どの回転で、どのコースに、どの速さで打つサーブが自分にとって得意なのか、いくつか挙げてみましょう。

それがわからなければ、試合の時によく頼りにしているサーブを思い浮かべたり、練習の時にとりあえず27種類打ってみて、どれが狙った通りにコントロールできたかを覚えておきましょう。

必要な種類を把握する

ご自身の試合で戦う上で、どのような相手と戦うことが多いでしょうか?

また、どのようなサーブを打てば自分が優位になったり、相手が嫌がったりするでしょうか?

自分が得意なサーブだけでなく、相手が嫌がるサーブを打つ事も必要になってきます。

例えば相手がバックハンドが苦手なら、バック側にサーブを打てれば自分が優位になりやすいですよね。

速いサーブの次のポイントで遅いサーブを打てばミスしやすいなら、速さのバリエーションも必要になると思います。

このように自分目線だけではなく、相手の目線に立って打ち分けていくことも必要だと思います。

まとめ

まずはご自身が何種類のサーブが打てるのか、チェックしてみましょう。

それから試合で使える種類を絞り、必要な種類も追加し、勝負する時に使うサーブや、普段使いのサーブなど、整理してみましょう。

勝負どころで使うサーブを知っておけば、精神的にもかなり頼りになると思います!

サーブが得意になるように、頑張りましょう!



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土居諒太 テニスコーチ
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