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M.R.LABO業務紹介:マーケティング・セミナー講師


はじめは自主セミナーの開催から

 私が、マーケティング・セミナーの講師をつとめるようになったのは、吉祥寺に新しくできたコミュニティ・カフェがキッカケでした。そのカフェは、若いオーナーがとても精力的に色々なイベントを日替わりで開催しており、親しく話ができるようになっていくなかで「じゃ、マーケティングの基礎を学べるセミナーでもやろうか」と私が提案したからだったと思います。
 [マーケティングの素(もと)]と名付けたその講座は、ビギナー向けにマーケティングの全体を俯瞰するというもの。質疑応答時間を含めた1時間半のプログラムでしたが、平日の夜にもかかわらず社会人・学生から主婦まで幅広い方々にご参加いただきました。(ちなみに、この時お世話になったカフェのマスターは、武蔵野市の市会議員を経て、今は秋田で漁師をやられています…)
 この時のプログラムはその後、西多摩エリアで活躍するNPOの皆さんからもリクエストいただき、調布で実施したこともありました。

深掘りする5回シリーズのセミナーも

 一方、私が住んでいる杉並区で活動されている中間支援組織が、あたらしくコミュニティ・サロン的な施設を開設するということになり、その場所を借りて、マーケティングをもっと掘り下げて勉強できるセミナー(教室)を5回シリーズで行わせていただくことなりました。
 シリーズにはしましたが、各回にはテーマを設けましたので、好きな回だけ選んでも良い形にし、トータルで50名近い方に参加していただきました。
内容としては、一方的なレクチャーではなく、途中で課題を投げかけて各人で考え、発表してもらうというコーナーも設けました。ちょうどその頃、マイケル・サンデル教授の”白熱教室”がちょっとしたブームになっていましたので、それにあやかったというわけです。
 各回のテーマは下記の通り。(フライヤー画像も参考にしてください)
①ニーズをとるかシーズを生かすか、それが問題だ? ー 商品と市場の話
②〇〇喰う虫も好き好きって、ホント? ー ターゲットとリサーチの話
③百聞は一見と同じか、否か? ー 広告とPRの話
④はたしてブタに真珠は売れるのか? ー ブランディングとプロモーション   
 の話
⑤SPワークショップ ”自分自身をマーケティングしてみよう!”
5回目のテーマは、自分自身についてSWOT分析を行い、「自分を売り出しためにはマーケティング的にどうしたらよいか?」をワークショップ形式で行いました。
 ちなみにこのワークショップは後日、働くママさんたちの集まりでも実施させていただきました。

Webマーケティングへの提言

 これらのセミナー内容は、各論にしても基礎的なことばかりで、このところめざましい進展を見せているWebマーケティングに取り組むにしても、そのベースとなる考え方を学んでいただけるものと思っています。
 ところで、最近のWebマーケティングの実情を見てみると、とにかくコンバージョンの数値さえ獲得できればよいといった結果至上主義に陥っており、商品ブランディングや広告クリエイティブにおけるロジックなどを一切無視したチープな展開のものがとても多いと感じます。
 「与えられたものが売れればよい」とだけ思うのでは、マーケターとしては失格です。「与えられる」前の段階から関り、「この商品ならこうした方がもっと売れるかもしれません」「これならこの層の人たちをメインにしましょう」といった助言やサポートができ、商品の持つ”力”をクライアントと共有した上で、戦略や戦術を組み立てていくことがマーケターの使命なのです。
 以前、「クリエイティブ・ディレクション」の回でも述べましたが、コスパやタイパを意識するだけでは、真に効果のある、持続可能なマーケティングは生まれません。そういった意味でも、まずマーケティングの基礎を学び、マーケター・スピリットとでも言うべき”心構え”を身につけて欲しいと思うのです。

 マーケティングの基礎を学ぶセミナーですが、機会があればケーススタディ形式のワークショップでもやりたいと思っています。もし、そういったニーズをお持ちの方がいらっしゃるようでしたら、M.R.LABOまでご相談ください。ご連絡は、mail※000※@mr-labo.com(メール送信時、※000※は削除してください)まで。


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