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宅建は最後まで絶対に諦めなければ合格できる試験【経験談】


※具体的な勉強法については有料記事『R4宅建合格。準備期間50日でパスした勉強法(独学)について詳細に解説【体系編】』にて紹介


R6宅建の試験日は10月20日(日)らしい。残り1ヶ月ちょい。正直今の時点で合格ライン(確か35点とか36点)に達しなくても全然大丈夫。全く問題なし。「いやいや、残り1ヶ月しかないとか絶望的なんだけど」という焦りの気持ちがあるかもしれないが、これから書くことを愚直に実践すれば本番で合格ライン以上の点数を叩き出す可能性はかなり高くなる。

ただ、まず前提として残り1ヶ月で間に合う人は

  • 一通りは勉強し、問題集も何周かしている人

が限定である。もちろん、法律系の上位資格にパスしている人は現時点でノー勉でも1ヶ月あれば合格する可能性は高いだろう。民法が得意であればなおさら。また法律系の資格を持ってない人でも民法が得点源になっていたら、間に合う可能性は高い。では、それ以外の人はどうすべきか?

まず、以下の分野を最優先で取り組むべし。

  • 宅建業法(20問)

  • 権利関係(14問)

この2つのは得点源にすべき分野。特に宅建業法。18点は取りたい。最低でも16問。権利関係は民法は苦手でも何とか10問は欲しい。できれば12問。権利関係については過去問で問われる分野(特に民法)がランダムなので、模試なども活用した方が良い。

一方、宅建業法は過去問の焼き直しが多い。なので、過去問演習を中心にやる。おすすめは肢別問題集。年度版過去問集や分野別問題集でも良いが、問題演習を効率的にサクサクと進めるなら肢別問題集が最適だろう。宅建の試験は選択式。選択肢毎に分解すると◯✖️形式の問題が計200問あるという見方ができる。

そうすると、選択肢の正誤を正確に判定する能力を高めた方が得点力に直結することが分かる。本番は伝家の宝刀「消去法」が使えるので、普段の勉強では選択肢毎の正誤を判定する能力を鍛えるべきだろう。やる際は間違った問題合っていたが微妙な問題をメインに解き直す。

そして、解答の根拠が曖昧な場合は、根拠となる知識を調べた上でノートに軽くまとめる。雑で良いので、簡潔に。この「間違いノート」は本番1週間前ぐらいから効力を発揮するはず。僕は作らなかったが、作った方が良かったと後で思った。

他の分野「法律上の制限」と「税・その他」については、暗記要素が強いので、解答の根拠になりそうな知識(その周辺知識も含む)をノートにまとめる。ただ、表や図解などの部分は時間の節約の為にコピーをノートに貼り付ける方が良い。大事なのはインプットの時間をより多く確保すること。

ノートにまとめる部分については、別にコピー用紙でも何でも良い。見返して暗唱したりする用なので、持ち運びが楽な媒体を選ぶこと。とにかく、最終的には選択肢の正誤を速く正確に判定する能力を身に付けることが何よりも重要。なので、解答の根拠となる知識を確固たるものにする作業を優先すべき。残り1ヶ月あれば十分に間に合う。

僕はそういう意識で臨んだ。本番まで一度も合格ラインに達したことはなかったが、間違えた問題 / 自信のない問題に取り組み、「どうやったら似たような問題が解けるか?」「正解するにはどういう知識が必要か?」などを研究した上で、必要な知識や思考を頭に叩き込む行為を繰り返した。その結果、本番(R4)では40点取った。これは最後まで諦めなかったことに尽きる。「本番で取れれば良いや」という少し楽観的な気持ちで取り組むことも大事。間違えた問題 / 自信のない問題を解ける問題にするだけで合格確率はグンと上がる

宅建は「舐めたら落ちるが、しっかり準備すれば普通に合格できる試験」だと思う。頭の良さが問われる試験ではないが、理解力と思考力は必要。それを支えるのが確固たる正確な知識。最後は知識の精度が合否を左右するので、残りはこの精度を高めることに全力を注ぐ。そうすれば、現時点で合格ラインに及ばなくとも、十分に間に合う。

※R4宅建で実際に使った肢別(一問一答)問題集。800問で厳選されており、これを繰り返しやるだけでも合格に必要な最低限の知識は身につく

解答の根拠が分かりやすい解説


解答に必要な知識が簡潔にまとめられている

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