深さのコントロール方法Vol.12
9つのボールコントロールの要素の「深さ」について取り上げていきます。
深いボールを打つ事で相手のポジションは後ろになりやすく、簡単に攻撃できない状況を作ることが出来ます。
浅いボールを意図的に打てば、相手に低い打点で打たせることや、ショートクロスのように相手をコートの外に追い出すショットを打つことも出来ます。
もちろんドロップショットも、大切なショットの1つです。
深さをコントロールするために、速さ、高さ、回転の要素も組み合わせていくことが大切になります。
それらの要素が深さとどう関わるのか、解説していきます。
速さと深さ
速く打てばボールは飛んで行くので深くなり、遅く打てばボールは失速するので浅くなります。
意図的に速く打ったり遅く打ったりして、狙った通りの深さになるようにしたいですね。
高さと深さ
高く打てばボールは大きな弧を描いて深くなり、低く打てば小さな弧を描いて浅くなります。
風が強い日は難しいかもしれませんが、深さを出したい時には高さを出すようにすれば割と簡単に深さを出すことが出来ます。
回転と深さ
回転の方向に変化をつければ深さのコントロールをしやすくなります。
スライス(下回転)をかければボールの滞空時間が長く伸びていくので深くなり、トップスピン(上回転)をかければボールが下に落ちようとするため浅くなります。
楽に深く打ちたい時はスライスを上手く使って、浅く打ちたい時はスピンを使い、状況によって使い分けてみましょう。
要素×要素=バリエーション豊富!
深くなる要素→速い、高い、スライス
浅くなる要素→遅い、低い、スピン
これらを組み合わせれば、同じ「深い」でも何種類ものボールを打つ事が出来ます。
実は打点の高さも関係します
そしてドロップショット
低い打点よりも高い打点から、少し前に入ってタイミングを上げて打つ方がしっかりとしたドロップショットになります。
高さを抑えますが山なりに打ってネットミスにならないように注意が必要です。
まとめ
テニスはコートの中に入れば攻め、外に出れば守りという状況になります。
例外もありますが、基本的に自分が守りなら深く打って相手をコートの後ろに下げさせ、自分が攻めなら浅く角度のついたショットで相手をコートの外に振ってオープンコートを作るという事が出来れば良いと思います。
相手が後ろに下がったのを見て、冷静にドロップショットも打てたら最高ですね!
そして要素と要素の組み合わせで、バリエーション豊富な狙い方が出来ると思います。
深さのコントロール、ぜひトライしてみましょう!