Adoさんの「うっせぇわ」を今更ながらに聴いてみて想うこと
Adoさんの「うっせぇわ」って曲、めっちゃ流行ってますよね。
正直なところ、今の若者の本音をぶちまけているだけの曲なのかなと思って聴く気になれませんでした。
フレーズはすごく耳に残るのと「うっせぇわ」って叫ぶのが面白いのか、子供の中でも広まっているようです。
子供が真似して歌っているのを見た時には「嫌だな」という感情が湧き出てちょっと叱り気味に止めてしまいました。
そんな「うっせぇわ」ですが、先日ラジオ局J-WAVEの番組のテーマの中で取り上げており、話を聴いている中で初めて興味を持ち、ちゃんと歌詞を聴いてみようとなりました。
というのも、鮎川ぱてさんという東大で講義をしている方がゲスト出演されており、その解説がとてもわかりやすかったのと、下記の記事の紹介をしていたのが興味を持った大きな理由でもありました。
この記事、30代の自分には見ずにはいられないタイトルです。(笑)
見事に術中にハマったわけですが(笑)、ちゃんと読んだことでこの曲の意図や深みを知ることができ見方が変わりました。
鮎川さんの書いていることが正解かどうかはわかりませんが、たしかにそう受け取れるなと感じます。
特に、理解を求めているのではなく、「分断」というところにはなるほどな、と思いました。
理解して欲しいのではなくて、むしろ拒絶していて相見えようとは考えてないのだというのは納得でした。
表面的には上司や先輩の話を聞いて、理解して対応しているように見えるけど、本心はこういう風に思っている(人もいる)のだなということを理解できました。
そして、それは決して自分のことを理解して欲しいとかではなく、むしろ歌詞にもあるようにどうだってよくてこちらに対しては無関心なんだなと。
これってすごく寂しい話だなと思いました。
相手の気持ちを理解したいと思っていても、そもそも相手がそれを望んでいなくわかってもらうつもりもなければどうにもならない。
どんなに会話をしても絶対に本心は出てこない。
これが今の若者の本音なのかということをこの曲を通して理解することができました。
これがこの曲に対して見方が変わった理由です。
ただ、じゃあそんな10代、20代にどう接したらいいのか、というのはとても難しいなと思いました。
結局なにを言っても拒絶しか待っていないと思うとちょっと接するのが怖くなってしまいそうだな、と...。
ただ、できることはやっぱりコミュニケーションをとり続けることで、どんなに相手に拒絶されようとも、こちらが諦めずに声をかけ続けることしかないのかなとも思いました。
と、いうわけで今後10代、20代の人と接するときのヒントにしてみようと思った、とうのが結論です。
しかし、ラジオ番組一つでこうも見方が変わるもんなんだなと、久々にパラダイムシフトを体感しました。
やっぱり、誰と話すか、何を読むか、どういう情報に触れるか、とうのは大事なことだと再認識する時間になったことに感謝です。
ただ、子供に「うっせぇな」と言って欲しくないな、ということは最後まで変わらないなと思いました。(笑)
そのうち心の中で言うようになるので、親にはどうにもできないんですけどね...。
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