日本で一番「生活に寄り添う服」を作るオールユアーズ
先日の投稿で、「身に纏う毛布」ご紹介しました。
本日は、その「身に纏う毛布」を企画開発したオールユアーズという会社をご紹介したいと思います。
なぜ、この会社を皆さんにご紹介したいかというと、
私が思うに、現在、日本で一番「生活に寄り添う服」を作っているからです!
私が、皆様に提案したいファッションである、
「その人のパーソナルな部分がにじみ出るファッション」
「その人の生活感が溢れたファッション」
「自分が好きな要素」が感じられるファッションは格好良い。
を、体現してらっしゃる会社だと感じています。(ちょっと悔しい気もします。。。笑)
「何かおかしい」という感覚から生まれたブランド
今回このオールユアーズを知ってもらおうと思うキッカケになった、代表の木村氏のインタビュー記事がこちらのサイトで掲載されています。
https://www.70seeds.jp/ay-256/
「僕はゴミを売ってきたのか?」と題し、現在のアパレル業界の
「何かおかしい」という感覚からブランドが誕生したという話が掲載されています。
全文はリンクページをご覧頂きたいのですが、
その中でも、私が非常に共感し、今のアパレル業界人にこそ見て欲しい部分を抜粋させて頂きます。
"Phoneが固定電話も地図もCDもいらなくしたように、これまでの「当たり前」をひっくり返していこうと。ユーザー視点で物事を見ないと、もはや自分が生きていけない。洋服の業界もテクノロジーが入っていくと壊されていくはず、服づくりを民主化するというのがひとつのテーマです。一番のキーポイントは上から見るか、下から見るか。僕らは後者。"
消費者目線でのモノ作りを徹底しているのが垣間見えますね。
これまでのアパレル業界人は、民衆化される=マス層に向ける=ダサい
という意識があり、その「ダサい」ことを、上から目線で解釈し、
「ほら、こんなにオシャレなものを作りましたよ。あなたにはわかりますか?」
とでも言うように、モノを作って販売している傾向が感じます。
オールユアーズさんは、そんなところにも疑問を感じ、過剰なデザイン、意味不明な美意識は無くした、「消費者が最も生活しやすい服」を徹底的に研究し、商品化しています。
"フードはなぜついてる?雨風を防ぐため。だったら水をはじくものをつくろう。Tシャツはにおいが気にならないように。素材も色々あるけど綿のほうが肌あたりがいい。メリノウールは高すぎるし…。そういう風にものをつくってきたんです。使う人を中心に考えていくと別の解釈があるよね、だから「ALLYOURS」。"
このように語られていますね。
社名にも現れているほどの徹底した消費者目線は感服します。
時代を汲み取る嗅覚も抜群
最後に、木村氏は下記のように語り、インタビューを締めくくっています。
"僕らの提起は2つで。今、服が売れないって毎年言ってるけど、そもそも必要なものを売ってるの?っていうことと、もうひとつ、高校時代裏原系(※A BATHING APE、SUPREMEなどに代表される、90年代後半にブームとなったファッションブランドの総称)とかほしかったでしょ?"
"たぶん僕らが、「同じもの」を欲しがっていた最後の世代なんです。情報の普及と反比例してそういう消費行動がなくなっていった。昔は洋服が、今はインターネットが自己表現のツールになっているんですね。"
"そうすると洋服で奇抜な格好をしなくていい。セルフブランディングとしてもみんなが拒否しだした流れが生まれました。例えば、ノームコアってファッション業界からは説明がつかなかった流れを無理やり納得しようとした、わけわかんないキーワードなんですよ。単に、みんなファッションに興味をなくした結果なだけなんじゃないかっていう。"
"今ファッション好きっていう人は、地下アイドル好きと人数変わらないんじゃないかって思うくらいですよ。自己表現の場がファッションからよそへ移っていったことで、みんな「何をやってるか」を大切にし出したんじゃないか。"
"体験が重要なら、体験に100%埋没できる服を提供する、っていうこと。服が主役の時代は終わった、洋服じゃなくてあなたが主役なんですよってそう伝えていきたいですね。参加型、自分ごと化できる服をつくりたいと思っています。"
今の時代感を汲み取る感覚、今後のファッションの在り方を、冷静に分析しておられます。
この内容も、非常に共感しており、今の時代にあったアプローチ方法は常に模索すべきだと思っています。
従来のアパレル業界のやり方とは一線を画すアイデアは、見習うべきポイントがたくさん詰まっていますね。
まだまだご紹介したいことがありますので、次回に続きます。
次回は具体的に、オールユアーズの商品を交えてご紹介していきます。
これを書いていくにつれて、私も一緒にお仕事したくなってきました(笑)
最後までお読み頂き、有難うございました!
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