堂本剛とFashion & Music Book 2020.05.16
家にいる時間が長くなって、様々なことをしながら日々を過ごしています。そんな中、ラジオを聴く時間が増えました。テレビと同じようにリモート収録が多いけれども、目に見える隔たりがないためか、放送内容に大きな変化は感じられず、ちょっとした日常感を味わえるからかもしれません。
僕が聴いている番組も、自粛のことや、家での過ごし方などの世の中の不安や悩みに寄り添った内容がほとんどです。今回ご紹介する『堂本剛とFashion & Music Book』(bayfm78/パーソナリティ:堂本剛)はしばらく過去作を放送していましたが、3日前、5月16日に久々に新作を放送してくれました。テーマは「職場や自宅での過ごし方」。
リスナーからのメール「自粛でイライラしている一部のお客様にきつく言われることが増えています」「コンビニのバイトで日々感染の恐怖で泣きそうです」「感染のないこのエリアで発症者が出たらお前のせいだと言われました」
堂本剛さんは終始涙声でメールを読んでいました。自分のことしか考えられない人、命を大切にできない人、思いやりのない人に悲しみや憤りを感じながらも、自分の中の正義を貫かずに、優しく寄り添い、みんなで同じ話をして、ひとつの正義を考えたい、と話していました。
テレビのワイドショーのような分析も予想も解決案もありません。悲しみや苦しみの声に優しく寄り添い、涙していました。批判も賛同もなくて、涙を流していました。そして、「みんな生きているからね」と。
Radikoで明日、5月20日の朝まで聴けます。もしこの回が聴けなくても番組は毎週土曜日22時から聴けます。この癒しと祈りが少しでも多くの人に届いたらいいなと思います。