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備忘録 Mr.Children tour 2024 miss you Arena Tour 11/3 大阪城ホール
備忘録
Mr.Children tour 2024 miss you arena tour
11月3日 大阪城ホール
ツアーファイナル参加
■サポートメンバーは2人
キーボード
・Sunnyさん
フルート、サックス、ハーモニカ?
・山本拓夫
■演出
花道はなし。特効花火なし・銀テープなし。
バックに巨大スクリーン(いつもと同じ)
ほか移動する映像板あり。
演出:中盤の3曲で「どこかの一室を模した椅子に座り歌う」演出あり。
■総評:
セトリはアルバム曲と、アルバムに沿った既存曲を追加したストイックな感じ。
MCはかなり少なめ。あっても次の曲につなげるもの。
あとは「大阪!」とか「後ろ!」とか掛け声のみ。
ストイックな感じがして、このままミスチルの武器みたいな代表曲(名もなき詩とかinnocent worldとかトゥモネバ、その他名曲)を一切しないで、終わるかと思ったほど。でも、いまのミスチルはそれでもよかったです。アルバム曲を、アルバムの流れを損なわずにちゃんとLIVE仕様に位置づけてやってくれた気がしました。
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■以下より感想(セトリ順):
開始アナウンスの前、舞台の後ろから(おそらく)スタッフの拍手が激しく鳴る。始まる予感。
■オープニング映像:ライブ本編開始
実写のop映像からスタート。モノクロ系のカラー。
(今回は映像がほぼmiss youのイメージ色のモノクロ)
草を分けて進む男性の?荒い息づかい。草を分け出た先は……海?地平線?ってところでオープニングse。
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00. 叫び 祈り(オープニングSE)
桜井さん以外のメンバー登場し、SE演奏。舞台の真ん中を覆い隠す映像板が下から、そして上からも登場。
間違えて「ポケットカスタネットが一曲目か!やるぅ!」となってしまった。
01. I MISS YOU
桜井さん登場でそのまま歌うが、舞台は映像板で見えないまま、この曲の最後まで歌い切る。舞台の左右に見える縦の大画面(バックスクリーン)には歌う桜井さんの横姿が映される(影つよめ、コントラスト強めではっきり見えない仕様)。
02. REM
映像板が動いて、バンドが見え出すと、まさかのレム。
もちろん会場は沸く。
03. アンダーシャツ
まさかのシリーズ。「Mr.Childrenです。よろしく!」とか「大阪ァ!」とか初め言うてた気がする。個人的にはアンダーシャツ最高だったが、定番でもなく、ノリがREMと異なるためか、意外と乗らない客。メンバーはのりのり。
04.Everthing (it's you)
イントロととも大きな歓声が鳴り、会場が一つになった気がした。手を挙げなかった高齢の方たちもここではノる。
当然だが、ラスサビの「Everthing (it's you)」のコーラスはなし。
《MC》
「このときを今か今かと待ち望んでました。一瞬でも早くこの日を楽しみにしてました。ちょうど20年前につくった曲「靴ひも」という曲の心境です」?的な発言でわりとすぐ次曲へ。
05. 靴ひも
専用映像付でした。黒地の真ん中に横線(よく見るといびつな線=靴紐っぽい)が揺れる。超有名曲ではないし、派手でもなく定番曲でもないが、流れもあってみんなノリノリ感。それがいい感じ。ライブはここから18曲目までMCがなく、miss youパートに入る、という感じ。
06. Fifty's Map
靴ひもの専用映像の黒地のモヤモヤ線が、ラフ画の絵になる。バス、バス停、教室、椅子、机を線で描き、最後にシュッと「Fifty's map」のつづりへ。そして、JENの地声の「ワーン、ツー、スリー、フォー!」が鳴り響き、沸く会場。
「仲間」や「背中」といった歌詞を歌う場面で、その通りにメンバーの背中や、桜井さんとメンバーが一緒に映るシーンが映され、いい感じ。
07. 青いリンゴ
ほがらかにノリの良い曲で、会場はいい雰囲気。
08. つよがり
前曲からの暗転が長く、パッと点いたら桜井さんだけ照らされる、そして流れるSunnyさんのピアノ。
個人的にここは最高。終末verよりは静か?CD寄りかな。(違ったらごめんなさい)
09. Are you sleeping well without me?
Sunnyさんだけ照らされ、ピアノがジャズかバーBGMのように流れタイムへ。
映像は木製の洋風マンションの外観?。その間に、スタッフがステージ横に急いで照明(電気スタンド)と絨毯と椅子を置く。ドアの開く音、歩くコツコツ音(SE)に合わせて、ハケていた桜井さんがステージ中央奥から登場し、椅子にもたれ照明を点け、歌う、という演出。映像に映るのは、雨の日に椅子に腰を掛けて歌う、オシャレな一室のようになっている。
10. LOST
バンドメンバー復活。ええ曲。
11. アート=神の見えざる手(途中からバンド仕様)
「オシャレな一室」の反対側のステージ横にも椅子があり、そこに腰掛けて前傾姿勢でアートを歌う桜井さん。さっきと違い、正面を、足から頭まで映ってる。CDとは違う歌い方 ―ふざけたフリで歌ったり、笑顔で歌うなど ― があった。途中からバンドが参加し、桜井さんも椅子を立ち、ステージを歩き回り、激しくなる。桜井さんの歌い方は狂気的に。「Monster」とか「LOVEはじめました」の喋りをイメージしてもらえればいいかと。
映像も、モノクロの桜井さん、モノクロの目の絵とか、赤いカラーとか、人の気持ち悪いシルエット(アスペクト比が変)ばかり。(これはCDバージョンが良かったと思うが、シンプル過ぎてLIVEでできるわけないよね)。
12. 雨の日のパレード
雨音SEが鳴りはじめ、またアート曲の席に座る桜井さんだが、映像は、アートの席に座るシルエット(桜井さんだが)に、赤い血が滴るが、誰かが来てシルエットに傘をさしてあげるシーンへ。血の雨で傘は赤く染まるが、傘を持った人は歩きだす。背景はヒスイ色になり、色んなカラーの傘を持った人が集まり、明るい雰囲気に。という映像。
傘の人が歩く映像のタイミングで、桜井さんも席を立ちステージ真ん中へ歩き出し歌う。
曲が終わると、また雨音SEが鳴り、黒地にピチョンピチョン(SE)と白い波紋映像。一緒に不穏な鼓動(心音)が鳴りはじめ、音に合わせて、赤い波紋が広がる映像へ。
13. 血の管
ピアノイントロとともに、映像板が上から、そして左右から集まり舞台を隠す。映像板と客席の間の僅かな舞台崖っぷちで、桜井さん一人で歌う(映像板で見えないが、Sunnyさんはピアノ演奏)。
これは次のヤバめの激しい曲か来るのを予感させる!(来ません)
14. Party is over
田原さんと桜井さんのふたりギターで演奏する演出。
CDの通りええ曲。
15. We have no time
油絵のような多彩な映像とともに、油絵のサックスが吹き荒れる映像も。山本拓夫さんのサックスとともに吹き荒れる。曲の最後も、彼のサックスが締めで、そのときメンバーが彼を囲う?ように見つめ、大盛り上がり。
16. ケモノミチ
ライブ冒頭の映像が流れる。草を分けて進んでいた道はケモノミチだった?ということなのか。
映像とともに曲は終わり、黒地に白線(束)の先頭には花びらで出来た鳥が飛んでいく。会場は暗転(次曲へ)。
17. 365日
ワンコーラス目は、バックサウンドなしで、暗闇から「聞こえてくる 流れてくる 君を巡る」とアカペラで歌い出す。映像もなく、 照明が当たり、大きい桜井さんの影がステージ後ろに映る。
ツーコーラス目はじまる前に、少し無音になり、映像に大きくmiss youのタイトルロゴ、そしてピアノイントロ。そしてツーコーラス目からはバンド参加。
18. 記憶の旅人
これはCD通り良い曲。曲が終わると、メンバーみんなが揃って頭を下げ、暗転。miss youパートが終わりましたよ、という感じ。そしてMCへ。
《MC》
「大阪、楽しんでますか?(会場:ワー) 大阪!楽しんでますか?!(会場:ワー!!」的な感じ。今回、はじめてのフリートーク?がやっと始まった感じ。
次曲は「みんなの声を聞かせて欲しい」といい、いきなりジャカジャカとギターをかき鳴らし、ウォーウォーと歌う。
桜井「とまぁ、こんな感じで」
会場「(笑)」
と、客の歌う部分を数度練習する。「オッケー!このまま行こう!このまま行こう!」と盛り上げて、次曲へ。
19. The song of praise
練習した通りみんで大声を出す。映像にもメンバー写真に吹き出しでコール部分歌詞がでる。客の「ウォーウォー」コーラス。桜井さんそのまま客の声をバックコーラスに「歌うね」と、歌唱する(ポルノグラフィティのライブのアゲハ蝶のサビのよう)。
6曲目「Fifty's map」~18曲目「記憶の旅人」までは、全部1つの流れだった。まるでアルバム再現ライブみたいな。MCで客いじりや雑談もなかったから「ここからここまではワンセット」という雰囲気だった。
なので、5曲目の靴ひも以来久しぶりにみんなミスチルライブとして一つになった、という感じだった。
《MC》
「久しぶりに聴いてすごく大切に思った曲」として「END OF THE DAY」をやる、とのこと。MC短め。
20.End of the Day
盛り上がる。「もっと、もっと」のサビのところ客も歌う。もう最後の曲かと思ったぐらい。
21. 未完
桜井さん暗転明けて、ジャカジャカジャカとギターかき鳴らし。ロク生きかと思うほど。そしてイントロ。まさかの未完!個人的に頂点。
ときどき出てきた花びらの鳥が、未完ツアーのテーマ(鳥)としてここに繋がるとは。
自由×3の前の間奏で、散らばるメンバーは客の方へ。
間奏長い(2倍ぐらい)→メンバー戻り→照明が落ち、Sunnyさんの静かなBGMのみに→桜井さんの曲中MCへ。
「2年前、半世紀のエントランスのライブをしました。半世紀へ向けて、つまり50周年に向けてMr.Childrenは動き出しました。本当にそんなことごできるかわからないけど、到達できないかもしれないけれど、でも、楽しんで進んでます」的な、「また会いましょう、次もここで。今日はありがとうございました!」的なMC 。半エンの終わ旅、Thangivi25の沖縄みたいなMCのやつ。そして「いっそ飛べない鳥の羽なんかもがれちまえばいい」と静かに歌い始め、曲は戻り、自由×3も多め。
この曲の盛り上がりによって、もう帰ってもいいと思えるほど幸せな気分になる。
22. 終わりなき旅
未完終わって暗転。メンバーにスポットライトが当たり、例のギターを持っており、終わ旅のイントロ。
もう会場も終わりに向かって走る気満々、やる気満々、一体感と熱気がすごい。
ラスサビ前の静かなところ、「息を切らしてさ〜」を、桜井さんの合図でみんなで歌う。そして曲のラスト2回の「終わりなき旅」は客が大合唱→そして桜井さんの会場を呑み込む長〜いシャウト。桜井さんもう目が見開いて開眼してて、カメラも叫ぶ桜井さんにガン迫りして顔に寄る。寄る。そりゃ恐ろしいナニカみたいになってました。かっこいい。
アンコール
《MC》
桜井さんとSunnyさんだけ登場。「2000年のアルバム「Q」から、Hallelujahを」するとMC。
23. Hallelujah
アコースティックギターとキーボードで、CD通り歌う感じ。が、途中からバンドメンバー登場する。登場したかと思いきや、田原さん、ナカケーは太鼓をもっている!(ナカケーとJENはコーラスも)
ハレルヤのコーラスに、ダンダン!、ダン!と太鼓が鳴され、客はそこで手拍子とコーラス参加。
客の声だけ煽るところもあり、そして手拍子もあり、表現しづらいが、大きな盛り上がり。
厳かで、宗教的で、ちょっと原始的(民族的)で、そこにライブの熱気が混ざった、という感じ。
次はまさか花レルヤかハナイラビューか?!(違います。安易な予想は全てハズレます)。
普通にダン・ダン!と綺麗におわり暗転→終了。(暗転時、一瞬まだ客だけで歌うんかと思った)
24. 優しい歌
イントロが流れ、照明明るくなり、拍手。最後の曲の雰囲気。サビでは、ステージ横に行き、スタンドやアリーナ端っこに「ウォーウォー(アーアー?)」は煽ってくれる。
もう終わるんだな、という感じで、最後の声を振り絞る会場。
アレンジはCD通り(終末2009とは違う)。
25. Sign
暗転からピアノが流れ、会場どよめき。19曲目 The song of praise〜24曲目の優しい歌 まで、割と客参加系or盛り上がり系だったので、うっとり聴き入る会場。
《MC》
▼桜井さんがサポメン+メンバー紹介。
順番に紹介され、そしてJENは拍手の中立ち上がり、ノーマイクで「ありがとうございます!」と言う。
会場「え、なんて?(笑)」
次はレフトスタンド方向に「ありがとうございます」(客は言う一瞬だけ拍手止める)、次はライト方向に言う(もちろん言う瞬間だけ拍手止め)、そして正面に向けて「ありがとうございました!」。
会場「大笑」
桜井さん「www……よかったよ笑」
そして田原さんが桜井さんを紹介。相変わらずこれは好き。
▼桜井さんMCへ。(うろ覚え)
「今日がツアーファイナルらしいですね。全然そんな気がしないです。いや正直、今日が最高でした。今日が最高だったから、もっと続けていたらもっと良くなっていたのにな、と悔しい気持ちがあります。まだまだ終わりたくない、そんな気持ちです。だからまた集まりましょう。
いっぱい出来てるんですよ、いい曲が」
(会場、盛り上がる)
「まだ誰も聴いたことのない(会場「おおー!」)、未発表の曲がありまして……」(会場「おおおおお!」と、未発表の新曲演奏か、と大盛り上がり。桜井さんはやってしまった顔で苦笑。メンバーも笑う。会場もやらないことを察し笑う)
「いやだって違うのよ!メンバーもまだ聴いてないから知らないんだもん!(笑)」
会場「(笑)」
「では新曲を……(会場(笑))……いま発表されている中で!1番新しい曲を(笑)」。そしてin the pocketの紹介へ。
「明日から新しい自分になる、みなさんがそうであるように。またこうして会いましょう、集まりましょう。そして今より元気で!」
(あと心の翼をもって飛び立って欲しい的なことも言うてた。未完的なことですね)
26. in the pocket
素晴らしい曲。黒地を巡っていた白線は虹色の線になり、鳥が飛び、演奏しているメンバーやお客さんを映した映像のその上を、虹色の線が巡る。
■エンディング
メンバー+サポートメンバーで挨拶。サポートメンバーがミスチルの間に入っているのがなんとも良い。
そしてin the pocketをBGMに4人でステージ端からは端まで歩いて、挨拶&さようならをしてくれました。