歴史を知りすぎてしまったCOTENが実践する新しい働き方
株式会社コテンに入社して1日目…
早速やらかしました、、、
実は僕、家族と12月上旬に3泊4日の北海道旅行を予定していて、GoToを利用して高級宿をとってワクワクしていたのですが、
「その日って平日じゃん。つまり勤務日。」だと。
元々、コテン入社前は起業をするつもりだったので、スケジュールは自分次第だからいつでもいいかなと、土日平日をまたいで北海道旅行を組んでいたんですが、会社勤めとなると平日は厳しいわけです。
ここで、この事実をコテン代表であり、我が師匠の龍之介さんに伝えなければいけないという最大級の事案が発生しました。
とはいっても相談するしかないので、慎重に、それはもう慎重に、(多少のエゴも見せつつ)龍之介さんとCGOのたかちんさんに相談しました。
恐る恐る返事を待っていると、15秒くらいで返信が来ました。
へ、、?
ファ!?
軽っ!!
思っていた反応と全然違うぞ。
「会社をなんだと思ってる」「弟子に休みはねぇ」的なのを心のどこかで待っていた(もはや望んですらいた)自分は完全な置いてけぼりを食らいました。
何はともあれ、寛大なご対応のおかげで草野家の北海道旅行は守られることとなりました。
あぁ、緊張した。
コテンには最近、超優秀な社員2名+龍之介さんの弟子である自分の、計3人が加わりました。それもあって、決めなければならないことが山積しているので、頻繁にミーティングをしています。
今日のミーティングでは、コテンメンバーが福岡に集まる日程を決めたりしていたんですが、ある時ふと、CGOのたかちんさんが切り出しました。
「陽夏の件で思ったんだけど、働き方について話したい」
やばい、怒られるのか。乗り越えた障壁よ、また俺の前に現れるのか。そう思って内心ビクビクしていたら、CGOたかちんさんがさらに続けました。
「陽夏が気を遣って休む日を相談してくるってことは、働き方について明確になってないってことだからそれをちゃんと決めておきたい」
ぬ?!
怒られて、いないのか?
そうです、たかちんさんは自分の北海道旅行のスケジューリングを咎めるわけではなく、「働き方に関して皆の共通認識を持っておこう」という提案をしてくれただけでした。
実はたかちんさんは、「働きたい時だけ全力で働いて、調子が出ない時は働かない」という働き方をしていて、9-17時まで働くというような定時の概念がありません。
理由はシンプルで、これがたかちんさんにとって最も生産性が高く、才能を発揮できる働き方だからです。実際に仕事は驚くほど速く正確です。
こうして、北海道旅行がトリガーとなり、その日は、働き方について決めることになりました。
前振りがとても長くなりましたが、本記事ではそこで話した「COTENの働き方」について書いていきます!
COTENの働き方
たかちんさんの役職である「Chief Genius Officer(最高才能責任者)」があることから分かるように、COTENはとにかく人の才能を重視して活かす会社です。
Chief Genius Officer(最高才能責任者)とは?
天才の天才性を見いだし、その才能の発動条件を整え、才能を大爆発させることに責任を負う役職。
社内の天才の才能を爆発させるので結果的に会社も伸びるという仕組み。
才能を爆発させるために必要であればどんな業務もさばいていく柔軟さと担当領域の幅広さもあります。
コテンには変態級の天才があつまりやすいのでとても重要なポジションです。
ちなみに、たかちんさんは才能診断のプロで、COTENに入る前から、経営者など数百名を診断しています。
ストレングスファインダーなどの従来の診断と違うのは、2-3時間かけて診断して、その人の才能だけでなくその「発動条件」を見極めてくれるところ。発動条件が分かれば自分がどんな環境でどんな仕事をする時に一番力が出せるかが明確に分かります。
(1回3万円らしいですが、コテンメンバーは福利厚生で才能診断をしてもらえるというので、ワクワク!!)
需要あったら自分の才能診断の様子を録画して公開したいな、!
話を戻すと、龍之介さんとCGOたかちんさんの働き方に関する考えの根本にあるもの、それは「才能を100%活かすこと」です。
龍之介さん曰く、「チームビルディングの観点から言うと、今みたいなチームの初期形成時はなるべく制限を設けずに、柔軟にしたい。」
「だから『才能を100%活かすためなら、どんな風に働いてもいい』っていう風にしよう」
これが現時点のコテンの働き方ということになりました。
例えば、才能を発揮して成果を出せるのなら1日1時間の労働でもいいし、昼間に集中できないなら無理して働かずに夜に作業を回してもいいわけです。
もちろん「誰かが全然働いてない」とか「死ぬほど働いてる」とかになったらその時は介入して修正する、という方針です。
とにかく色々試して、才能を100%活かすのに最適な働き方を探っていきます。
コテンラジオを聞いていて毎回思うことですが、ひとりの人間が才能を100%発揮した時、歴史はいとも簡単に変わってしまう。
ガンディーの求心力、ヒトラーの演説、アレクサンドロスの即断即決。
そういう歴史の事例を深く勉強してきて、ひとりの人間の才能が起こしうる可能性を心の底から信じている龍之介さんが率いるCOTENだからこそ、できる決断なんだなと思いました。
こんな才能に特化した組織、麦わらの一味ぐらいしか見たことがないし、どうなっていくかは見当もつかないけど、だからこそとてもワクワクしています。
まぁ自由に働くと言っても、自分の場合はまだまだスキルがないから、量をこなすしかないんですが。笑
自分は早朝と深夜の方が集中できるから、働く時間帯を工夫すれば生産性に大きく寄与しそう。色々試してみます。
こんな感じで苦手や得意を開示して、自分の才能が発揮できる場所で戦ってストレスになることは回避するように仕事を設計していってます↓
あ、ところどころ敬語とタメ語が入り混じってるのは、自分の才能を100%引き出すために、たかちんさんが敬語使わなくていいよとご提案してくれたからです。(ただの失礼なやつではないのです。笑)
このように、才能を爆発させるための環境作りが徹底されています。
こういった環境整備のおかげで、既にチーム内でなんでも言い合える雰囲気ができ始めています。
自分の才能を爆発させるためになんでもやってくれるという心理的安全性があるからこそ、挑戦できるし才能も発揮できます。
コテンの働き方については賛否両論あるかもしれませんが、とにかく個人の能力を引き出すための実験を繰り返して最適解を探っていきます。
そして、その過程や結果もどんどん開示していきます。
Twitterにて情報発信しているので、ご興味ある方はフォローください!
COTENの考える副業
COTENには「皆、ちょっとずつ副業をした方がいい」という考えがあります。
今まで、副業は、本業に注がれるべきメンタルリソースが割かれてしまうからデメリットだと考えられてきました。
しかし、龍之介さんはこのようなことを話していました。
ひとつの会社だけで働くって、自分自身もあまり伸びないと感じているから皆ちょっとずつ副業をした方がいい。
これがどう転ぶか分からないし、もしかしたら馬力がなくなるかもしれないけど、複数の場所で働くことによって、お互いの仕事を客観的にみることができるようになることは確か。
この、客観的に現象を捉える能力は、自分のアクションに大きな影響を与える。
例えば、サッカーをしている時に、ずっと一人称視点で自分がプレイヤーとしてサッカーを見るのか、テレビ視点でサッカーフィールドを見ることができるのか、このくらい大きな違いがあると思ってる。
だから別の組織を経験するのは大事だと思ってて、
そういうのやりたい!!
意外とそっちの方が伸びると思ってる。
今までの副業のデメリットは、100あるメンタルリソースを割り振っている状態になるから、分散されて意欲が下がってしまうことだったけど、実は違うんじゃないか。
まずメンタルリソースは「限られた100のところから割り振っているわけじゃないんじゃないか」という仮説がある。
つまり、副業をしたら100が110に増える可能性がある。これを試したい。
やらなくてもいい、自由があるだけだから。
今までは、会社と人生をうまく融合できないから才能を100%引き出すことができなかった。
実験していって、会社とみんなの人生をどうやって融合させていくかを考えていきたい。
フェイズにもよると思ってるから、事業がある程度ランニングするまでは、とりあえずはひとつに集中した方がいいけどね。
自分はまだまだ副業なんてする余裕はないですが、早々にスキルを身につけて、自分の能力を最大限発揮するために最適な働き方を探っていこうと思います。
以上。
コテンラジオリスナーの方々はこういったコテンの中の話も実は気になっているんじゃないかなと思ってます。
僕もいちコテンファンなので、こんな感じで引き続き面白い企業文化やエピソードはどんどん発信してシェアしていきますね!
最後にご紹介ですが、コテンラジオを金銭的に支援する、特典付き月額サポータープランというものがありまして、本一冊買う値段でコテンラジオをサポートすることができます。応援いただけたら、、コテンメンバー一同大喜びです🙌
最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた!