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#13 たりないわたし〜②自分が選んだ道を進め編〜
余白があってこそ、人は豊かになり、輝くのだと思う。
エンタメはそのために必要で、noteのようなSNSもその要素の一つだ。
前回、人生は「成り行き」と「縁」だ、と話してみた。
もちろん、偶然の産物だけで進んできたわけはなく、ところどころで意思を持って決めたり、諦めたり、飛び込んだりしてきた。
満員電車に揺られながら本や興味ある記事を読み、朝から夜まで仕事。
営業の移動中には本や動画を見て、メモしてインプット。
帰宅したら食事をとり、お風呂や枕元でラジオを聴き一息ついてから、また次の朝がくる。
余白を残さず、ひたすら詰め込んでいた時期もあった。
疲れてなんかいない。
だって、まだ何も成し遂げていないのだから。
お前に休憩する余裕はないんだから、もっと頑張れよ。頑張れ、頑張れ。
と言い聞かせていた。
進んできた道が正しかったのかは分からない。
何を選んでも正解はなく、どんな道に進んでも何か不足しているように感じてしまう。
過去にあったことも、捉え方によっては、トラウマになったり財産になったりと、
簡単に揺らぐ。
かといって、不確実性が高い現代で、何かに身を委ねたり、
誰かと比べずに自信を持ったりするのも難しい。
ただ、これまでに出会った人たちが向けてくれた期待や優しさは、
確かなものだったと思う。
目を瞑って過去をたどると、助けてくれた人、アドバイスをくれた人、
励ましてくれた人の顔が、どんどん浮かんでくる。
成り行きと縁の果てで、「この人が言うなら頑張ってみよう」
と思える人たちに出会えたことが、きっと何よりの財産だ。
皆さんにも1人はいるのではないでしょうか?
そもそもこれまで、大丈夫じゃないから歩み続けるし、
大丈夫になるために手数を打ってきたような気がする。
麦わら海賊団の船に乗ったつもりで、
危険な匂いはプンプンするが、少しでも激しくログポースの針が向く方へ進んでみる度胸は、学生時代には持っていたはずだ(例え微妙だな笑)。
結果として遠回りになっても、道中でのトライ&エラーを自分の手札の一つにすればいいし、行き着いた先を必ずしも正解にする必要はないのかもしれない。
ラジオの構成作家の藤井青銅さんが、オードリー若林さんにレギュラーの放送について
「毎回良いのも良くない」と言ったらしい。
悪い時があるから、良い時が映えるのだと。
全部が全部正解なのも、良くないし、面白くない、という事だと解釈している。
そう考えると少し楽になる。心に余白が生まれる。
いつまでも「完璧な大丈夫」がやってこなくたって、
私は、私が選んだ道を、最善だったと肯定していきたい。
落ち込んだときこそ、自分で自分に胸を張って、進むのみだ。
というわけで、ゆっくりしたい日もあるけれど、
やっぱりもうちょっとだけ、ジタバタしてみようと思う。
2021.09.21 nakadai
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