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新人弁護士記録2

 お久しぶりです。
 気がついたら、前記事から1年以上経過していました。
 時が経つの早いものですね。

 さて、私は、弁護士2年目となり、弁護士登録から1年10か月ほど経過しました(もうすぐ3年目です。驚き。)。
 そこで、現在までの簡単な振り返りをしたいと思います。


1.弁護士生活

⑴ 転籍

 まずはご報告ですが、企業法務の事務所から一般民事の事務所に転籍しました。
 細かい話は、省略しますが、理由を簡単に説明すると、

① 訴訟をやりたい
② 依頼者ともう少し近い距離で仕事がしたい
③ 個人事件をやりたい
④ 企業法務にそこまで熱意(やりがい)を感じなかった
⑤ 仕事に忙殺される日々が嫌だった(ワークライフバランス)

です。
 なお、前事務所は、この業界としては珍しく、弁護士・秘書さんを含め、性格のいい方しかいない事務所だったため、人が原因で辞めたというわけではありません。
 現事務所は、街弁に近く、訴訟をしたり、個人事件をしたり、国選・当番をしたりと、私がやりたかった弁護士業務をやれていると思います。
 今後については、色々考えていますが、この事務所で3年くらいアソシエイトをやって、個人事件を増やして、自分の事務所を開業したいなと思っています。

⑵ 仕事の実際

 企業法務、一般民事問わず業務は大変であり、辞めたいと思うことはよくあります(たまに、ひまわり求人の企業と行政の募集を見に行きます。)。例えば、新人であるがゆえによく分からないにもかかわらず、自分で調べて作成しなければいけないこと(誰かが教えてくれるというわけではない)、忙しいと振り返りをする余裕もないこと、責任の重い仕事であること、自分が成長しているのかどうか分からないこと、などです。
 また、私が感じた企業法務、一般民事固有のことでいえば、企業法務は、短期納期ゆえに、長時間・休日労働となりやすく、業務内容に興味がなければ、仕事で忙殺されただただ苦痛であること、一般民事は、依頼者の意向に沿わなければならず、信頼関係が築けないと大変であること、があげられます。
 なお、弁護士である以上、初めはそういうものだ、甘えるなという非難も想像できるのですが、時代は変わっていますし、見て学べというだけではいけないのではと思います。
 他方で、いずれの業務も、依頼者から感謝されたときには、やっていてよかったなと思うので、なんだかんだで、民間に行かず、弁護士を続けている理由はそこにあるかなと思います。

2. 勉強

  2つ目は、日々の勉強です。
 弁護士は一生勉強だという言葉を聞いたことがあると思います。私もこの言葉のとおり、2年目こそしっかりと勉強しようと意気込んでいたのですが、結局、あまり勉強できませんでした。
 もちろん、案件を通じて勉強はしていたのですが、当然、案件ですべての分野を網羅できるわけではないので、やはり自主的な勉強は必要と思います。そこで、最近は、実務の技法シリーズ(こちら)を一通り揃え、読み進めています。

3.プライベート

 平日の夜は、帰宅が早くないため、漫画を読むかYouTubeを見るかという感じです。
 休日は、仕事はないため、家族とカフェで読書したり、散歩したり、どこかに出かけるようにしています(疲れた時は家にほぼいますが)。前事務所では休日も働くことがあったのですが(兄弁は繁忙期は土日も働いていました。)、精神的にも身体的にも負担だったので、私としては、休日は休みである今の働き方が合っていると思います。

3.3年目の抱負

 抱負としては、

① 一人で事件を処理できるようにする
② 法律相談を増やす
③ 個人事件を増やす
④ 文章力を上げる
⑤ 法的知識を身に着ける
⑥ 有意義な記事の作成・セミナーなど(ご依頼も是非)

です。
 弁護士としてはどれも当たり前のことですが、当たり前のことをまずはできるようになりたいなと思った次第です。

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