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40歳、新たなつながりをつむぐ挑戦『沖縄ダブル成人式2024』の舞台裏

40歳の節目に、実行委員長として「沖縄ダブル成人式2024」の企画・運営を行った。その背景や運営のリアル、そしてこの挑戦を通じて得たものについて語る。

Key Visual made by Dai Miyaguni

20年の時を超えた挑戦:
なぜ「ダブル成人式」を企画したのか?

ハタチの時、成人式には参加できなかった。浪人中で勉強に精一杯。その時は同級生と顔を合わせる余裕も、自信もなかった。
そんな過去を抱え、一つ上の先輩たちがダブル成人式を実施しているのをSNSで知った。実施の様子をネット上で見た時に、楽しそうな笑顔や熱気に心を動かされた。

ダブル成人式2023の様子
ダブル成人式2023の全体集合写真

「これは単なるイベントではなく、沖縄で同級生どうしをつなぐ大事な機会になる。また自分にとっては、ハタチの成人式に参加しなかった意味を変えてくれる、キッカケになるはずだ」と直感した。

これまでの人生の挑戦は、個人の努力や会社組織によるものが多かった。
18才の時はほぼゼロからの勉強で国立大学に合格(2年かけて)。20代では海外就職に挑戦。30代で県や国の大きなプロジェクトをフロントで推進することができた。
今回は違う。宮国イチ個人として人を巻き込み、チームを動かし、プロジェクト全体を成功に導くことが求められる。集客、資金集め、予算の管理、企画の推進、制作、メンバーのモチベーション維持。全てが個人で試される挑戦だった。

沖縄で生きる上で大切なもの:
「つながり」の力

沖縄では、人とのつながりが生活の中で大きな意味を持つ。島の中ではどこかで誰かとつながっていることが多く、それが同級生ならばより強固なものになる。そうした関係を大切にし、広げることができれば、沖縄での生活はよりゆたかで充実したものになると考えていた。

ダブル成人式を通じてあらためて感じたのは、時間が経っても変わらない絆の大切さ。再会した瞬間に笑顔が広がり、会話が弾む。その場が持つ力は、単なる懐かしさを超え、未来への活力となると実感した。

(ダブル成人式2024)久しぶりの出会いも、初めましての出逢いも
(ダブル成人式2024)20歳の時は追いかけられなかった夢も、40歳になった素晴らしい仲間たちとなら叶えられる

▼ 沖縄テレビのニュースで紹介していただきました。

(ダブル成人式2024)豪華MC陣のお三方。左から嘉数ゆりさん、田仲メリアンさん、ミキトニーさん。同級生だけど、眩しくて直視できませんでした☆笑
(ダブル成人式2024)全国区で活躍中のお笑い芸人「しゃもじ」のお二人。この日のためにわざわざ東京から駆けつけてくれました。もちろん、二人も同級生。

参加した同級生たちからも、実行委員冥利に尽きる感謝のコメントをたくさんいただきました◎

企画運営のリアル:
難しさと楽しさの狭間で

企画運営の難しさ

企画メンバーでオンラインミーティングを設定しても、仕事や家庭などの事情で予定通りに参加してこない。事前準備をどんなにしても、土壇場でミーティングをキャンセルされることもあった。さらに、メンバーから理解を得られず批判されたり、詰められることもあった。

企画進行はほぼオンラインMTGで実施。
ちなみに、このメンバーから詰められた訳ではない。笑

無報酬のプロジェクトだからこそ、関わるメンバーのモチベーションの維持が大きな課題だった。目標が見えづらくなる時期もあり、それをどう乗り越えるかが鍵となった。

企画が成功する確信を得た瞬間

しかし、時間が経つにつれ、メンバーが自ら動き出した。イベントが近づくにつれ、情報共有が活発になり、チーム全体に一体感が生まれた。
特に、最後の数日間でメンバー同士が自主的に集まり、話し合いを重ねる姿を見た時、「これは成功する」と感じた。宮国が指示しなくても、共通の目的を持って自らの意思で動く瞬間が生まれたからだ。

挑戦を通じて得たものと、抱え込みすぎた反省

成長したスキル

人をまとめ、動かすことの難しさを痛感した。金銭的な利益が発生しないプロジェクトでは、純粋な情熱と目的意識が重要になる。メンバーの気持ちをどう盛り上げ、維持するか。その経験を通じて、リーダーシップとマネジメントの力が鍛えられた。

限界を感じた瞬間

集客が思うように進まず、イベント収支の不安が大きくなった時が一番の試練だった。メンバーからの期待とプレッシャーの中で、続けるべきか悩んだ時期もあった。
しかし、最終的には「どんな形でもやり遂げる」ことを最優先に考え、気持ちを切り変えながら進めた。完璧を求めるのではなく、目的を果たすことの大切さを学んだ。

40歳の節目に挑戦する意味

ダブル成人式を通じて、これまでつながっていなかった者同士が、同級生というつながりだけで、共通の目的を持って動き、助け合った。この経験は、単なるイベントの成功を超え、一生の財産となるものだった。

実行委員メンバーとスペシャルMC&ゲスト。みんな同級生!

40歳という節目は、人生の新たなステージに向けた大きな分岐点になる。
ただ通過するのではなく、何かに挑戦することで、その先の人生が大きく変わることを実感した。

これから40歳を迎える人へ

人生の大きな節目に、「ダブル成人式」という挑戦をして欲しい。
ダブル成人式の企画・運営で困ったことがあれば、私の経験が参考になるのであれば相談にのりますよ!
「沖縄ダブル成人式2024」を企画・運営する中でたくさんのサポートをしてくれた先輩たちや、現場運営を手伝ってくれた後輩たち。また係わってくれた全ての人への感謝と、その想いを次世代にもつなげていくためにも。

仕事以上に仕事をした、ダブル成人式2024のひとコマ。インカム付けて会場を裏方で文字通り“走り回りました”
進行台本片手にMCのサポートに尽力しました

開会挨拶には、魂を込めました▼

『沖縄ダブル成人式2024』 全体集合写真。
総勢約280名以上‼︎

大盛況のうちに幕を閉じた一次会の“熱”がおさまらない同級生たちは、その熱気をおびたまま二次会へ。
那覇市松山のダンスホール「CROWN」を貸し切って夜通し同級生みんなで唄って踊りまくりました☆

二次会Key Visual made by Dai Miyaguni

「何歳になっても、集まって騒げる時に、ガッツリ騒ぐ奴がカッコいい!」

みんな最高にカッコいい40歳でした☆


最後に、参加者の皆さまからいただいた貴重な参加費の一部を、
首里城復興のために沖縄県と、
貧困家庭への支援活動を行っているフードバンクセカンドハーベスト沖縄へ、15万円づつ(計30万円)寄付を行うことができました。

40歳のスタートを同級生みんなでお祝いし、また沖縄県の未来に貢献できたことを、心から誇りに想う☆

首里城復興のために沖縄県へ寄付
貧困家庭支援のためフードバンクセカンドハーベスト沖縄へ寄付


最後までお読み頂きありがとうございました^ ^


沖縄ダブル成人式2024
実行委員長
宮国 大



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