【東大院試 対策】東京大学大学院 農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻
農学の受験科目
1.TOEFL ITP
2.一般教育科目(生物、化学、物理、数学から1つを選択)
3.専門科目(8科目から2科目を選択)
4.面接
各受験科目の詳細について、自分なりにまとめてみました。
特に面接について書いているブログや記事はあまり見ていないので、少しでも参考になれば幸いです。
1.TOEFL ITP
東工大や京大などの大抵の大学の英語は事前に受験したTOEICの点数を利用する場合が多いのですが、東大は確かほとんどの研究科がTOEFLを採用しています。(ちなみに京大の農学は独自の英語試験です)
僕はもともと東大を受けるつもりはなかったのでTOEICを2回ほど受験した後にTOEFLの勉強を始めましたが、難しさはまるで違います。TOEFLの方がはるかに難しいです。TOEICはビジネス英語なのに対し、TOEFLは留学の目安のテストに用いられるなど、アカデミックな内容になります。そのため、英単語のレベルが高いのはもちろんのこと、歴史的な背景や学術的な知識も要求されます。
2. 一般教育科目
僕は高校で生物選択であり、新領域の受験科目も生物にしていたので、生物を選択しました。
※ここで注意が必要なのですが、一般教育科目と専門科目は事前に選択科目を選んで出願するため、試験当日に自分の解けそうな科目を選ぶことはできません!
一応過去問を見て生物にしたのですが、半分くらいは高校生物で、残り半分は大学で学ぶような分子生物学とかが多かったです。そのため、大学でちゃんと生物を学んでいない僕は、過去問を解きながら「こんなの知らねぇ〜。まじで受かるんかなぁ。」と思っていました。院試の生物は知識量の勝負なので、勉強すればするほど自分の知識のなさを再認識し絶望してました(笑)(生物の勉強法はまた書きます)
僕は学科で基本的な化学、物理、数学も学んでいたので、選択科目の化学、物理、数学も見たことのある問題があり、ちゃんと勉強すれば解けそうな感じがしました(笑)内部生は数学を選択している人が多かったイメージがあります。過去問は1年分が200円ぐらいで売られているので、実際に購入して自分で確認するのをオススメします。
3. 専門科目
水圏生物科学専攻の場合、以下の8科目から2科目選択します。
漁業資源学
水産増養殖学
水圏生物利用化学
水生動物学
水産動物生理学
水圏生物環境学
水圏生命化学
水圏生態学
僕は外部の全く関係のない学科からきた先輩から、6.水圏生物環境学と8.水圏生態学をオススメされたのでこの2科目を選択しました。マクロなことを取り扱っているため、初学の人には向いていると思います。また、僕が大学院で学びたいことも生態学寄りのマクロな分野なのでモチベーションも保てました。点を取りに行くよりも、自分の興味のある分野を選ばないと後から勉強がしんどくなると思います。
4. 面接
一応口述試験となっていますが、ただの面接です。最初に自分の卒論の研究テーマの紹介をするように言われ、紹介した後にいくつか質問されました。自分の研究についてしっかりと取り組んでいればきちんと答えられるはずなので、受け答えの練習ぐらいをしておけば大丈夫です。あとは修士課程で取り組みたい研究についてと、就職するのか、それとも博士課程に進むのか、などの典型的な質問がありました。これらも事前に受け答えを考えて正直に話せば大丈夫です。
ただ、1番衝撃的だったのが、農学の教授陣30人ぐらいが面接時にいたことです(笑)
内部生からしたら見知った先生たちですが、外部生からすると全く知らない、しかも東大の教授たちがこんなにも大勢いると尻込みしかねませんよね(笑)僕は教授らがとにかく多いという情報は得ていたのですがその数に圧倒されました。(これで就活の圧迫面接も役員面接も乗り越えられる気がします笑)
以上が農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻についての簡単な入試情報になります。次回は新領域の入試情報についてまとめたいと思います。
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