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コートでは悪い人になろう!【水曜日のnote92】

良い人、悪い人

周りの人に優しく、常に気を配れるような良い人でありたいと思いますが、テニスコートではそういう人になってはいけません。

常に相手からは嫌われる必要があります。

嫌われすぎると練習相手に誘ってくれなくなる可能性もあるのでその辺は調整が必要ですが、、、笑

しかし試合では、良い人になってしまうとなかなか勝つことが難しくなります。

今回は試合でどういう風に戦えばいいかについて書きたいと思います。

良い人の試合の戦い方

良い人は練習で取り組んできた事を発揮するように考え、どちらかと言うと自分中心のプレイをしてしまいます。

例えばクロスからストレートへ展開する練習をしてきて、それを試合で使うとしましょう。

練習でやった通りに試合で使うと、最初はうまくいくと思います。

しかし次第に相手も慣れてきて、展開の仕方がわかられてしまうと、割と簡単に攻略されてしまう可能性があります。

いい人は、それでも自分が練習で取り組んできたことを発揮することに固執してしまいます。

相手からすれば、内容がワンパターンなので攻略が簡単で、試合の終盤に近づくにつれてどんどん楽にポイントが取れてしまいます。

悪い人の試合の戦い方

悪い人は、練習で取り組んできた内容を出すだけでなく、相手の視点に立って、相手がどうやったらやりにくくなるかを常に考えています。

例えば先程の良い人と同じく、クロスからストレートへの展開を練習したとしましょう。

最初は練習通りにプレイしますが、ただ単にストレートに展開するのではなく、同じフォームからクロスもストレートも打つようにします。

ストレートに展開することが相手に伝わったら、ショートクロスを混ぜたり、ドロップショットを使ったりして、ワンパターンにならないようにします。

悪い人の特徴は、常に相手の立場に立って考え、どうしたら相手が嫌がるかと言う視点から自分自身を動かしています。

相手が嫌がる事は何?

もちろんルールの範囲内で、相手が嫌がることをいくつか考えてみましょう。

・同じフォームでコースを打ち分ける
・ラリーのペースを変える
・意外なことをする
・ポイント間で少し時間を使う

まだまだありそうですが、これらは自分のためにやると言うより、相手が嫌がるかどうかと言う視点からやることだと思います。

同じフォームで打ち分けたり、ラリーのペースを変えたりすることなどは、普段の練習から意識できそうですね。

意外な事と言えば、最近ではアンダーサーブなんかも候補にあがってくるのではないでしょうか?

まとめ

試合は常に相手と戦っています。

もちろん練習で取り組んできた事を発揮する場でもあり、自分自身との戦いでもあります。

あまり自分自身のことに目を向けすぎると、相手と駆け引きをして戦うことができなくなってしまいます。

そのあたりのバランスが非常に難しいところですが、基本的に相手とボールを打ち合う競技なので、相手が嫌がることをやる意識は常に持っておくといいと思います。

いろいろと試しながら、相手の立場に立って、相手から嫌がられるようなテニスを見つけていきましょう!

もちろん、テニスコートから出たら良い人に戻りましょう!笑


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土居諒太 テニスコーチ
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