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Mr.Childrenのファンなったきっかけ & Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス 2022.6.11 日産スタジアム ライブレポート

前書き

時系列的には逆になってしまいますが、「Mr.Children tour 2024 miss you arena tour 2024.9.27 さいたまスーパーアリーナ ライブレポート」を投稿した際にその使いやすさに感動したので、適宜内容の追加も加えた過去のライブレポートの第3弾として投稿します。
第1弾と第2弾はライブの記憶がそれなりに残っている時に書きました。第3弾となる今回はライブから2年半経っていますが書いてみます。過去のライブレポートは今回で最後です。
今回はMr.Childrenのファンになる前の部分から書き始めます。一言で言うと超長いです。

Mr.Childrenのファンになったきっかけ


コロナが日本にも襲来した2020年の春、当時高校2年生だった僕は学校が休校になり課題も全く無く、かといって何か勉強をする気にもなれず、家でゴロゴロSNSを見たりゲームをしたりして過ごしていました。

そんな中たまたまYouTubeのおすすめ動画で見つけた、「Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25」のプレミア公開の予告。
Mr.Childrenといえば、音楽に興味を持ち始めた中学2年生の頃にちょうど配信アルバム「Thanksgiving 25」がめっちゃ売れていて、なんとなくそのアルバムで1番売れていたTomorrow never knowsを単曲で買ってめっちゃ感動したことを覚えていました。あとはコードブルーのHANABIと君の膵臓をたべたいのhimawariがわかるかなぁくらいのバンドでした。(もちろんサザンとB'zに並ぶ大物バンドであることは知っていました)
どうせ何もすることないし、ライブ映像でも見てライブ気分味わおうくらいの感覚でプレミア公開当日の夜に動画をタップしました。

プレミア公開が始まりオープニング映像が流れて画面の中に登場するMr.Children。Mr.Childrenに限らずライブ自体行ったことがなくライブ会場の雰囲気も全く知らなかった為、画面越しに登場するMr.Childrenにめっちゃ興奮しました。

やがてCENTER OF UNIVERSEを披露し始めるMr.Children。知らない曲なのに、かっこよ!!ってなって既に興奮が止まらず。人生で初めてライブ会場の雰囲気と本物のMr.Children(画面越しではあるけど)を見てめっちゃ楽しいスタートでした。
それから「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」を皮切りに次々に披露されていく名曲達。先述したようにそのほとんどは聴いたこともない曲達でした。でもMr.Childrenが大物バンドである理由がMr.Childrenをほとんど知らない高校生でも理解することができるレベルの名曲達を聴き続け、次第に時を忘れて楽しんでいました。プレミア公開の醍醐味でもあるチャット欄はライブが進むにつれ増え続け10万人を超えコメントも物凄い速度で流れていき、この人数が同じ映像を見ているというモンスターバンドぶりにめっちゃくちゃすごいなと感心しました。

このプレミア公開はライブ映像を前編と後編に分けてプレミア公開をしていました。前編のプレミア公開の次の日に後編のプレミア公開というスケジュールでした。前編で想像以上に楽しむことができた僕は次の日の夜の後編のプレミア公開も見ることにしました。

前編とはまた違った系統の曲達を聴き次第にロックバンドさにも魅了されました。披露されていくロックバラードやダークな曲に楽しい曲…その系統の幅広さに圧倒させされました。
最後に披露された「終わりなき旅」。プレミア公開で初めて聴きました。その歌詞と最高の演奏で高校生であった僕をコテンパンにしたこの曲がきっかけで、僕はMr.Childrenのファンになりました。

しかしコロナが襲来した世の中は僕が思っていたよりどんどん状況が悪くなり、Mr.Childrenに限らずお客さんを入れたライブができるようになる未来が全く想像できない状況が続きました。
2020年の冬にMr.ChildrenはSOUNDTRACKSというアルバムをリリースしましたが、当然アルバムツアーもできず。

Mr.Childrenのライブに行きたい。でもどう頑張っても行けない。そんな状況が続き気づいたら2022年を迎えて僕も高校の卒業が近づいていて、コロナ禍が始まってから2年を迎えるところまで来ていました。でも徐々に世の中は立て直しの方向に進んでいて、Mr.Childrenもお客さんを入れてライブできるのではないかと希望を持つことができるようになりつつありました。
今年はMr.Childrenが30周年を迎える年。どうか状況が改善して、お客さんを入れた30周年ツアーができますように。
そう願っていた中、なんとツアーの発表が!!
もうこれだけで泣きそうでした。どんなにこの時を待ったか。ほんとに嬉しかった。良かった。
でもその後に待ち構えていた高い壁がチケットの争奪戦。Mr.Childrenのライブのチケットなんてきっと当たらないって…
あのThanksgiving 25のプレミア公開で10万人を集めたモンスターバンドぶりに、チケットも全く当たらないのではないかと恐れ慄いていました。当時はファンクラブにも入っておらず、大学1年生の5月に授業をサボって東京ドームに行くという発想もなく、遠征する余裕も持ち合わせておらずで、選択肢は日産スタジアムの公演に一般応募だけでした。当時はアルバイトもしていなかった為、2枚当たったら金銭的にまずいかもしれない…そしてひねり出した答えは「6月11日土曜日で1枚で一般で応募」でした。
そんな状況でMr.Childrenのチケットなんて当たらないと思っていました。でもあれだけこの時を待ったんだから、チケット当たるならどんなに不幸になってもいいと必死に神様に心の中で訴えつつ迎えたチケットの当然発表。
ページを開くとなんと、、当選の字!!!!!
嬉しすぎて部屋の中で飛び跳ねました。夢見てた未来が来たという事実がしばらく信じられなかったです。

ここからライブレポートです!!


そうして迎えた6月11日土曜日。

この話、XとInstagramには書いたことがないのでネットに書くのは初めての話です。
この日僕は18年の人生で最大かもしれないと思ったミスをしました。
というのも、どういう訳か6月11日土曜日の公演に応募した事を全く忘れていて、加えて飛ぶほど嬉しかったからか手に入れたチケットをよく確認しておらず、6月12日日曜日のチケットだと思い込んでいたのです…作り話ではなく本当の話です、、、
これに気づいたのが、6月11日土曜日の昼食を食べた後。
待ちに待った明日のライブ、何時に会場到着しようかな、せっかくだし始発で行こうかな…
グッズはこのTシャツとピンクの日産スタジアム公演限定のタオルを買おうかな…
席はスタンド1階か!雨の心配はしなくて良さそうだ!
そうそう、折り畳み傘を持っておかないと…
そういえばチケットの注意書き、しっかり読んでなかったな…ん、あれ日付土曜日??…

あああああ!!!!!
やばい!!!!
ライブ今日じゃん!!!!!!

なんとライブ当日の13時頃にやっと気づいたんです…
あれだけ楽しみにしてて、チケットの当選の字を見た時は飛ぶように喜んだライブの日付を間違えるなんて…あぁほんとにバカすぎる、、、開演間に合わんかも…

急いで荷物を準備して、親に「ライブ今日でした」という事実だけを伝え家を飛び出ました。包丁を持った人に追われてる時くらいでしか味合わないであろう焦りと心拍数の急上昇を感じながら、電車で新横浜の地に向かいました。大惨事すぎる…

そうして日産スタジアムに到着したのが15時過ぎでした。7万人入るスタジアムなので開場時間が長く、もう僕が到着した時間には開場してました。3時間くらい前に家で考えていた始発で行こうっていう話はどこに行ったの、、、
会場に着くと、この時間からでもこの長蛇のグッズ列に並んでグッズを買ってライブに参加できるかと不安になり、心拍数はずっと高止まりでした。
間に合わなそうだったら列抜けてグッズは無しでライブ見ようと思いつつ1時間並び、16時20分ごろに無事にグッズを買うことができここでやっと安堵しました。

6月ということでそれなりの気温だったので飲み物も会場でたくさん買い、いよいよ入場。
スタジアムの中に入りその人の多さに驚きました。
会場はめっちゃ大きいのを想像していたので、想像通りというかむしろ思っていたよりも大きくないかもという感覚でした。これなら肉眼でもMr.Childrenが見えるとめっちゃ興奮しました。

入場から20分経ち17時になりいよいよ開演。
優しい歌とmemoriesが流れ、Mr.Childrenの歴史を振り返るオープニング映像にどんどん興奮が高まり、自分がMr.Childrenのライブに参加しているという事実にもう涙が出そうになりました。
当時はMr.Children垢をやっていなかった為、セットリストを知りませんでした。2年前コテンパンにされて以来ずっとMr.Childrenの曲の中で1番好きな終わりなき旅、聴けるかな。聴けるとしたら最後かな??
そんな事を考えていたらスクリーンが閉まり、オープニング映像が終わりました。

一瞬の静寂。

そして聴こえ始めたあのイントロと映し出されたBlue flower。思わぬ1曲目に頭の処理が3秒くらい止まりました。心臓を直接殴られたような衝撃。そしてJENのドラムインと共に見え始めたMr.Children。

2年前に僕をコテンパンにして、Mr.Childrenのファンになるきっかけとなったこの曲。
2年間ずっとずっと待ち続けていたMr.Childrenのライブ。
チケットの当選の字を見て飛び跳ねるくらい嬉しかったMr.Childrenのライブ。
ライブ当日にミスに気付き決死の思いで向かったMr.Childrenのライブ。

そんなライブで1曲目にこの曲。無理でした。涙を堪えられる理由が一つも無く。両隣の人を気にする事も無くずっと泣いていました。
本当に嬉しかった。夢だと思いました。

どんなものにもきっと、終わりはあるのだと、今は思っています。
でも、だからこそ、いつまでもずっと、続いていくことを願って。
だからこそ、今ある情熱の全てを、エネルギーの全てを、音に変えて、声に変えて。
今日。2022年、6月19日、ヤンマースタジアム長居。
人生、最高の音を、皆さんに、お届けしたいと思っています。
今日は最後までよろしく!
僕らが、Mr.Childrenです。

(桜井さんの言葉を覚える余裕がなかったので、円盤のMCから引用しました)

この日の体力だけでなく、これからの人生にも生きる限りないパワーをこの1曲目に頂きました。
半世紀へ向けて歩み出したMr.Childrenの最初のワンシーンをこの目で見届けることができ、本当に良かったです。まだまだMr.Childrenの曲は知らない曲が多いけど、終わりなき旅はもうずっと僕の中の1番だと思いました。

そうして2曲目に名もなき詩。
Thanksgiving 25のプレミア公開で見て以来、よく聴いていた曲です。改めて自分がMr.Childrenのライブに行けているのだと実感しました。2年前は画面の中のお客さんが楽しんでいたこの曲。今は自分が手を挙げて楽しんでいました。

海にて心は裸になりたがる
シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜
innocent world

Mr.Childrenの生音で聴く、重力と呼吸の曲とThanksgiving 25のプレミア公開で出会った曲。
2年前のあの日、画面の中でMr.Childrenが演奏していた曲を、今はすぐ近くでMr.Childrenが演奏してくれている。コロナウイルスという高い壁を乗り越えてライブに行くことができたという事実とMr.Childrenに、心の中で限りなく感謝をしました。

彩り

ただいま。おかえり。
初めましてなのに、おかえりと言われ家のような温かさを感じました。

口笛
車の中で隠れてキスをしよう
Sign
タガタメ

どの曲もこれまでは画面の中でMr.Childrenが演奏していた曲。1曲1曲を忘れないように、耳に焼き付けました。

Documentary film
DANCING SHOES

Mr.Childrenのファンになってから最初に出たアルバムの曲達。ずっとライブで聴けるのを楽しみにしていました。

LOVEはじめました
フェイク
ニシエヒガシエ
Worlds end

立て続けに披露されるMr.Childrenのバンドサウンドの魅力が詰まった曲達にコテンパンにされました。

永遠
others
Tomorrow never knows

新しい曲に、Mr.Childrenで1番売れた紛れもない名曲。もうだいぶ空も暗くなっていました。Tomorrow never knowsに、Mr.Childrenはやっぱりモンスターバンドだと感じさせられました。

光の射す方へ
fanfare
GIFT

あっという間にライブもクライマックス。光の射す方へで打ち上がった花火は今でも覚えています。
本当にあっという間でここまで22曲も聴けていたということに後からびっくりしました。
本編はここで終わり。夢のような時間であっという間すぎて、GIFTが終わった後の寂しさが凄かったな。

エソラ
HANABI

アンコールにSUPERMARKET FANTASYから2曲。聴けることは無いと思っていた、イントロのアレンジがついたエソラがめっちゃ嬉しかったです。
声出ししたいけど、今はまだ我慢。ライブに行けたということだけで幸運だから、コロナが終わって声出しできるようになった時にこの時の分も全部出せばいいと思えました。

生きろ

幸せだったライブもいよいよこれで最後の曲。
思い切り笑えるその日が来るまで、生きろ。
このMr.Childrenからのメッセージでこれからもずっと生きてやろうと思いました。

最後までコテンパンにされ、初めてのMr.Childrenのライブは幕を下ろしました。半世紀へのエントランス、そのタイトル通りに半世紀へ向けて歩み出したMr.Childrenのファンとして、これからも生きていこうと思いました。

何度も同じことを書いたけど、Thanksgiving 25のプレミア公開から2年間ずっと待ち望んでいたこのライブ。世の中が、Mr.Childrenがコロナを乗り越えて、30周年に半世紀へのエントランスというタイトルでツアーをすることができたという事に本当に感謝でした。そしてそのツアーに自分が参加できたという事にも本当に感謝でした。

あぁほんと間に合って良かった…
もう絶対こんなミスはないようにせんと…笑

2024/11/11

(6086文字)


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